第53回 アルファロメオ アルファGT(現行) 【おいしい中古車】
2008/11/07
■デザインとおいしさで選ぶ最良のクーペはコレだ!
車はカッコが命、と言い切るつもりはありませんが、車選びにおいて、スタイリングは重要なウエイトを占めると思います。どんなに中身が良い車でも、「どうもカッコがねぇ」で敬遠するという方もいらっしゃることでしょう。それだけスタイルは大切なワケですが、その方面で秀でていると言われるのがイタリア。なかでもフェラーリの美しいスタイリングは誰もが認めるところです。
しかし、スーパーカーでもあるフェラーリは、おいそれと買えるものではありません。じゃあ何だ、と。イタリアの車はフェラーリだけじゃありません。みなさん、フェラーリの生みの親とも言えるアルファロメオを忘れてはいませんか? ご存じの方もいらっしゃると思いますが、フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリは、アルファロメオのレーシングドライバーだったんです。
日本でアルファGTが登場したのは2004年の6月。アルファ156をベースに、ベルトーネ社との共同作業で作られています。そのデザインは超個性的。国産車でもしこのようなデザインを出そうとしたら、まず間違いなく上司の決済が下りず、市販されることはないでしょう。車に個性を求める人にはうってつけの車と言えます。
■スタイルだけじゃない、装備と快適性も優秀
だからと言って、スタイルだけというわけではありません。中身もしっかり充実しています。エンジンは、パンチの利いた2Lの直4とトルク感たっぷりの3.2LのV6。2Lには5速のセレスピードが、3.2Lには6MTが搭載されています。
セレスピードとは、AT限定免許でも運転できる2ペダルMTのこと。
CITYモードにすれば、アクセルを踏んでいるだけで勝手にシフトアップしてくれます。もちろんシフトノブやハンドル裏のパドルを使えば、任意のタイミングでのシフトチェンジも可能です。シフトチェンジにかかる時間はVWのDSG並みとはいきませんが、電光石火のシフトダウンは感涙もの。4→3→2とシフトダウンする際には、“フォン・フォゥーン”と回転数を合わせるブリッピングが入り、これがまた最高に気持ちいいんです。
構造的にはMTなので、ATのようなトルコンスリップもありません。「MTがいいけど渋滞のことを考えると…」という人はセレスピードが断然オススメです。
それもそのはず、アルファGTの新車時価格は、2Lのセレスピードで439万円もしていたんです。それが今いくらで購入できるかというと、走行5万kmで修復歴なしの最安値物件が149万円。新車時の1/3近い価格で売られているのです。これは知名度が大きく関係していると思われますが、だからこそチャンスなのです。半面タマ数が極端に少ないので、気になった方はさっそくチェックしてみてください。
車はカッコが命、と言い切るつもりはありませんが、車選びにおいて、スタイリングは重要なウエイトを占めると思います。どんなに中身が良い車でも、「どうもカッコがねぇ」で敬遠するという方もいらっしゃることでしょう。それだけスタイルは大切なワケですが、その方面で秀でていると言われるのがイタリア。なかでもフェラーリの美しいスタイリングは誰もが認めるところです。
しかし、スーパーカーでもあるフェラーリは、おいそれと買えるものではありません。じゃあ何だ、と。イタリアの車はフェラーリだけじゃありません。みなさん、フェラーリの生みの親とも言えるアルファロメオを忘れてはいませんか? ご存じの方もいらっしゃると思いますが、フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリは、アルファロメオのレーシングドライバーだったんです。
↑ベースは今となっては旧型となるアルファ156だが、ベルトーネの手によるスタイリングにより、洗練されたラグジュアリィクーペに生まれ変わっている(左右)
そんなわけで、今回のおいしい中古車は、情熱の国イタリアが生んだラグジュアリィクーペ、アルファGTをご紹介します。日本でアルファというと、セダンの156、ハッチバックの147が有名ですが、クーペも存在しているのです。日本でアルファGTが登場したのは2004年の6月。アルファ156をベースに、ベルトーネ社との共同作業で作られています。そのデザインは超個性的。国産車でもしこのようなデザインを出そうとしたら、まず間違いなく上司の決済が下りず、市販されることはないでしょう。車に個性を求める人にはうってつけの車と言えます。
■スタイルだけじゃない、装備と快適性も優秀
だからと言って、スタイルだけというわけではありません。中身もしっかり充実しています。エンジンは、パンチの利いた2Lの直4とトルク感たっぷりの3.2LのV6。2Lには5速のセレスピードが、3.2Lには6MTが搭載されています。
セレスピードとは、AT限定免許でも運転できる2ペダルMTのこと。
CITYモードにすれば、アクセルを踏んでいるだけで勝手にシフトアップしてくれます。もちろんシフトノブやハンドル裏のパドルを使えば、任意のタイミングでのシフトチェンジも可能です。シフトチェンジにかかる時間はVWのDSG並みとはいきませんが、電光石火のシフトダウンは感涙もの。4→3→2とシフトダウンする際には、“フォン・フォゥーン”と回転数を合わせるブリッピングが入り、これがまた最高に気持ちいいんです。
構造的にはMTなので、ATのようなトルコンスリップもありません。「MTがいいけど渋滞のことを考えると…」という人はセレスピードが断然オススメです。
↑スポーティさと高級感を併せ持ったインパネ(左) 2Lは166ps、3.2Lは240psをそれぞれ発生する(中) ボディサイドにはベルトーネのエンブレムが入る(右)
走りのほうはこれくらいにして、装備の見てみましょう。これがかなりの豪華装備。クルーズコントロールをはじめ、BOSEサウンドシステム、CDチェンジャー、デュアルゾーン式フルオートエアコンなどが標準装備されています。安全面に関しても、6エアバッグやVDC、ASRなどが奢られており、スタイルや性能だけでなく、装備の面でも非常に高いレベルにあるのです。それもそのはず、アルファGTの新車時価格は、2Lのセレスピードで439万円もしていたんです。それが今いくらで購入できるかというと、走行5万kmで修復歴なしの最安値物件が149万円。新車時の1/3近い価格で売られているのです。これは知名度が大きく関係していると思われますが、だからこそチャンスなのです。半面タマ数が極端に少ないので、気になった方はさっそくチェックしてみてください。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第53回 アルファロメオ アルファGT(現行) 【おいしい中古車】/旬ネタ
あわせて読みたい
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 閑静な住宅街に潜む、跳ね馬と闘牛がいるガレージ【EDGE HOUSE】
- 【名車への道】’14 BMW i8
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 本場ドイツの名門レース「DTM」が、再び注目を集めるワケ!【EDGE MOTORSPORTS】
- 残された時間はあとわずか!? 「大排気量エンジン×MT」という歓びを味わえるオススメモデル
- 手ごろなライトウェイトFRスポーツだったマツダ ロードスター(2代目・NB型)も値上がり傾向。狙うなら今しかない!
- 【試乗】新型 BMW 2シリーズ グランクーペ│前輪駆動で室内空間向上も、今までとは一味ちがう鋭さの増した駆け抜ける歓びを備えた1台!
- アマチュアからの人気が高い量産車ベースのカテゴリー「GT4」、GT3とは違うその魅力とは?【EDGE MOTORSPORTS】