次期クラウンの開発事情
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / クラウン / ニューモデルスクープ!
2021/06/13
SUV転身説はトーンダウン
16代目にあたる次期クラウンの開発が迷走しているようだ。世の流れに合わせて、SUVへの完全転身をもくろんだものの、販売会社やユーザーからの拒絶反応が思いのほか大きかった。そのために軌道修正が図られ、結果的にセダンを存続させる方向でプロジェクトは動き始めている。
2020年11月に世間を騒がせた、「現行モデル限りで、クラウンのセダンは終了へ。SUVに転身」のニュース。スクープ班も明確な情報をつかめないまま、時間だけが過ぎていった。
約半年が経った2021年6月、ある関係者から「次期クラウンの開発は進んでいて、3BOXセダンもプランに入っている」との証言を得られた。そこで、現時点で判明している次期クラウンの開発事情を整理していく。
FF方式に生まれ変わる
次期クラウンには、カムリと同じプラットフォームが用いられてFF方式に変わる。最も気になるSUV転身説については間違いではなく、派生モデルとして「クラウンCROSS(仮称)」の投入も検討されている。
前述したように、セダンのデザイン開発も進められており、現行モデルよりさらにクーペルックを極めた姿が有力候補に挙がっている。
セダンと派生車種「CROSS」は似て非なるようで、外板パネルが作り分けられているなどデザインは完全に異なるようだ。
中国専売SUVとミニバン、クラウンとして登場
冒頭で触れたセダン終了説は、「トヨタが世間の反応を見るために流布させた可能性もある」と前出の関係者は語る。
SUVへの完全転身が検討されたことは事実だろう。しかし、そのニュースに対して「販売店やユーザーから想定以上に強い拒否反応が出た模様」(関係者談)で、これを受けてセダン継続へと方針が変わった公算が大きい。
余談ながら、2021年4月に開催された中国、上海モーターショーでトヨタは、ヴェルファイアのマイナーチェンジ版と新型ハイランダーの兄弟車にクラウンの名を冠した。
数年後にはセダンと「CROSS」が発売されてファミリーは拡大される見通しだが、そのセダンと「CROSS」はアジア以外の国でも売り出されるようだ。
※2021年6月11日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年以降
■全長×全幅×全高:4910×1825×1535(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4+モーター
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
- トヨタと共同開発中のピュアEV、スバル ソルテラ
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 2022年モデルのGT-Rニスモ、スペシャルエディションを投入
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 【試乗】新型 トヨタ MIRAI|日本が生んだ大人のサルーンは、世界初の技術とともに進化を続ける
- 【だけじゃないクルマ屋さん巡り】まるでアウトドアショップ!? 玄人キャンパーも垂涎のお店「U-BASE湘南」