ゲレンデでの実用性だけでなく、意外性のある車を

ゲレンデの駐車場において、差別化を図ることを主眼に置いて今回10台選択しました。もちろんコストパフォーマンスも考慮してあります。冬場だけでなく、アウトドアスポーツ全般によきパートナーとなってくれそうな車たちです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。アナタの車選びに新たな選択肢が広がるかもしれません。

第10位はポルシェ911(旧型)。ポルシェでスキーに行く、というギャップがたまりません。4WDを採用しているカレラ4が狙い目でしょう。スポーツカーですからSUVやミニバンに比べて狭く窮屈ですが、一緒に行く人との距離が縮まります。「ルーフトランスポートシステム」と呼ばれる純正キャリアを購入すれば、スキー板やスノーボードを載せることもできます。スキー場では驚きと羨望の眼差しがいっぱい。中古車相場は下げ止まった感があります。買うなら程度の良いうちに!

第9位はアウディA8(現行)。高級車でゲレンデに乗りつける、ってかなりの差別化です。標準で4WDを採用しているA8は、抜群の高速安定性だけでなく、雪道でも強いです。新車価格から見ると、中古車はバーゲンセール。現行型でも国産中型セダンの新車価格で狙えてしまうほどです。快適かつ優雅にゲレンデに登場し、快適かつ優雅に立ち去っていく姿が思い浮かびます。ミニバンのように車内で着替えるのは難しいですが、そこは優雅にホテルを利用したいところです。

第8位はホンダアクティトラック(現行)。半分ウケ狙い、半分マジメに選びました。荷物は荷台に積み、荷物カバーで移動してしまいましょう。こんな実用的な車、商用だけに使うのはもったいないです。2人しか乗れませんが、そんな割り切り具合がまた素敵。ゲレンデの駐車場でも、“こういう使い方があったか”と感心されることでしょう。夏は海、冬はゲレンデ、どんなアウトドアアクティビティにも強い味方でいてくれることでしょう。農家の需要が高いのも、うなずけます。

第7位はVWパサートワゴン(旧型)。「V6 4モーション」、「W8 4モーション」のいずれかをオススメします。ステーションワゴンで、4WDで、割安感ある中古車相場、という三拍子が揃った車です。実用的でありながら、高級感もあるんです。作り込みはドイツ車にイメージする質実剛健さたっぷりですし、ちゃっちく感じられる部分が一切ありません。気になるあの子も質実剛健な車選びをする貴方に、ゲレンデで恋してしまうかもしれません。家族持ちは、堅実な家庭が築けそう。

第6位は三菱ランサーエボリューションワゴン(旧型)。アスファルトでは新幹線のように速く、雪道でも4WDが安定した走りをもたらしてくれます。おまけにステーションワゴンモデルにはATも設定されているので、奥さんへの説得材料にもなるでしょう。日本が誇るランサーエボリューションのステーションワゴンモデル、って外国人には物凄くウケそう。たとえるならアウディRS4アバントのような存在ですからね。しかも100万円台後半から狙えるって、本当においしい話です。

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:ポルシェ911(旧型)|なんでもベスト10

第10位:ポルシェ911(旧型)

写真:第9位:アウディA8(現行)|なんでもベスト10

第9位:アウディA8(現行)

写真:第8位:ホンダアクティトラック(現行)|なんでもベスト10

第8位:ホンダアクティトラック(現行)

写真:第7位:VWパサートワゴン(旧型)|なんでもベスト10

第7位:VWパサートワゴン(旧型)

写真:第6位:三菱ランサーエボリューションワゴン(旧型)|なんでもベスト10

第6位:三菱ランサーエボリューションワゴン(旧型)

Report/渡辺 敏史