予算度外視!今、オイシイ中古車ベスト10【なんでもベスト10】《前編》
カテゴリー: クルマ
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2012/07/23
ちょっと無理してでも狙っておきたい車たち
一般的に車は古くなればなるほど値段が下がっていき、30年ほど経つと"ネオクラシック"として価値が見いだされ、そこからの中古車相場は時と場合によって七変化するものです。今回、注目してみたのは今が底値だと思われる中古車ばかり。適度に新しく、中古車相場はガッツリ下がったと見受けられるものです。中古車相場オタクの担当者が太鼓判を押す、コストパフォーマンスの高い車だけを厳選してみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。
第10位は日産 GT-R(現行)。5年落ちで新車時の3割程度しか値落ちしていないのは、それだけ需要があるからでしょう。それでも500万円そこいらで味わえるのは、日本だけの特権!新車時価格でさえ絶対性能におけるコストパフォーマンスは、世界最高峰と言って差し支えありません。電子制御デバイスが手助けし過ぎと感じる人もいるようですが、誰にでも手軽にウルトラ・スポーツカーの走りを味わうことができることの裏返しです。程度の良いうちに狙いたいです。
第9位はマセラティ スパイダー(現行)。新車時価格1300万円オーバーもした高級老舗スーパーカーメーカーの車ではありますが、もはや200万円台から狙えます。直線は十分に速いんですが、そんなに走りの良い車とは言い難いです。でも同時に、公道を走る分には関係ありません(笑)。マセラティサウンドは官能的ですし内外装のデザインや凝りようは、さすが高級車です。見栄えは最高で、着心地の悪いイタリアンスーツという雰囲気を許せるなら、かなりの狙い目です。
第8位はホンダ S2000(絶版)。車両の古さを考えれば全般的にS2000の中古車相場は高値安定しており今後、値上がりしそうな雰囲気すら漂っています。初期型で走行距離が多めのものは安く、新車時登録からさほど時間が経っておらず程度の良いものは高めに推移、と幅広い価格帯から選べるのは今がラストチャンスかもしれません。ホンダが久々に投入したFRオープン2シーターは、電子制御デバイスに頼るのではなくいつまでも愛せる車に仕上がっています。
第7位はポルシェ 911(旧々型)。997型の中古車相場が思ったほど落ちないので、996型の相場も安定した雰囲気です。古くてもしっかり速く、ガッツリ効くブレーキ、路面状況をドライバーに伝えるステアリング、そして911らしい(RR特有の)走りを味わうことができます。リアシートを倒せば意外と荷室として使えるので大人2名には乗用車のように実用的で、空冷モデルのようにメンテナンスを気遣う必要はありません。子育てを終えた夫婦にもオススメです。
第6位はシトロエン C6(現行)。とにかく唯我独尊なオーラが出まくっています。リアウインドウのユニークな形状だけでも、買う価値を見いだせるほどです(笑)。もちろん、ハイドロサスがもたらすユニークな乗り味も魅力です。今後、こういった強烈な個性をもった車はシトロエンといえども投入しにくい環境になってきている、とメーカー関係者から聞いたことがあります。ボーダーレス時代にあえて、強烈なフランスのエスプリを味わってみてはいかがでしょう?