東京モーターショー▲東京モーターショー2019有明エリアの入り口。今回は青海エリアもあり、とても広いイベントになりました。

東京モーターショーって「新車がいっぱい並んでいるだけ」と思っているのでは?

カーセンサー学生編集部の芝本です。

今回は10月24日~11月4日に開催されていた第46回東京モーターショー2019に行ってきました。

モーターショーに行ったことがない人だと、「モーターショーって新車が並んでいるイベントだよね? 車を見るだけなら近所の車屋さんやカーセンサーでもできるし」なんて思っている人もいるのではないでしょうか?

実はちょっと違うんです。人混みの中で遠くから車を見るだけじゃなくって、体験できるブースが盛りだくさんなんです!

そこで、個人的に“体験して”楽しかったブースを紹介したいと思います。
 

迫力のオフロード同乗試乗体験

東京モーターショー ▲今回試乗したトヨタ ハイラックス。日本では珍しい5人乗りのピックアップトラックで、人も荷物も運べるアウトドアにぴったりな車です

一番インパクトがあった体験ブースがこのオフロード同乗試乗体験でした。

当日完全予約制だったのですが、さすがに人気のためなかなか予約が取れず。ラッキーなことにキャンセル待ちのレーンから参加することができました。

このブースでは専属ドライバーの運転で坂道を走行してくれるので、運転に自信のない方でも安心して楽しめます。

まず二輪駆動モードで悪路にてタイヤが滑る感覚を体感し、次に四輪駆動モードに切り替えてガンガン進んでいく普段味わえない体験をすることができました。

また、ドライバーが説明をしながら操作することで違いを感じるように走行してくれるので、自分だけでは分からないオフロード車の凄さを知るができました。
 

東京モーターショー ▲オフロード同乗試乗体験トヨタブースでは、「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」「ハイラックス」の3車種に試乗ができました。

写真で見ると大したことがない傾斜に見えるかもしれませんが、乗っている自分からは地面が全く見えなくなるくらい車が傾く角度で、一般道にはなかなかないスリルと迫力があります。

やはり、写真や外から見るだけなのと実際に乗ってみるのでは、イメージと異なるので、体験することは大切だと感じました。
 

東京モーターショー ▲試乗中の車内の様子。安全のためヘルメットを装着! 頭がドアに当たるぐらい揺れました(笑)

気分はテレビ番組に出演中!?

東京モーターショー ▲一緒にモーターショーに行ったカーセンサー学生編集部員仲間の熊井がヤマハブースで出川哲朗さんになりきりました

モーターショーといえば、車だけと思っている人も多いのではないでしょうか?

バイクや船、1人乗りの乗り物まで、様々なモビリティが展示され体験ができるようになっています。

なので、車だけで飽きてしまうことはないでしょう。自分は1日では足りないくらい楽しむことができました。

また、新しい車や未来のコンセプトカーだけでなく、面白いものも展示されていました。

そのひとつに出川哲朗さんが出演している、電動バイクで旅をする番組と同じモデルのバイクがありました。

ヘルメットも番組同様のスイカ柄(笑)!

まさに、出川さんな気分で写真も撮れ満足です。あまり映えてはいませんが……。

他には、若者に人気の恋愛バラエティ番組「あいのり」のピンクのワゴン車、「ラブワゴン」の展示も間近で見ることができました。

普段はテレビの中でしか見られないような乗り物を、見れるのもモーターショーならではの魅力だと思います。

車好きでなくても、楽しめるブースがあるので女性とも一緒に行きやすく、男性は一度誘ってみるのもオススメです。
 

東京モーターショー ▲実際に展示されていたラブワゴン。中にはメンバーの写真もありました。気分は恋愛探しの旅の途中!?

もちろん新車の体験も!

東京モーターショー ▲三菱 デリカD:5の運転席に乗り込みました。趣味がスノーボード・サーフィン・釣り・キャンプの芝本はアウトドアに人気のデリカに夢中

いろんな種類の乗り物がありますが、やっぱり主役は車!

インターネットの画像では見られても、実際に乗って触ってみると新たな発見があります。

私の場合はアウトドアな趣味が多いので、今年の2月に登場時から気になっていた新型のデリカ D:5で新たな発見がありました。

カーセンサーなどで写真では見ていましたが、実際に運転席に乗ってみると目線が高くて見晴らしの良さを感じることができました。

運転中の目線が高いと周りがよく見え、楽に運転できるので、趣味のアウトドアでの長距離ドライブも快適にできそうだなと感じました。

私は普段は車高が低いMINIコンバーチブルに乗っているため、目線の違いに特にインパクトを感じたのかもしれませんが……。これは実際に乗ってみないと分からないポイントでした。

モーターショーでは各メーカーの自信作の車たちが展示されているため、同じ日にたくさんのメーカーの車を比較できるというのはイベントならではの魅力だと思います。
 

やっぱり実際に乗ったり見たりする体験が車を楽しくさせてくれる

今回、東京モーターショーに行って、とても感じたことが「体験があるからこそ乗り物が楽しくなる」ということです。

やはり、画像や映像などで伝えやすい情報もあれば、実際に見たり、乗ったりするからこそ伝わる情報があります。

今ではインターネットやスマホの普及でわかりやすい情報が多くなりましたが、やはり自分の目で見て確かめることも大切!

それらの情報が合わさることで、より乗り物が楽しくなるんだなと、モーターショーで感じることができました。

さらに、モーターショーなどのイベントでは、一度に様々な乗り物を見たり、乗ったりできるのも魅力のひとつです。

今回の東京モーターショーは来場者数が130万人を上回る結果になり、次回の東京モーターショーは2年後になります。

12月には大阪モーターショー、1月にはオートサロンなど、他にも様々なイベントがあるので初めての方もぜひ参加してみてください。

大きなイベント以外でも、自動車ディーラーなどで申し込める試乗も、店員さんがいろいろなことを教えてくれるのでオススメです。

やはり、乗り物は自ら乗ってみるからこそ楽しさがわかる。

自分の目で確かめにどんどん足を運んでみてください。
 

文、写真/芝本将也(カーセンサー学生編集部員)

芝本将也

カーセンサー学生編集部員

芝本将也

近畿大学経営学部松本ゼミ所属の現役大学生。ゼミでは「若者の車離れを解消する」をテーマに活動中。若者である自分たちが声を上げることで、同世代の車離れに、世の中に、一石を投じたいという思いのもとプロジェクトを立ち上げカーセンサーで執筆中。愛車はミニコンバーチブル