カートラジャパン2019 ▲キャンピングカーやトレーラーの東京オートサロンともいえるイベントが、このカートラジャパン。2019年9月20日~22日にかけて幕張メッセで開催された

車でアウトドアを楽しむための見本市

今年で2回目となるカートラジャパンは、「クルマ×旅」、「クルマ×遊び」を軸として、キャンピングカーやトレーラー、アウトドアグッズを紹介するというもの。

さらに、屋外では都心での車中泊、テント泊体験ができる屋外キャンプ場も併設。発見と体験を同時に楽しめるカートラベルためのイベントだ

日本RV協会主催のキャンピングカーショーが、東京モーターショーとしたら、こちらはカスタムカーやアフターパーツが数多く集まる、東京オートサロンみたいなものとイメージいただければ、わかりやすいのではないだろうか。

会場に展示されたキャンピングカーや、トレーラーは見た目にも個性的なものが多い。数多くの展示車の中から気になったものを紹介していく。
 

カートラジャパン2019▲89年型の古いフォルクスワーゲン T3カラベルをベースに、福井にある店舗内装の制作会社「古崎」が木工商人の技で仕上げた1台
カートラジャパン2019▲古崎カラベルの荷室。高級料亭やレストランのような、緻密な内装の造り込みと素材感は、本場欧州の高級キャンピングカーでも決して真似できない
カートラジャパン2019▲ダイレクトカーズが、アメリカンVAN LIFEをテーマに、必要最低限のものをバンに載せて移動できる、趣味の部屋として開発されたのが、このセドナハウス
カートラジャパン2019▲上記ダイレクトカーズ ハイエースのリアビュー。リアルウッドの室内はもちろん、外観もウッドパネル調にカスタマイズされている。巻暖炉の煙突もコンボイマフラーのように見えてユニーク
カートラジャパン2019▲ランクルとハイエースのコンプリートカスタムブランド、flexdreamによるハイエース
カートラジャパン2019▲巨大ターフが印象的なflexdreamハイエースのリアビュー。各店舗が車種専門店なので、きめ細やかなカスタムオーダーが可能。このハイエース以外にも、新旧ランクルのキャンピング仕様も展示されていた
カートラジャパン2019▲京都にある鈴木モータースが、地元の和文化と京町家の啓蒙を願って制作した、「動く町家」
カートラジャパン2019▲この動く町家は、3日間3万円でレンタルも行っており、お茶会や移動販売車などとして、活用されている。地域活性化のために、自治体で導入した例もあるという
カートラジャパン2019▲軽バン、軽トラの車高を約35mm上げる、FAFリフトアップスプリング装着で、タイアと併せて約50mmリフトアップされた、フォレストオートによるN-VAN。
カートラジャパン2019▲フォレストオートのN-VANは、フロントにはバンパーガード、リアにはビルトインヒッチメンバーがあり、軽量トレーラーのけん引が可能。室内マットも疲労軽減正反発マットを使用

トレンドとなるか、車上泊

今回のカートラジャパンで目立ったのが、ルーフテント装着車。

車中泊が一般的に定着してきているが、これからは車上泊が流行りになるのかもしれない。

手足も伸ばしてのんびり眠れるルーフテントを装着してみてはいかがだろうか。
 

カートラジャパン2019▲Wild Land(裕希産業)のZキャンパー。価格は約28万円。アルミキャリパーは5.9万円
カートラジャパン2019▲上記Zキャンパーが装着された、スズキ キヤリーは、週末だけキャンピングカーに変身する、手頃な価格の軽キャンパー、「キャンパーラボ」。軽自動車という限られた室内スペースを有効活用するためにも、ルーフテントは有効的だ
カートラジャパン2019▲アメ車ファンにはたまらない、古いダッジ バンのフェイスをハイエースにスワップさせた、フルコンプリート車が、ダッジ A100フェイススワップ。TSDスタイリングの手によるもの
カートラジャパン2019▲同じくTSDスタイリングによる、「ジムリィ」。軽バンのエブリイにジムニーの顔をスワップさせたもの。スライドドアや広いキャビンで使い勝手も良さそうだ。ルーフテントは、アルドア製で28.8万円
カートラジャパン2019▲クラフトプラスによる、ハイエースFISHING style。クラフトプラスは、ハイエース、キャラバン用のアイテムやカスタマイズを得意としている
カートラジャパン2019▲FISHING styleは、釣りをテーマに製作。ルーフテントは、オーストラリアのオフロードパーツブランド、ARBのシンプソンIIIで24.85万円
カートラジャパン2019▲キッチンやオーディオが標準装備された、オフロードキャンピングトレーラーが、エムクライムによる、ライカンだ
カートラジャパン2019▲ライカンをけん引する、デリカに備わるルーフテントは、iKamperのスカイキャンプ2.0で、大人3人の就寝が可能となる大型テント。価格は49.8万円
カートラジャパン2019▲通常のダンパー式ルーフテントは、収納作業が大変だが、それをリモコンのワンプッシュで自動開閉できるようにした、画期的な商品がマッツの「Easy Camper-REVOLUTION」だ
カートラジャパン2019▲Easy Camper-REVOLUTIONのハードシェルは、そのまま出入り口のひさしにもなり、非常に重宝する。1ヵ月間レンタルも可能で、そのまま購入すればレンタル代は差し引いてくれる。価格は38万円
text&photo/マガジンX編集部