カーセンサー 8月号▲表紙の車はポルシェ ケイマン。なぜにキャンプシーンに2シーターのスポーツカーが?と思うかもしれませんが、それこそが今号のテーマなのです!

キャンプへ行くなら、往復の「走り」も楽しんで!

カーセンサー8月号(2021年6月17日発売)の特集は、「SUVじゃなくていいじゃない! この夏、『キャンピングGT』に乗ろう!」

コロナ禍以降、屋外で安全に楽しめるレジャーとして、ますますブームになっているキャンプ

そんなキャンプを楽しむなら、「やっぱりSUVでしょ!」と思っていませんか?

たしかにSUVはアウトドアが似合うし、使い勝手もいい。

しかーし! たいていは郊外にあるのがキャンプ場。行き帰りの道のりはロングドライブになることもしばしば。そして、自然豊かなワインディングを通って行くことも多いはず。

つまり、何が言いたいかというと…… キャンプの行き帰りってドライブを楽しむ絶好のチャンスなんじゃないでしょうか!? だったら「走り」もイケちゃう車にして、移動時間までニコイチ楽しんじゃえ!

実際、たいていのキャンプ場はどんな車だって乗り入れています。「SUVじゃなきゃ行けない場所」は、実は少ないのです。

ということで、「積んで良し・走って良し」なオススメ中古車を、「キャンピングGT」と名付けて紹介しています!
 

大人2人分のキャンプ道具が積めるかを検証!

どんなに走りのいい車でも、荷物が積めなければキャンプには使えません。 そこで今回は、大人2人分のキャンプ道具が積めることをキャンピングGTの条件として、24車種をセレクト。

自動車テクノロジーライター 松本英雄氏による、あえて荷物を積んでの試乗インプレッションもあります!
 

カーセンサー 8月号▲この写真に写っているのが「大人2人分のキャンプ道具」。これを実際に積み込んで、キャンピングGT適性(!?)アリとなった車種だけを厳選して紹介しています

ここからは、キャンピングGTの一部を抜粋して紹介します!
 

ぴったり積めるキャンピングGT|ポルシェ ケイマン(初代)

カーセンサー 8月号

2シーターミッドシップのポルシェ ケイマン。誰がどう見ても純然たるスポーツカーなわけですが、これが立派なキャンピングGT。

荷室は前後に2ヵ所あり、フロント150L・リア260Lで、合計410Lの荷室容量。実はトヨタ ハリアー(409L)以上なのです!

もちろん、ミッドシップスポーツカーですから、「GT」部分の性能は言わずもがなです。
 

カーセンサー 8月号▲フロントの荷室は、縦横の長さはそれほどではないものの、深さがあります。クーラーボックスなど箱型の荷物はここに収めやすいです
カーセンサー 8月号▲エンジンを収めるためリアの荷室は棚田状になっています。長さのあるものはエンジンの上に横置きか、もしくは斜めに収納すればOK

余裕で積めるキャンピングGT|スバル レガシィツーリングワゴン 2.0GT(BP型)

カーセンサー 8月号

「走りのワゴン」の大定番であるレガシィツーリングワゴンはもちろんキャンピングGT。中でも、名機EJ20型ターボエンジンを積む2.0 GTを推したいところ。

積めるのはもちろんのこと、最近の車とは違い鼻先が軽いのが特徴。キャンプ場までのワインディングでその軽快さを思う存分楽しめるはず!

また、ステアリングに伝わる振動やターボラグなどの当時らしさも含めて、ラギッドなスポーツカー好きにもうれしいキャンピングGTと言えるでしょう。
 

カーセンサー 8月号▲デッドスペースが少なく四隅まで積みやすい荷室。手前には若干の隙間も残っています

”超”余裕で積めるキャンピングGT|BMW 3シリーズグランツーリスモ(初代)

カーセンサー 8月号

快適性とスポーツ性がハイレベルで融合した車といえば、BMW 3シリーズ。

セダンかツーリング(ワゴン)が定番ですが、あえてキャンピングGTとして注目したいのが、このGT(=グランツーリスモ)。セダンのホイールベースを延長し、リアはファストバックスタイルとなっている3シリーズの異端児です。

注目する理由は荷室容量。後席を立てた状態でも520Lあり、実はツーリングより20Lも大きいのです! さらに、床下にもかなり広い収納スペースを備えているので、キャンパーには心強い存在です。
 

カーセンサー 8月号▲後席を倒さずとも、荷室だけですべて飲み込む。長さのある物も縦に積み込めました

ここで紹介した車はほんの一部です。ぜひ、カーセンサー8月号を手に取って、積んで良し・走って良しの「キャンピングGT」の世界に触れてみてください! 全国のコンビニや通販にて、税込み100円で販売中です。
 

文/高橋亮介(編集部) 写真/早川佳郎、篠原晃一
高橋亮介

カーセンサー編集部

高橋亮介

カーセンサー編集部員。最近、営業から異動してきた。MT車を動かす機会はやんわりと回避しているゆとり世代。安い方のもりそばがあるのに平然とざるそばを頼めちゃう人には、畏敬の念を抱いている。