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プジョー 208GTi (西川淳)【ニューモデル試乗】
プジョー 208GTi (西川淳)【ニューモデル試乗】
2013/08/19
最高のスポーツハッチがそのまま大人のワガママに通じるかというと、そうではない。そう簡単なことではないのだ。この車の場合、ワガママとなる要素ができるだけ排除されて、ホットハッチの民主化が図られている
意外に辛くはないけれど、立派にシビレる山椒
誰もが楽しめるスポーツカー
車名を聞いて、すわ名車205GTiの復活、と思ってしまったのはどうやらボクのハヤトチリだったようである。江口寿史なんかが出てきちゃったし、てっきり80年代の栄光よもう一度! 的なホットハッチモデルを期待していたら、きっちり裏切られた。そりゃもう、良い意味でも悪い意味でも。
悪い意味、というか、そりゃそうだよな、と思ったのは、新しいGTiには205のようなエキセントリックさは皆無であるということ。スーパーカーだってスリルを失う時代に、いくらホットハッチだからといっても、昔のスリリングな走りを期待するほうがおかしい。非常にモダンなスポーツハッチである。
良い意味のほうはといえば、その裏返しなのだけれど、誰もが楽しめるスポーツカーになっているということ。RCZと同じパワートレインはあくまでも扱いやすく、軽い車体とあいまって、マニュアルミッションの操作にもある程度の鷹揚さを認めてくれる。ズボラに運転したって、速い。
今、望みうる最高のスポーツハッチの1台
要するに、過去のGTi的マニアさは影を潜めて、それがつまりは進化したGTiなのだよ、とプジョーは言っているわけだ。もし、GTiがGTiとしてそのまま進化していればこうなった。おそらく、そういうアピールなのだと思う。
だから、ノーマルの208モデルに対する作り込み=魂の込め方の違いが、歴然とその乗り味に表れていた。ボクはノーマルの208、特にMTモデルに何となくアンバランスな印象を抱いていたが、GTiにはそれがまったくと言っていいほどない。
足の動きはしなやかで、3ペダルのフィールも問題なく、エンジンは力強く回りきる。回して楽しむエンジンじゃないことが欠点といえば欠点だけれども、総合点では今、望みうる最高のスポーツハッチの1台だと思った。
クロームメッキされた台形デザインのダブルテールパイプが採用された。CピラーにはGTiエンブレムがしつらえてある
ノーマルよりトレッドが拡大されワイドフェンダーが装着されている。足回りもノーマルより硬めの専用チューニングが施された
208シリーズ共通の特徴となる小径ステアリング。ドアパネルのグラデーションをはじめ、テーマカラーのレッドが随所に配される
SPECIFICATIONS
| グレード |
208GTi |
| 駆動方式 |
FF |
| トランスミッション |
6MT |
| 全長×全幅×全高(mm) |
3960×1740×1470 |
| ホイールベース(mm) |
2540 |
| 車両重量(kg) |
1200 |
| 乗車定員(人) |
5 |
| エンジン種類 |
直4DOHCターボ |
| 総排気量(cc) |
1598 |
| 最高出力[ps/rpm] |
200/6000 |
| 最大トルク[N・m/rpm] |
275/1700 |
| 車両本体価格(万円) |
299 |
Tester/西川淳 Photo/向後一宏
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<h3>意外に辛くはないけれど、立派にシビレる山椒</h3>
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<h4>誰もが楽しめるスポーツカー</h4>
<p>車名を聞いて、すわ名車205GTiの復活、と思ってしまったのはどうやらボクのハヤトチリだったようである。江口寿史なんかが出てきちゃったし、てっきり80年代の栄光よもう一度! 的なホットハッチモデルを期待していたら、きっちり裏切られた。そりゃもう、良い意味でも悪い意味でも。
<br /><br />
悪い意味、というか、そりゃそうだよな、と思ったのは、新しいGTiには205のようなエキセントリックさは皆無であるということ。スーパーカーだってスリルを失う時代に、いくらホットハッチだからといっても、昔のスリリングな走りを期待するほうがおかしい。非常にモダンなスポーツハッチである。
<br /><br />
良い意味のほうはといえば、その裏返しなのだけれど、誰もが楽しめるスポーツカーになっているということ。RCZと同じパワートレインはあくまでも扱いやすく、軽い車体とあいまって、マニュアルミッションの操作にもある程度の鷹揚さを認めてくれる。ズボラに運転したって、速い。
<br />
</p>
<h4>今、望みうる最高のスポーツハッチの1台</h4>
<p>要するに、過去のGTi的マニアさは影を潜めて、それがつまりは進化したGTiなのだよ、とプジョーは言っているわけだ。もし、GTiがGTiとしてそのまま進化していればこうなった。おそらく、そういうアピールなのだと思う。
<br /><br />
だから、ノーマルの208モデルに対する作り込み=魂の込め方の違いが、歴然とその乗り味に表れていた。ボクはノーマルの208、特にMTモデルに何となくアンバランスな印象を抱いていたが、GTiにはそれがまったくと言っていいほどない。
<br /><br />
足の動きはしなやかで、3ペダルのフィールも問題なく、エンジンは力強く回りきる。回して楽しむエンジンじゃないことが欠点といえば欠点だけれども、総合点では今、望みうる最高のスポーツハッチの1台だと思った。</p>
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<h4>SPECIFICATIONS</h4>
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<td class="td-title">グレード</td>
<td>208GTi</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>6MT</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">3960×1740×1470</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2540</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1200</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">5</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直4DOHCターボ</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1598</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>200/6000</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最大トルク[N・m/rpm]</td>
<td>275/1700</td>
</tr>
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<p>車名を聞いて、すわ名車205GTiの復活、と思ってしまったのはどうやらボクのハヤトチリだったようである。江口寿史なんかが出てきちゃったし、てっきり80年代の栄光よもう一度! 的なホットハッチモデルを期待していたら、きっちり裏切られた。そりゃもう、良い意味でも悪い意味でも。
<br /><br />
悪い意味、というか、そりゃそうだよな、と思ったのは、新しいGTiには205のようなエキセントリックさは皆無であるということ。スーパーカーだってスリルを失う時代に、いくらホットハッチだからといっても、昔のスリリングな走りを期待するほうがおかしい。非常にモダンなスポーツハッチである。
<br /><br />
良い意味のほうはといえば、その裏返しなのだけれど、誰もが楽しめるスポーツカーになっているということ。RCZと同じパワートレインはあくまでも扱いやすく、軽い車体とあいまって、マニュアルミッションの操作にもある程度の鷹揚さを認めてくれる。ズボラに運転したって、速い。
<br />
</p>
<h4>今、望みうる最高のスポーツハッチの1台</h4>
<p>要するに、過去のGTi的マニアさは影を潜めて、それがつまりは進化したGTiなのだよ、とプジョーは言っているわけだ。もし、GTiがGTiとしてそのまま進化していればこうなった。おそらく、そういうアピールなのだと思う。
<br /><br />
だから、ノーマルの208モデルに対する作り込み=魂の込め方の違いが、歴然とその乗り味に表れていた。ボクはノーマルの208、特にMTモデルに何となくアンバランスな印象を抱いていたが、GTiにはそれがまったくと言っていいほどない。
<br /><br />
足の動きはしなやかで、3ペダルのフィールも問題なく、エンジンは力強く回りきる。回して楽しむエンジンじゃないことが欠点といえば欠点だけれども、総合点では今、望みうる最高のスポーツハッチの1台だと思った。</p>
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<h3>ちょっぴりオトナのホットハッチ</h3>
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<h4>高性能を言い訳にせず、実用性にも十分配慮</h4>
<p>1.6Lから200psを絞り出すハイチューンエンジンなんて、ひと昔前なら普段使いはあきらめるしかない扱いにくいシロモノでしかなかった。でも、PSAとBMWが共同開発したこのエンジンは驚くほどフレキシブル。トルク特性だって実にフラットで、最新エレクトロニクスの威力を思い知らされること請け合いだ。
<br /><br />
プジョーが久しぶりに「GTi」の名を復活させた208GTiは、このパワフルで扱いやすいエンジンにすべてが象徴されているような気がする。基本的にはかなりのハイパフォーマンスカー。けれども、だからといって高性能なことを言い訳にせず、実用性にも十分配慮したホットハッチに仕立てられているのだ。
<br />
</p>
<h4>ほどよくスパイスが利いたオトナのためのコンパクトカー</h4>
<p>たとえば、そのサスペンション。路面から入る衝撃をじわりと受け止めるいっぽうで、コーナリング中のボディの動きはしっかりと支える。率直にいって、ターンインでカミソリのような鋭敏さを示すわけでもなければ、スロットルペダルの動きでリアスライドをコントロールできる身軽さを備えているわけでもない。でも、ほどよく機敏で、優れたスタビリティを生み出す。物足りないと思う人もいるかもしれないが、なかなかオトナなセッティングである。
<br /><br />
エクステリアもインテリアもていねいにモディファイされているけれど、決してド派手ではない。せいぜい「スポーティ・カジュアル」の範疇。でも、気負わず普段着で乗るなら、「化粧の濃さ」はこのくらいでちょうどいいと思う。
<br /><br />
それでも、小径のステアリングを握り、6MTのシフトレバーを操れば、ホットハッチを走らせる楽しさは確実に心のなかで蘇る。「回春剤」なんて言葉はジジ臭くて似合わない。もっとアクティブに毎日を過ごすアナタにこそ相応しい、ほどよくスパイスが利いたオトナのためのコンパクトカーである。</p>
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<!-- nodisplay start --><p>直噴や可変バルブコントロール、ツインスクロールターボなどを備え、歴代200シリーズ最高のパフォーマンスを誇る</p><!-- nodisplay end -->
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<div class="col2-02">
<div class="box1 clb">
<div class="col-left">
<h4>SPECIFICATIONS</h4>
<div class="spec">
<table>
<tbody><tr>
<td class="td-title">グレード</td>
<td>208GTi</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>6MT</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">3960×1740×1470</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2540</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1200</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">5</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直4DOHCターボ</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1598</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>200/6000</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最大トルク[N・m/rpm]</td>
<td>275/1700</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両本体価格(万円)</td>
<td>299</td>
</tr>
</tbody></table>
</div>
</div>
</div>
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<div class="author">Tester/大谷達也 Photo/向後一宏</div>
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[description] => ハッチバックに比べ明らかに頭上スペースも広く、リアシートを畳めば1172Lという広大な荷室空間ができる。後席も一段高く座る工夫がされており、実用性で選ぶならこちらを。もし、より運転を楽しみたい向きには、5MTの208アリュールがオススメ。
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<p class="mT5"><!-- short sentence start -->ハッチバックに比べ明らかに頭上スペースも広く、リアシートを畳めば1172Lという広大な荷室空間ができる。後席も一段高く座る工夫がされており、実用性で選ぶならこちらを。もし、より運転を楽しみたい向きには、5MTの208アリュールがオススメ。<!-- short sentence end --></p>
<h3>日常に“運転を楽しむ”味わいを添えて</h3>
<div id="testdrive_TempA_col03">
<h4>ダウンサイジングはNAで勝負</h4>
<p>ひさしぶりに“猫足”を思い出した。プジョーのクロスオーバー「00」シリーズの最小モデルが2008だ。
<br /><br />
208のホイールベースはそのままに、全長は200mm、全高は80mm高められている。それでも1550mmと、立体駐車場にも入る日本的な配慮も忘れてはいない。
<br /><br />
パワートレインはPSAグループ最新世代の3気筒1.2Lエンジンと、2ペダル式5速MT「ETG5」の組み合わせ。ライバルたちが過給器の組み合わせでダウンサイジングを実現しているのに対し、こちらはなんとNAで勝負。従来の4気筒1.4Lエンジンに対し、出力は約15%、燃費は約25%向上している。
<br />
</p>
<h4>ひさしぶりに“猫足”を思い出した</h4>
<p>フランス車らしいソフトなあたりながらもホールド感のあるシートに座る。208譲りのスポーティな小径ステアリングの奥に、特徴的なメーターが目に飛び込んでくる。飛行機のものをモチーフにしたというサイドブレーキレバーをリリースして走り出す。
<br /><br />
一つめのコーナーを曲がると、意外にしっとりとしなやかな動きに冒頭の言葉が頭に浮かんだ。エンジンは自然吸気らしくキレイな吹け上がりを見せるし、1160kgという車両重量もあって日常シーンでは、まったく不満はない。
<br /><br />
ただ、さすがに人も荷物も満載という状況では、少々物足りなく感じるかもしれない。ETG5もトルコン並みとまでは言えないが、ロボタイズドならではのギクシャク感はかなり払拭されていた。
<br /><br />
単なるユーティリティカーではない。フレンチらしく、“運転を楽しむ”要素もしっかりと加味されているようだ。
</p>
<!-- nodisplay2 start -->
<ul class="Base_Templete_Link2">
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/bPE/s042/f001/index.html" target="_blank">プジョー 2008の中古車を探す</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/souba/PE_S042/F001" target="_blank">プジョー 2008の中古車相場を見る</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/catalog/peugeot/2008/F001/" target="_blank">プジョー 2008のカタログを見る</a></li>
</ul>
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<h4>SPECIFICATIONS</h4>
<div class="spec">
<table>
<tbody><tr>
<td class="td-title">グレード</td>
<td>Cielo</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>5SCT</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">4160×1740×1550</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2540</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1160</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">5</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直3DOHC</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1199</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>82/5750</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最大トルク[N・m/rpm]</td>
<td>118/2750</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両本体価格(万円)</td>
<td>278</td>
</tr>
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<div class="author">Tester/藤野太一 Photo/向後一宏</div>
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