軽ハイトワゴンが便利なのはわかるけど、なんとなく嫌な人のための「おしゃれ子育て輸入車」購入ガイド
カテゴリー: クルマ
タグ: スマート / ミニ / プジョー / ルノー / フィアット / ハッチバック / クロスオーバーSUV / 女性向け / 主婦向け / 家族向け / 買い物 / カングー / 3008 / ミニクラブマン / フォーフォー / ミニクロスオーバー / パンダ
2017/09/27
▲子育て期間中は1台あると確実に便利な軽ハイトワゴンですが、どこか所帯じみたあの感じが好きじゃない……という人もいるかも。そんな場合は「ほぼ同予算で狙える輸入車」にシフトしてみてはどうでしょうか?「機能的で扱いやすく、それでいておしゃれな車」はないものか?
子供が生まれたら、あるいは「そろそろ生まれる!」というタイミングになったら、ぜひ用意したいのが「子育てに使える便利な車です」。出産直後はさておき、ある程度時間が経ってからはママ自身がハンドルを握り、我が子をベビーシートやチャイルドシートに乗せ、あちこちへと用事を済ませに行きたいわけです。
そんな際にとっても便利なのが、ダイハツ タントやホンダ N BOX、あるいはスズキ スペーシアのような「軽ハイトワゴン」と呼ばれる軽自動車。街で扱いやすい小ぶりなサイズですが車内はとっても広く、ボディ横の電動スライドドアがガバッと開きますので、大きな荷物の乗せ降ろしや乗員(お子さん)の乗降もとっても楽ちんです。そして、新車で買うとしてもお値段は比較的お手頃。
▲写真はダイハツ タント。ボディサイズは軽自動車枠に収まるものですが、後席はベンツ Sクラスとかよりも広く、左側のBピラー(サイド中央部の柱)もないので子育て活動にはとっても便利……ではあるのですが
それは確かにそのとおりなんですが……なかには「便利で安いのはわかるけど、(小声で)なんか所帯じみてる感じが好きじゃないんで、できればアレには乗りたくない……」と考えている人もいるかもしれません。
気持ちはわかります。「格好ウンヌンよりもまずは子育て優先!」という気概は誰しも当然持っていますが、それでもやはり「おしゃれ」もある程度重視しながら生活したいと考えるのは、人としてある意味当然の話です。
もしもあなたがそう思っているならぜひ注目してほしいのが、タントとかの新車とほぼ似たような予算、つまり総額150万円以下ぐらいで狙える「おしゃれで便利な輸入車」です。まぁこちらは残念ながら新車ではなく「中古車」になるわけですが、それでも、この予算であれば比較的好条件な1台が十分探せるものです。
国産軽自動車とほぼ同額で狙えるおしゃれ輸入車はコレ!
それでは、「軽ハイトワゴンの新車と似たような総額で狙えるおしゃれで便利な輸入車」にはどんなモノがあるのか、個別に見てまいりましょう。
まずはコレ、フランスはルノー社の「旧型カングー」です。
▲こちらが旧型ルノー カングー。フランスの商用車をベースに作られた5人乗り・2列シートのフルゴネットタイプ(乗用車の後部に荷箱をくっつけたタイプの車)乗用車です。後部の左右ドアは電動ではありませんがスライド式。中古車相場は上下に幅広いですが、狙い目は総額80万~130万円付近
▲シートはフランス車らしいソフトなタイプで座り心地は非常に良好。写真には写ってませんが天井方向の余裕はかなりのもの。後部座席の片側を倒して荷室を広く使っている人も多い車です
現在新車で販売されている第2世代のカングーはボディサイズがけっこう大きくなっちゃいましたが、こちら旧型の全長と全幅はトヨタ アクアとだいたい同じぐらいコンパクト。それでいて全高は一般的なミニバンとほぼ同じですので、扱いやすさと使い勝手の良さはかなりのものです。
そして何よりこのおしゃれな雰囲気も最高です。もともとはフランスの郵便局とかが商用車として使っていたモデルの乗用車版ですので、どことなくル・クルーゼのお鍋のような(?)「実用品としてのおしゃれ感」を強烈に放ちます。
積載性は十分以上ですが、難点としては、子育てスペシャルな国産車のような「至れり尽くせりの便利装備満載」ではない……というのが正直あります。そこをどう考えるかは人それぞれでしょうが、何かとオススメな選択であることは間違いありません。
ドイツのBMW社が製造していた「旧型ミニクロスオーバー」もステキです。
▲こちらの写真が旧型ミニクロスオーバー。大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感が魅力で、狭い街でもスイスイ走れる車でありながら、様々な荷物類もしっかり収容できるのが特徴です。中古車相場は、こちらも上下に幅広いのですが、走行4万km台までの物件が総額140万~170万円付近で狙えます
▲乗車定員は4名と5名の2バージョンがあり、写真は4人乗り仕様ですが、市場の中古車はその多くが5人乗り仕様。フロアボードを外すと、写真のとおり荷室はけっこう深く使えるようになります
旧型ミニの全高を120mm高くし、ボディ全体も少々大きくしたうえでSUV的なビジュアルに仕上げた1台です。まぁボディ全体を大きくしたといっても、全長と全幅は上の旧型ルノー カングーと似たようなレベルですので、街中でもぜんぜん扱いやすいレベルです。それでいて後席や荷室は普通のミニよりは断然広いので、どうしても量が多くなる子供用の各種荷物も楽勝で収容できます。
難点は、やはり電動スライドドアを備えるニッポンの子育てCARと比べるなら、便利さにおいて劣るという点でしょうか。これはもう致し方ない部分です。敵はその道のスペシャリストですからね。
もう一つ、総額150万円以下で探せる旧型ミニクロスオーバーは、最も小さなエンジンの「ワン」というグレードが中心になる……というのもあります。しかしこれはさほど問題ないでしょう。ダンナが痛快にかっ飛ばしたい! とか思うときは少々物足りないのかもしれませんが、近場メインでフツーに使うならぜんぜんノープロブレムです。
おしゃれかどうかはさておき、プジョー 3008も個性的でステキ
これが「おしゃれ」かどうかは意見が分かれるところかもしれませんが、「旧型プジョー 3008」も個性的でステキな選択となるでしょう。
▲プジョー初のMPV(マルチ・パーパス・ビークル=多目的車)として2010年に登場した旧型プジョー 3008。どことなくおダンゴのような微妙なデザインですが、その微妙さが逆におしゃれという意見も根強い車です。中古車相場は総額100万~150万円あたりが狙い目になるはず
▲リアゲートは上下二分割式で、下側の「ホビーテールゲート」はベンチ代わりにもなります。このリアゲートに合わせて、フロアボードの高さも「ハイ」「ミドル」「ロー」の3段階に変えることが可能
こちらはフランスのプジョーが2010年から2017年途中まで販売していたクロスオーバー(ハッチバックとSUVの折衷案みたいなカテゴリー)で、1.6Lの直噴ターボというタイプのエンジンを積んでいますので、走りにもかなり余裕があります。また後席はかなり広々としていて、前席の頭上は1枚ガラスの「パノラミックガラスルーフ」になりますので開放感も最高です。
難点は、「タントとかと比べるとちょい不便」といういつものアレに加え、「ボディサイズが少々大きいかも」というのがあります。
写真では小さな車に見られがちな旧型プジョー 3008ですが、実際のサイズはやや小ぶりな国産SUVと同じぐらいで、特に全幅は1.84mもあります。そのため、軽自動車に毛が生えたぐらいのサイズ感をお望みの人には向かないかもしれません。ただし逆に言えば、多少大きめでも問題ないご家庭にとっては、ジャストな使いやすさが炸裂する車となる可能性もあります。
その他、荷物スペースが多少狭めでも問題ないのであれば「旧型ミニクラブマン」や「現行フィアット パンダ」、あるいは「現行スマート フォーフォー」あたりも、総額150万円以下で十分狙える「おしゃれで便利な輸入車」です。
なんだかんだ言って国産の「子育てスペシャルCAR」が一番便利なのは間違いありませんが、もしもそれらを良しとしないのであれば、ぜひともこういった輸入車にご注目いただければと思います。そして、めいっぱいおしゃれでカッコいいママになっていただけましたら、編集部としましても幸いに存じます。
▼検索条件
総額150万円以下 × 走行距離5万km以下 × 修復歴なし × ルノー カングー(初代)、ミニ ミニクロスオーバー(初代)、プジョー 3008(初代)、ミニ ミニクラブマン(初代)、フィアット パンダ(現行型)、スマート フォーフォー(現行型)この記事で紹介している物件
スマート
フォーフォー プライム ツイナミック 黒革 ナビTV Bモニター ダブルガラスルーフ ETC クルコン ボディーコーティング済 禁煙車 ヒーター 純正オーディオ 純正アルミ クリアラスソナー
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