【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、「年収偽装計画」を語る
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/07/03
http://www.sgt-date.com
あなたの年収、1500万円までなら簡単に偽装できます
貴殿らも子供の頃、親や教師から「人を見た目で判断してはいけません」とさんざん言われたと思う。さんざん言われたということは「人は多くの場合、他人をまずは見た目で判断する」という事実の裏返しでもある。
それが良いとか悪いとかの話ではなく、とにかく、人は見た目でまずは判断される。となれば、我ら自動車愛好家たるもの、赤の他人にいきなりナメられるようなことのない車に乗りたいものだ。
この「ナメられない車」というのは何も高級車である必要はなく、例えばセンスが感じられる輸入コンパクトや旧車系でも良いだろう。しかし今、モメンタム的には「ややイケイケのブランド系輸入車」が求められている。
だが「ややイケイケのブランド系輸入車」というのは基本的に高額で、高額な車を買うには高い年収が必要となるのは自明の理。で、いかなアベノミクスとはいえ魔法ではないので、個人の年収がいきなり大幅アップすることはない。
しかし輸入車、それも中古の輸入車によって高い年収を「偽装」することは、筆者に言わせれば朝飯前の散歩ほどに簡単だ。
輸入中古車によって「見た目年収」を1500万円前後までアップさせるのに必要なものは2つ。車庫証明と、250万円ほどの現金またはオートローン枠である。その2つを活用し、騙されたと思って筆者推奨の輸入車銘柄のどれかを買う。例えばそれは現行アウディ A4、ポルシェ 911のタイプ966、アルファロメオのブレラ、1世代前のジャガー XJなどである。
総額250万円級のハイブランドをとにかくキレイに乗る
それらを探す際は、走行距離などの素人にとってわかりやすいスペックではなく、「整備履歴が充実している」「値段の割に内装が死ぬほどキレイ」「よくわかんないけど直感的にコレしかないと思う」などといったポイントを重視する。
で、納車前にボディの磨きとコーティングは問答無用で行う。その際、ヘッドライト表面が曇っているとどんな車でも激安に見えてしまうので、必ずプロによる磨き&ガラスコートでピカリとさせる。たったそれだけで、その車の「見た目の価格」は100万円アップするが、ヘッドライト表面の研磨&コートにかかる料金などせいぜい2万円前後だ。
納車後はその内外を清潔に保ち、なるべく洒落た衣服を着て、メリハリのある紳士的運転をする……とそれだけで、例えば筆者なら「あぁ、あのアウディの人はいいトコにお勤めで、年収1本(=1000万円)はある人なんだろうなぁ」と思うだろう。専門家でさえこうなのだから、街の素人衆は「年収2本以上の人」と誤解するかもしれない。
そしてこれがいちばん重要なことなのだが、いい車に乗り、いい服を着て、大らかな気持ちで紳士的な運転を日常的にしていると、潜在意識の効果により「本当のお金持ち」になる可能性も出てくるのだ。まぁそこはオカルトと思う人もいるかもしれないが、少なくとも、そういった車の乗り方をしていれば「ナイスな人生」にはなるだろう。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
どう見ても年収1000万円超級の250万円CARはいかが?
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- EVハイパーカーメーカー「リマック」が今熱い!従来のスーパーカーを猛追するクロアチアの新星【INDUSTRY EDGE】
- 【功労車のボヤき】「オペルとは思えないほどイカしてる!」というトホホな褒め言葉に涙した日もあったけど……。オペル一族の逆襲!?
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- ドア開閉音からも分かる卓越したビルドクオリティ、空冷時代だからこそ生きたポルシェの技術力
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- アルピナ B8 4.6リムジン。それはある意味「永遠の命」をもつ希少名車だった。【NEXT EDGE CAR】