【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、超高年式中古車に萌える
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/04/26


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「ほとんど新車にしか見えない中古車」という存在
「程よく年数が経過した車が、程よい安さで買える」という中古車の根源的な魅力を否定するわけではないが、あくまで個人的には、中古車は「なるべく新しいやつか、そうでなければなるべくクラシカルなやつに限る」と思っている。
周囲の者から見れば新車にしか見えないモデルを、新車よりもグッと安く買う。あるいは、見た目・中身ともに新世代モデルでは出せない「味」を持つ旧世代を買い、「どうだ! ありきたりな新車じゃこの味わいは出せまい!」と悦に入る。様々な意見はあるだろうが、筆者はこの2点こそが中古車というもののエッジ(優位性)であると考えている。
クラシカルな「味わい系」の魅力や選び方については当連載で繰り返し述べている筆者だが、気がついてみれば「周囲の者から見れば新車にしか見えない系」の物件もけっこう増殖していることに思い至った。
例えばミニの「ミニクーペ」だ。通常のミニ(3ドアハッチバックのやつ)も良い車であることは間違いないが、何というかこう、大ヒット作だけに「今さら感」もあることは否めない。しかし2011年末登場の「クーペ」であれば、過剰なほどのブランニューモデル系オーラがいまだ放出されているものだ。よくわからないが、これに乗っているとモテそうな気もする。気のせいかもしれないが。
オプション込みの新車見積り額と中古車の支払総額を比較する
また、フォルクスワーゲンのup!もステキである。ちょっと前までは新車価格とほとんど変わらない登録済み未使用車や、ディーラーの元試乗車ばかりだったが、ここ最近は走行数千kmの、それなりに中古車らしいプライスになった物件も増えている。日本の軽自動車のような至れり尽くせり系の快適装備こそないが、「長距離走にも使える超本格派スニーカー」を求める人には絶好の選択だろう。
その他、アルファロメオ ジュリエッタやアウディ A4オールロードクワトロなど、「ほとんど新車にしか見られない中古車」だけを集めたのが下記物件リンクである。こういった中古車を買う場合の注意点は「たしかに車両価格は新車よりも安いけど、支払総額で見たらそうでもありませんでした」というハメにもなりかねないことだ。
そのため、下記リンクは支払総額が明示されている物件だけを集めている。希望するオプション装備代金を含めた新車の見積もり額と、下記リンクにある中古車の支払総額および内装等のコンディションを総合的に鑑みて、「うむ、これならばお得である!」と確信できるならば良い買い物となるだろう。
購入後は、人に聞かれたら正直に「や、中古ですよ」と答えればいいが、聞かれない限り、それを中古車だと見抜く者はほぼゼロである。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
カミングアウトしない限り、中古車には絶対見えないモデル群!
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