プジョー3008
最近の輸入車における「めぐさめんこ(=ブサかわいい)」の代表といえば、写真上の2010年に登場したクロスオーバー「プジョー3008」。近年の流麗なプジョーデザインとかなり異なる犬のような顔立ちと独特のカタマリ感は、かなり「めぐさめんこ」。しかし、その走りは重厚感すら感じさせる本格派だ。写真下の「ミニクロスオーバー」も、近年の実力派「めぐさめんこCAR」としては筆頭格のひとつだろう。
ミニクロスオーバー
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武井咲、そして剛力彩芽の「愛される理由」

今、テレビCMを席巻している女性タレントの筆頭といえば、武井咲さんと剛力彩芽さんの二人と言って間違いないだろう。お二人の姿は本当に愛らしく、不肖わたしも彼女らが出演するCMはついガン見してしまう。そしてふと周囲を見ると、わたしのようなおっさんだけでなく、老若男女を問わぬたぶん9割方の人々も彼女らをガン見している。

なぜ、武井さんと剛力さんはこんなにも人を引き付けるのか。無論、主には彼女らがいわゆる「美しい女性」だからだ。しかし、お二人が「人類の理想を一流画家がデッサンしたかのような顔立ちか」と問われれば、それは違う。お二人とも、失礼ながらお顔のデッサンにはビミョーなところもある。

そういった顔立ちの女性のことを東京弁では「ブサかわいい」というが、天下の武井さんと剛力さんをブサ呼ばわりするのは気が引けるため、ここはひとつ「めぐさめんこ」と呼びたい。「ブサかわいい」の東北弁バージョンである。

何事につけ、完璧なデッサン的美しさというのはもちろん人を引き付けるが、それは割と「あぁ、すごいですね」的にサラリと流されがちでもある。そうではない、人の心に深く・長く刺さる何かとは、たいていの場合「めぐさめんこ」的な何かなのだ。乱調の美というか、1/f ゆらぎ的というか。

「めぐさめんこ」な車こそが長く付き合える相棒になる!

車においても同じことが言える。流麗なウェッジシェイプ(流線型)を採用した最新のスポーツクーペ。いかにも圧倒的な性能を予感させる、ワイド&ローに構えたハイパフォーマンスセダン。それらは無論車好きを引き付けるわけだが、同時に「あぁ、すごいですね」的にサラリと流されがちでもある。また、その美しすぎる姿形は、全身ブランド物でキメキメにして成田空港に帰国した元サッカー選手のように、ちょっと滑稽であるかもしれない。

そこで注目したいのが、「めぐさめんこな車」だ。めんこい中にちょっとめぐさい(=東京弁でいうところの醜い)部分があり、でもそこが妙に魅力的な車。無論、ただ単にめぐさめんこなだけでなく、現代の乗り物として十分以上な各種性能を備えている車。そういった車こそが、深く・長くその味わいを楽しめる相棒になり得ると愚考するのだが、どうだろうか。

まぁ何はともあれ下の物件リンクを見てみれば、わたしが言いたい「めぐさめんこ車」のニュアンスは伝わるだろう。ということで今回の伊達セレクションはずばりこちら。
武井咲さんあるいは剛力彩芽さん的「めぐさめんこCAR」に大注目を!

文・伊達軍曹 text/Sergeant DATE