ジープラングラーアンリミテッド
BMW3シリーズやアウディA4、あるいはトヨタマークXなどでは死ぬほど見かける「白」も、例えば写真上のラングラーアンリミテッドでは結構レアで、レアなだけに妙な新鮮味がある。写真下の旧型ルノーカングーにおいても同様で、旧型カングーのブラン(白)は8月1日現在のカーセンサーnetで118台中わずか4台。基本商用車+白なのにまるで商用車っぽく見えないのが面白く、かつナイスなところだ
ルノーカングー
●伊達軍曹公式サイト「伊達軍曹.com」
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ありふれているはずの「白」がなぜかステキに見えるマジック

以前、このコーナーにて「カラフルな輸入中古車ほどステキな買い物はない」という意味合いのエントリを書き、白や黒という人気ボディ色をDISったことがある。前言を撤回するわけではないが、実は「ボディ色が白の輸入中古車ほどステキなものはない」とも思っている不肖軍曹である。

無論、BMW 3シリーズやアウディ A4の白はダメだ。いや絶対にダメってことではないが、あまりにありふれていることは否めないだろう。「あ~ハイハイ、白のビーエムね」的に軽く扱われてしまうのが、人気車のホワイトというものだ。

だがしかし、「あ~ハイハイ」ではなく「おっ、白!」と思ず膝を打つようなセレクションも世の中には存在する。論より証拠で、まずは当ページ下部の物件リンクをクリックしてみていただきたい。特にお金もかからないし、怪しいサイトに誘導されるわけでもないので、どうか安心してポチっていただきたい。ポチりましたか? そしてまたここへ戻ってきましたか? 戻ってきたという前提で話を進めよう。

希少なホワイトタイガーのごとき絶妙なニュアンスを日本の路上に!

今回の物件リンクは、不肖伊達が思う「ありふれたド定番色であるはずの『白』が、なぜか愛しく新鮮に見えるモデル群」だ。完全に勝手な主観というか感覚で選んだものだが、後付けでそれらしい理屈を述べるならば「希少ゆえに新鮮なのだ」ということになるだろう。

なぜ、これらモデルでは売れ筋人気カラーであるはずの白がやや希少なのかは不明だ。しかしとにかく、定番カラーゆえの華やかさと、白という色が人に感じさせる「静謐」「覚悟」「清潔感」のようなものが絶妙に入り混じった、まるでホワイトタイガーのごとき得も言われぬニュアンスがそこにあることは、十分ご理解いただけたと思う。

は?・・・ご理解いただけない? そういった方には「失礼しました!」と言うほかないが、この感覚を共有いただけた方はぜひ、白虎のごとき輸入車に注目し、そして可能であればご購入いただき、「日本の道路風景を得も言われぬニュアンスにする運動」にご協力いただけたなら大変うれしく思うのだ。敬礼!

ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
なぜかレアな白い輸入車の絶妙感、堪能してみませんか?


文・伊達軍曹 text/Sergeant DATE