調査報告書 2012年8月
File No.140

スズキ ワゴンR

※2012年8月9日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

スズキ ワゴンR予想イラスト|ニューモデル速報
スズキ ワゴンR 現行モデル|ニューモデル速報スズキ ワゴンR エンジン|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2012年9月
●全長x全幅x全高:3395×1475×1660(mm)
●搭載エンジン:660cc 直3

スケジュール前倒しで2012年9月に登場か!?

スズキの看板軽モデルと言っても良いワゴンR(写真右上)が、来月、2012年の9月に5代目へとモデルチェンジを行う。いままで5年サイクルで販売されてきた同車だが、今回は4年でのバトンタッチとなる。

ライバルであるダイハツが、4年サイクルを見直して、各車種の長寿命化に乗り出した一方で、このスズキの動き。なぜ、ワゴンRの世代交代を急ぐのか。その答えは環境対応にあるようだ。

スズキはMRワゴンから新世代エンジンのR06A型(写真右下)と新プラットフォームを採用している。これは、香里奈が出演した「ハロー30.2」のCMでおなじみのアルトECOに搭載されているエンジンだ。当然、ワゴンRにも与えて、カタログ燃費で負けているダイハツムーヴに対抗したいところだが、モデル末期での大改造にスズキは旨味を感じなかったようだ。

そのような事情もあり、4年でのモデルチェンジとなった。次期モデルは新世代エンジン+新プラットフォーム+副変速機付きCVTを全車に装備して登場するだろう。また、ムーヴが全グレードにアイドリングストップ機構を採用し、JC08モード燃費:27km/Lを達成していることから、次期ワゴンRも大半のモデルに同機構を採用し対抗してくるに違いない。

これらの環境技術が盛り込まれることで、JC08モード燃費:28km/Lを超える可能性もある。さらに秘策が軽量化。車両重量は現行モデルより数十kgは軽い800kg程度まで軽減されるようだ。エコカー補助金終了の反動減が危惧されるタイミングに、あえて新型を投入することで新車効果を活用。販売の落ち込みを回避する狙いもあるだろう。

以上