水平対向エンジンを搭載した小型FRスポーツ、トヨタ 86が昨年4月に発売になってから1年経過。そんな86の周辺がまた熱くなってきた。

もっとも注目なのは、トヨタ 86/スバル BRZによるワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」のスタート。来たる7月13日、富士スピードウェイ(静岡県)での開幕戦から、スポーツランド菅生(宮城県)、鈴鹿サーキット(三重県)、岡山国際サーキット(岡山県)などでの全7戦が予定されている。

参加するには国内A級ライセンス取得のほか、レーシングスーツやヘルメットなどの装備品が必要。ほとんどのレースでは、ここからさらに専用のレーシングマシンを用意しなくてはならないなど、とにかく敷居が高いものだが、このレースではナンバー付き車両=普段乗っている86やBRZで参加が可能だ。

サーキットまで自走で来て、レースを楽しんだ後は再び自走で帰ることができ、一般のレースよりかなり気軽に国際サーキットで走りを楽しめる内容となっている。

他にもエントリーラリー「TRDラリーチャレンジ」への参加サポートを充実させるなど、トヨタは車を楽しむ場を増やす活動を続けている。その牽引役を担っているのが86だ。

誕生1周年を間近に控えた3月には中国で86が発売され、ジュネーブモーターショーではFT-86オープンコンセプトが発表されるなど、海外からも刺激的なニュースが多く届いた。中古車市場に目を向けると、この4月以降、流通量が急激に増え中古車が選びやすくなってきている。1周年を経過した86/BRZ、ますます目がはなせない。

いきなりレースに参戦する自信がない人のために「ワクドキ!サーキットを走ろう!」といった初心者向けの走行体験も開催される

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TRDラリーチャレンジへの協賛支援のほか、ラリーカーの同乗や体験走行も実施。初心者でも楽しめる機会が数多く設けられている

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FT-86オープンコンセプトには多くの注目が集まった。電動開閉式ソフトトップを開けることで車との一体感、自然との一体感が味わえる

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