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マツダファン・エンデュランス(マツ耐)第1戦参戦報告【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #07】
マツダファン・エンデュランス(マツ耐)第1戦参戦報告【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #07】
2016/05/21
▲カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ(CERC)としての初陣を飾ったメンバーは、左からカーセンサー本誌デスクの大脇、筆者、そして姉妹誌カーセンサーEDGE編集部員の安島
デビュー戦はほろ苦く
時は一月前の卯の花月。杜の都仙台にほど近い宮城県柴田郡村田町にある東北屈指の名門サーキット、スポーツランドSUGOは桜が満開だった。仙台名物「ずんだ餅」は口に甘いが、SUGOで飾った総額75万円ロードスターの耐久レースデビュー戦は、ほろ苦い結果となった。
我々が挑戦した耐久レースは、通称『マツ耐』こと、マツダファン・エンデュランスの第1戦東北ラウンド。『マツ耐』は、「マツダ車のユーザーにこそ耐久レースの魅力を感じてもらいたい、という考えのもと企画された参加型サーキットイベント(公式HPより抜粋)」というもので、150分(2時間30分)という規定時間内でどれだけ多くサーキットを周回できるかを競うレースだ。ただしレース中の給油は禁止されており、速さだけではなく燃費も非常に重要なポイントとなる。
総額75万円ロードスターを駆るのは、筆者の他に、カーセンサー本誌デスクの大脇、姉妹誌であるカーセンサーEDGE編集部員の安島の3名。メンバー全員、何度か耐久レースの参加経験はあるが、腕前はど素人レベル。しかも舞台となるスポーツランドSUGOを走るのは初めて。総額75万円ロードスターで耐久レースに出るのも初めて。だから作戦が立てられないのだ。とはいえ、ぶっつけ本番というわけにもいかず、どんぶり勘定的な戦略を組んでみた。
・出走順:1stドライバー・大脇/2ndドライバー・安島/3rdドライバー・中野
・走行時間:大脇と安島は45分、中野50分(途中ピットストップあり)
・目標ラップ:1周(3.7km) 2分フラット前後
・目標周回数:70周
・エンジン回転数の上限:6500rpm(燃費を考慮)
▲予選18位の我がチーム。スターティンググリッドは先頭から遥か後方だ
想定外の連発で狂う戦略
どんぶり作戦どおり行けば、我々が参加したクラス(ロードスター・クラシック・ノーマル:初代NA型と2代目NB型が該当)なら、上位に食い込めるはずだった。だがその目論見は予選時点で崩れ去った。タイムは2分9秒707。予選順位は全21台中18位。クラス4台中3位。コースに不慣れかつ、経験の浅い安島が走ったとはいえ、目標ラップタイム2分フラットにはほど遠い。この時点から、我々にあてがわれた22番ピットに暗雲が立ち込め始めた。
14:30分。 決勝スタート。トップバッターの大脇も初めてのコースゆえか、タイムが出ない。20分を経過したあたりで2分2秒台が出たが、結局2分の壁は越えられなかった。順位は総合で15~18番手。だがレースはまだ始まったばかり。耐久レースはチェッカーフラッグを受けるまで勝負が分からない。マシントラブルやコースアウト、ガス欠などで途中リタイヤすれば、それで終わりだ。次のドライバーにバトンを渡し、最後まで走りきることが重要なのだ。
15:20分。 安島にドライバーチェンジ。もはや総合順位に対する興味は失った。「せめてクラス順位でビリにならないことを……」。口には出さずとも、メンバーはそう思っていたはずだ。同じクラスの他チームも、次々とピットインしドライバーチェンジを行う。そのたびに順位は入れ替わるが、中盤を超えたあたりから、周回数で他のチームに引き離されていった。
16:03分。 最終ドライバーの筆者の出番が来た時点で、我がチームはクラスの最後尾を走っていた。ひとつ前との差は2ラップ。何とかして差を縮めようと意気込むも、SUGO名物の激しいアップダウン、150km/hからのフルブレーキングなど、初めて走るコースに戸惑うばかり。だが10分ほど走ると徐々に慣れ始めた。
残り約30分。 ここから一気に攻め上がろうとしたその時、無情にも燃料のエンプティランプが点灯する。ガス欠リタイアは避けたい。他チームも燃費を気づかいペースダウンし始めている。攻めるのか。退くのか。葛藤のなか時間だけが過ぎていく。ドラマは最後に待っていた。
残り10分。 「もう全開で行っちゃってください!」。ピットからの指示が届いた。目の前のチームを抜けば同一周回まで巻き返せる。2分1秒070。ラスト2ラップ目で我がチームのベストラップが生まれる。そしてチェッカーフラッグ。
▲マシンのコンディションは上々。新調したタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ3」も一皮むけて最高の状態だったが……
ゴールラインの向こうで見つけたもの
結果は、全21台中17位(2台はリタイア)。4台いたクラスでは、最終盤に他の2台と同一周回になるまで追い上げたが、順位は変わらず4位。周回数は目標としていた70周に2ラップ足りない68周だった。初戦惨敗。だが我々は落ち込んではいない。なぜなら、自分たちに足りないものが何か、このレースを通じて明らかになったからだ。メンバーそれぞれ、課題は見えた。それは「昨日の自分を越えること」。次のチャレンジに向け練習あるのみ! 待ってろ! マツ耐!
▲レース終了30分前に燃料のエンプティランプが点灯したが、ガス欠することなく無事に完走を果たした。勝負に「たら・れば」は禁物だが、もう少し燃料に余裕があれば、あと2周走れたら、クラス順位は変わっていたかもしれない……
▲我々が参加したマツダファン・エンデュランス(マツ耐)は、スポーツランドSUGOで行われた「マツダファン東北ミーティング2016」のプログラムのひとつ。当日は、AZ-1(写真)をはじめ多くのマツダ車オーナーがSUGOに集った
【CERCとは】
中古車情報誌『カーセンサー』の連載『CERC』のスピンオフバージョンである。カーセンサー本誌に収録しきれなかった話題を、同連載の語り手である本誌デスク本人が赤裸々に綴る。ちなみにCERCとはCarsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の略。
【筆者プロフィール】
1970年生まれ。群馬県在住の編集・ライター。カーセンサー本誌の編集デスク担当。
2015年9月に参加したメディア対抗ロードスター4時間耐久レースでの惨憺たる結果から一念発起。運転技術を磨くべく、マツダ ロードスター(2代目)のNR-Aを購入した。
【関連リンク】
text・photo/編集部 中野
マツダファン・エンデュランス(マツ耐)第1戦参戦報告【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #07】/旬ネタ
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<h3>デビュー戦はほろ苦く</h3>
<p><!-- short sentence start -->時は一月前の卯の花月。杜の都仙台にほど近い宮城県柴田郡村田町にある東北屈指の名門サーキット、スポーツランドSUGOは桜が満開だった。仙台名物「ずんだ餅」は口に甘いが、SUGOで飾った総額75万円ロードスターの耐久レースデビュー戦は、ほろ苦い結果となった。<!-- short sentence end --><br /><br />
我々が挑戦した耐久レースは、通称『マツ耐』こと、マツダファン・エンデュランスの第1戦東北ラウンド。『マツ耐』は、「マツダ車のユーザーにこそ耐久レースの魅力を感じてもらいたい、という考えのもと企画された参加型サーキットイベント(公式HPより抜粋)」というもので、150分(2時間30分)という規定時間内でどれだけ多くサーキットを周回できるかを競うレースだ。ただしレース中の給油は禁止されており、速さだけではなく燃費も非常に重要なポイントとなる。<br /><br />
総額75万円ロードスターを駆るのは、筆者の他に、カーセンサー本誌デスクの大脇、姉妹誌であるカーセンサーEDGE編集部員の安島の3名。メンバー全員、何度か耐久レースの参加経験はあるが、腕前はど素人レベル。しかも舞台となるスポーツランドSUGOを走るのは初めて。総額75万円ロードスターで耐久レースに出るのも初めて。だから作戦が立てられないのだ。とはいえ、ぶっつけ本番というわけにもいかず、どんぶり勘定的な戦略を組んでみた。<br /><br />
・出走順:1stドライバー・大脇/2ndドライバー・安島/3rdドライバー・中野<br />
・走行時間:大脇と安島は45分、中野50分(途中ピットストップあり)<br />
・目標ラップ:1周(3.7km) 2分フラット前後<br />
・目標周回数:70周<br />
・エンジン回転数の上限:6500rpm(燃費を考慮)
<br /><br /></p>
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<h3>想定外の連発で狂う戦略</h3>
<p>どんぶり作戦どおり行けば、我々が参加したクラス(ロードスター・クラシック・ノーマル:初代NA型と2代目NB型が該当)なら、上位に食い込めるはずだった。だがその目論見は予選時点で崩れ去った。タイムは2分9秒707。予選順位は全21台中18位。クラス4台中3位。コースに不慣れかつ、経験の浅い安島が走ったとはいえ、目標ラップタイム2分フラットにはほど遠い。この時点から、我々にあてがわれた22番ピットに暗雲が立ち込め始めた。<br /><br />
<b>14:30分。</b>決勝スタート。トップバッターの大脇も初めてのコースゆえか、タイムが出ない。20分を経過したあたりで2分2秒台が出たが、結局2分の壁は越えられなかった。順位は総合で15~18番手。だがレースはまだ始まったばかり。耐久レースはチェッカーフラッグを受けるまで勝負が分からない。マシントラブルやコースアウト、ガス欠などで途中リタイヤすれば、それで終わりだ。次のドライバーにバトンを渡し、最後まで走りきることが重要なのだ。<br /><br />
<b>15:20分。</b>安島にドライバーチェンジ。もはや総合順位に対する興味は失った。「せめてクラス順位でビリにならないことを……」。口には出さずとも、メンバーはそう思っていたはずだ。同じクラスの他チームも、次々とピットインしドライバーチェンジを行う。そのたびに順位は入れ替わるが、中盤を超えたあたりから、周回数で他のチームに引き離されていった。<br /><br />
<b>16:03分。</b>最終ドライバーの筆者の出番が来た時点で、我がチームはクラスの最後尾を走っていた。ひとつ前との差は2ラップ。何とかして差を縮めようと意気込むも、SUGO名物の激しいアップダウン、150km/hからのフルブレーキングなど、初めて走るコースに戸惑うばかり。だが10分ほど走ると徐々に慣れ始めた。<br /><br />
<b>残り約30分。</b>ここから一気に攻め上がろうとしたその時、無情にも燃料のエンプティランプが点灯する。ガス欠リタイアは避けたい。他チームも燃費を気づかいペースダウンし始めている。攻めるのか。退くのか。葛藤のなか時間だけが過ぎていく。ドラマは最後に待っていた。<br /><br />
<b>残り10分。</b>「もう全開で行っちゃってください!」。ピットからの指示が届いた。目の前のチームを抜けば同一周回まで巻き返せる。2分1秒070。ラスト2ラップ目で我がチームのベストラップが生まれる。そしてチェッカーフラッグ。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲マシンのコンディションは上々。新調したタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ3」も一皮むけて最高の状態だったが……" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_5.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲マシンのコンディションは上々。新調したタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ3」も一皮むけて最高の状態だったが……</span><!-- nodisplay end --></div>
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<p>結果は、全21台中17位(2台はリタイア)。4台いたクラスでは、最終盤に他の2台と同一周回になるまで追い上げたが、順位は変わらず4位。周回数は目標としていた70周に2ラップ足りない68周だった。初戦惨敗。だが我々は落ち込んではいない。なぜなら、自分たちに足りないものが何か、このレースを通じて明らかになったからだ。メンバーそれぞれ、課題は見えた。それは「昨日の自分を越えること」。次のチャレンジに向け練習あるのみ! 待ってろ! マツ耐!<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲レース終了30分前に燃料のエンプティランプが点灯したが、ガス欠することなく無事に完走を果たした。勝負に「たら・れば」は禁物だが、もう少し燃料に余裕があれば、あと2周走れたら、クラス順位は変わっていたかもしれない……" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_4.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲レース終了30分前に燃料のエンプティランプが点灯したが、ガス欠することなく無事に完走を果たした。勝負に「たら・れば」は禁物だが、もう少し燃料に余裕があれば、あと2周走れたら、クラス順位は変わっていたかもしれない……</span><!-- nodisplay end --></div>
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<p><strong>【CERCとは】</strong><br />
中古車情報誌『カーセンサー』の連載『CERC』のスピンオフバージョンである。カーセンサー本誌に収録しきれなかった話題を、同連載の語り手である本誌デスク本人が赤裸々に綴る。ちなみにCERCとはCarsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の略。<br /><br /></p>
<p><strong>【筆者プロフィール】</strong><br />
1970年生まれ。群馬県在住の編集・ライター。カーセンサー本誌の編集デスク担当。<br />
2015年9月に参加したメディア対抗ロードスター4時間耐久レースでの惨憺たる結果から一念発起。運転技術を磨くべく、マツダ ロードスター(2代目)のNR-Aを購入した。<br /><br /></p>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61377.html" target="_blank">#06「レースに出たい!」を叶える7つのマストアイテムはこちら</a></li>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61330.html" target="_blank">#05「劇的! タイヤ交換ビフォーアフター」はこちら</a></li>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61262.html" target="_blank">#04「運転が上手くなるシンプルな4つの習慣」はこちら</a></li>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_60058.html" target="_blank">#03「車に主治医は必要か?」はこちら</a></li>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_52512.html" target="_blank">#02「2台同時所有の甘美なカーライフ」はこちら</a></li>
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<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_52446.html" target="_blank">#01「なぜ、私は中古車選びで失敗しなかったのか」はこちら</a></li>
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<h3>デビュー戦はほろ苦く</h3>
<p><!-- short sentence start -->時は一月前の卯の花月。杜の都仙台にほど近い宮城県柴田郡村田町にある東北屈指の名門サーキット、スポーツランドSUGOは桜が満開だった。仙台名物「ずんだ餅」は口に甘いが、SUGOで飾った総額75万円ロードスターの耐久レースデビュー戦は、ほろ苦い結果となった。<!-- short sentence end --><br /><br />
我々が挑戦した耐久レースは、通称『マツ耐』こと、マツダファン・エンデュランスの第1戦東北ラウンド。『マツ耐』は、「マツダ車のユーザーにこそ耐久レースの魅力を感じてもらいたい、という考えのもと企画された参加型サーキットイベント(公式HPより抜粋)」というもので、150分(2時間30分)という規定時間内でどれだけ多くサーキットを周回できるかを競うレースだ。ただしレース中の給油は禁止されており、速さだけではなく燃費も非常に重要なポイントとなる。<br /><br />
総額75万円ロードスターを駆るのは、筆者の他に、カーセンサー本誌デスクの大脇、姉妹誌であるカーセンサーEDGE編集部員の安島の3名。メンバー全員、何度か耐久レースの参加経験はあるが、腕前はど素人レベル。しかも舞台となるスポーツランドSUGOを走るのは初めて。総額75万円ロードスターで耐久レースに出るのも初めて。だから作戦が立てられないのだ。とはいえ、ぶっつけ本番というわけにもいかず、どんぶり勘定的な戦略を組んでみた。<br /><br />
・出走順:1stドライバー・大脇/2ndドライバー・安島/3rdドライバー・中野<br />
・走行時間:大脇と安島は45分、中野50分(途中ピットストップあり)<br />
・目標ラップ:1周(3.7km) 2分フラット前後<br />
・目標周回数:70周<br />
・エンジン回転数の上限:6500rpm(燃費を考慮)
<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲予選18位の我がチーム。スターティンググリッドは先頭から遥か後方だ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_2.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲予選18位の我がチーム。スターティンググリッドは先頭から遥か後方だ</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>想定外の連発で狂う戦略</h3>
<p>どんぶり作戦どおり行けば、我々が参加したクラス(ロードスター・クラシック・ノーマル:初代NA型と2代目NB型が該当)なら、上位に食い込めるはずだった。だがその目論見は予選時点で崩れ去った。タイムは2分9秒707。予選順位は全21台中18位。クラス4台中3位。コースに不慣れかつ、経験の浅い安島が走ったとはいえ、目標ラップタイム2分フラットにはほど遠い。この時点から、我々にあてがわれた22番ピットに暗雲が立ち込め始めた。<br /><br />
<b>14:30分。</b>決勝スタート。トップバッターの大脇も初めてのコースゆえか、タイムが出ない。20分を経過したあたりで2分2秒台が出たが、結局2分の壁は越えられなかった。順位は総合で15~18番手。だがレースはまだ始まったばかり。耐久レースはチェッカーフラッグを受けるまで勝負が分からない。マシントラブルやコースアウト、ガス欠などで途中リタイヤすれば、それで終わりだ。次のドライバーにバトンを渡し、最後まで走りきることが重要なのだ。<br /><br />
<b>15:20分。</b>安島にドライバーチェンジ。もはや総合順位に対する興味は失った。「せめてクラス順位でビリにならないことを……」。口には出さずとも、メンバーはそう思っていたはずだ。同じクラスの他チームも、次々とピットインしドライバーチェンジを行う。そのたびに順位は入れ替わるが、中盤を超えたあたりから、周回数で他のチームに引き離されていった。<br /><br />
<b>16:03分。</b>最終ドライバーの筆者の出番が来た時点で、我がチームはクラスの最後尾を走っていた。ひとつ前との差は2ラップ。何とかして差を縮めようと意気込むも、SUGO名物の激しいアップダウン、150km/hからのフルブレーキングなど、初めて走るコースに戸惑うばかり。だが10分ほど走ると徐々に慣れ始めた。<br /><br />
<b>残り約30分。</b>ここから一気に攻め上がろうとしたその時、無情にも燃料のエンプティランプが点灯する。ガス欠リタイアは避けたい。他チームも燃費を気づかいペースダウンし始めている。攻めるのか。退くのか。葛藤のなか時間だけが過ぎていく。ドラマは最後に待っていた。<br /><br />
<b>残り10分。</b>「もう全開で行っちゃってください!」。ピットからの指示が届いた。目の前のチームを抜けば同一周回まで巻き返せる。2分1秒070。ラスト2ラップ目で我がチームのベストラップが生まれる。そしてチェッカーフラッグ。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲マシンのコンディションは上々。新調したタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ3」も一皮むけて最高の状態だったが……" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_5.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲マシンのコンディションは上々。新調したタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ3」も一皮むけて最高の状態だったが……</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>ゴールラインの向こうで見つけたもの</h3>
<p>結果は、全21台中17位(2台はリタイア)。4台いたクラスでは、最終盤に他の2台と同一周回になるまで追い上げたが、順位は変わらず4位。周回数は目標としていた70周に2ラップ足りない68周だった。初戦惨敗。だが我々は落ち込んではいない。なぜなら、自分たちに足りないものが何か、このレースを通じて明らかになったからだ。メンバーそれぞれ、課題は見えた。それは「昨日の自分を越えること」。次のチャレンジに向け練習あるのみ! 待ってろ! マツ耐!<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲レース終了30分前に燃料のエンプティランプが点灯したが、ガス欠することなく無事に完走を果たした。勝負に「たら・れば」は禁物だが、もう少し燃料に余裕があれば、あと2周走れたら、クラス順位は変わっていたかもしれない……" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_4.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲レース終了30分前に燃料のエンプティランプが点灯したが、ガス欠することなく無事に完走を果たした。勝負に「たら・れば」は禁物だが、もう少し燃料に余裕があれば、あと2周走れたら、クラス順位は変わっていたかもしれない……</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲我々が参加したマツダファン・エンデュランス(マツ耐)は、スポーツランドSUGOで行われた「マツダファン東北ミーティング2016」のプログラムのひとつ。当日は、AZ-1(写真)をはじめ多くのマツダ車オーナーがSUGOに集った" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61419/cerc_07_3.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲我々が参加したマツダファン・エンデュランス(マツ耐)は、スポーツランドSUGOで行われた「マツダファン東北ミーティング2016」のプログラムのひとつ。当日は、AZ-1(写真)をはじめ多くのマツダ車オーナーがSUGOに集った</span><!-- nodisplay end --></div>
<p><strong>【CERCとは】</strong><br />
中古車情報誌『カーセンサー』の連載『CERC』のスピンオフバージョンである。カーセンサー本誌に収録しきれなかった話題を、同連載の語り手である本誌デスク本人が赤裸々に綴る。ちなみにCERCとはCarsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の略。<br /><br /></p>
<p><strong>【筆者プロフィール】</strong><br />
1970年生まれ。群馬県在住の編集・ライター。カーセンサー本誌の編集デスク担当。<br />
2015年9月に参加したメディア対抗ロードスター4時間耐久レースでの惨憺たる結果から一念発起。運転技術を磨くべく、マツダ ロードスター(2代目)のNR-Aを購入した。<br /><br /></p>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<!-- nodisplay end --><!-- nodisplay2 start -->
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="http://endurance.mazda-fan.com/index.html" target="_blank">マツダファン・エンデュランス</a></li>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="http://tohoku-meeting.mazda-fan.com/" target="_blank">マツダファン東北ミーティング2016 in SUGO</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="http://sportsland-sugo.co.jp/" target="_blank">スポーツランドSUGO</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61377.html" target="_blank">#06「レースに出たい!」を叶える7つのマストアイテムはこちら</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61330.html" target="_blank">#05「劇的! タイヤ交換ビフォーアフター」はこちら</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61262.html" target="_blank">#04「運転が上手くなるシンプルな4つの習慣」はこちら</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_60058.html" target="_blank">#03「車に主治医は必要か?」はこちら</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_52512.html" target="_blank">#02「2台同時所有の甘美なカーライフ」はこちら</a></li>
</ul>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_52446.html" target="_blank">#01「なぜ、私は中古車選びで失敗しなかったのか」はこちら</a></li>
</ul>
</ul>
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<div class="author">text・photo/編集部 中野</div>
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[title] => 父から息子へ、受け継がれたクラシックミニ【輸入車“若者”オーナー見聞録】
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[description] => 父親が長らく乗っていて、自分も幼い頃にその車内で長い時を過ごした思い出の車。それを、成長し運転免許を取ると同時に父から譲り受ける。……感動的な話だが、実際はなかなかある話でもないだろう。しかし今回紹介する鈴木隼人さんは、そんな“できすぎエピソード”を地で行く人物だ。
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<div class="taC w600_img"><!-- TopBlogsPlusImage start --><img alt="▲幼いときから身近にあったクラシックミニ、それは父の車だった。いつしか自分も大人になり、車選びを始めた。そして選んだのは、あのミニ。―父から息子へ、受け継がれる車の物語" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_001.jpg" width="600" /><!-- TopBlogsPlusImage end --> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲幼いときから身近にあったクラシックミニ、それは父の車だった。いつしか自分も大人になり、車選びを始めた。そして選んだのは、あのミニ。―父から息子へ、受け継がれる車の物語</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>物心ついたときからそばにいたミニ</h3>
<p><!-- short sentence start -->父親が長らく乗っていて、自分も幼い頃にその車内で長い時を過ごした思い出の車。それを、成長し運転免許を取ると同時に父から譲り受ける。……感動的な話だが、実際はなかなかある話でもないだろう。しかし今回紹介する鈴木隼人さんは、そんな“できすぎエピソード”を地で行く人物だ。<!-- short sentence end --><br />
<br />
「父がこのミニを買ったのが僕が3歳ぐらいの頃でしたから、物心ついたときからウチにはこのミニがありました。後部座席に座って、父の運転でいろいろなところへ行きました。そしてこのミニが、僕は本当に大好きだったんです」<br />
<br />
そんな鈴木少年もいつしか鈴木青年となり、生まれ育った福島県を離れて就職のため東京へ。上京後しばらくは自家用車どころではないバタバタの生活だったが、そのうち余裕もでき、自宅近所で駐車場を借りる算段もついた。<br />
<br />
「で、父に言ったわけです。『あのミニをぜひ譲ってほしい』と」<br />
<br />
ここで「うむ、そうか! お前もついにあれに乗れるぐらいの男になったか!」と言ってお父さまが快く譲ってくれたなら美談だが、実際はお父さまもかなり気に入っていたため「難色を示されました(笑)」とのこと。<br />
<br />
しかし結論としてその後、1998年式ミニは東京へやってきた。<br />
</p>
<h3>ミニで車中泊!?</h3>
<p>古い設計の車ゆえ故障がないわけではないが、そんなことは気にならないぐらい鈴木さんはミニにホレている。<br />
<br />
「人生の一つひとつのシーンにこのミニがあって、それを今、自分が運転しているんだなぁ……という感慨もありますが、それだけじゃなく、ダイレクトというんでしょうか、とにかく思ったとおりにキビキビ動くのが本当に楽しいんです。そしてクラシックミニは車内が狭いですが、その “ちょうどいい穴蔵感”みたいなものも実はお気に入りなんです」<br />
<br />
穴蔵感?<br />
<br />
「はい。金曜日の夜に仕事が終わると、たいてい僕はミニに乗ってあちこちへ走りに行きます。で、そのままミニで車中泊しちゃうことが多いんですよ」<br />
<br />
ミ、ミニで車中泊!<br />
<br />
「 前席の左右に横たわるというか丸まって寝るんですが、微妙な穴蔵感、包まれ感が心地いいんです(笑)」<br />
<br />
ミニに乗る用事がないときでも、会社帰りは駐車場に立ち寄って自分のミニを眺め、そして「……やっぱイイなぁ」と心の中でつぶやくという鈴木さん。<br />
<br />
そこまで惚れ込んでくれたなら、難色を示しつつも譲ってくれたお父さまも納得だろう。……いや、本当は表面上渋ってみただけで、息子が「コレが欲しい!」と真剣に言ってくれて、実はかなりうれしかったのかもしれないけどね。<br />
<br />
※この記事はカーセンサー本誌2016年7月号に掲載された「輸入車“若者”オーナー見聞録」を、WEB用に再構成したものです。年齢などの情報は掲載当時の内容に準じます。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲1959年に発売され、その後約40年の長きにわたり生産された英国製小型FF車。鈴木さんの愛車は1998年式クーパーで、お父さまが2000年頃に中古車で購入したもの。2015年10月に隼人さんが譲り受けたときの走行距離は約4.1万㎞、現在は約5.4万㎞" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_002.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲1959年に発売され、その後約40年の長きにわたり生産された英国製小型FF車。鈴木さんの愛車は1998年式クーパーで、お父さまが2000年頃に中古車で購入したもの。2015年10月に隼人さんが譲り受けたときの走行距離は約4.1万㎞、現在は約5.4万㎞</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲「真後ろから見たフォルムがとっても好きですね。ぷりぷりしたお尻というのか何というのか、クラシックミニならではの得も言われぬ造形は見ているだけでうれしくなります」(鈴木さん)" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_003.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「真後ろから見たフォルムがとっても好きですね。ぷりぷりしたお尻というのか何というのか、クラシックミニならではの得も言われぬ造形は見ているだけでうれしくなります」(鈴木さん)</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲「丸型2灯のフォグランプは僕が付けたものではなく、父が乗っていた時代から付いていたものです。丸い感じがカワイイのと同時に、ラリーの雰囲気も感じられて素敵です」(同)" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_004.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「丸型2灯のフォグランプは僕が付けたものではなく、父が乗っていた時代から付いていたものです。丸い感じがカワイイのと同時に、ラリーの雰囲気も感じられて素敵です」(同)</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲「車内は正直かなり狭いですが、でもなぜか全然フツーに座れちゃうのがクラシックミニの不思議なところです。あとこの絶妙な閉塞感というか穴蔵感も、逆に好きですね」(同)" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_005.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「車内は正直かなり狭いですが、でもなぜか全然フツーに座れちゃうのがクラシックミニの不思議なところです。あとこの絶妙な閉塞感というか穴蔵感も、逆に好きですね」(同)</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲鈴木隼人さん。福島県出身・東京都在住の会社員、19歳。車好きだった父親の影響で自身も自動車ファンに。当初はスポーツカーに熱中したが、その後ミニやルノー トゥインゴなどのヨーロピアンコンパクトを好むようになった" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61417/160517_006.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲鈴木隼人さん。福島県出身・東京都在住の会社員、19歳。車好きだった父親の影響で自身も自動車ファンに。当初はスポーツカーに熱中したが、その後ミニやルノー トゥインゴなどのヨーロピアンコンパクトを好むようになった</span><!-- nodisplay end --></div>
<!-- nodisplay start -->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/bRV/s001/f001/index.html?contnikkancs_20160518_nc20160518001nd
" target="_blank">クラシックミニ(ローバー ミニ)の中古車をみてみる</a></li>
</ul>
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<div class="author">text/伊達軍曹<br />
photo/畠中和久</div>
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[title] => トミカに163万円の値がつく!? あなたの家にもお宝が眠っているかも!
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[description] => トミカと聞いて、子供のころに遊んだなぁ、と懐かしい気分になる人も多いのではないでしょうか。たとえミニカーに興味がなくとも、その名を知らない人はいないはず。玩具メーカーのタカラトミー(発売時はトミー)が1970年から販売を開始した小スケールミニカーのトミカは、現在までに約900車種を発売し世界中で6億台以上が販売されました。
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<div class="taC w600_img"><!-- TopBlogsPlusImage start --><img alt="▲現在までに6億台以上が販売されているトミカ。1970年にブルーバードSSSクーペ、コロナマークⅡハードトップ、トヨタ 2000GTなど6車種が最初に販売されました" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika1.jpg" width="600" /><!-- TopBlogsPlusImage end --> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲現在までに6億台以上が販売されているトミカ。1970年にブルーバードSSSクーペ、コロナマークⅡハードトップ、トヨタ 2000GTなど6車種が最初に販売されました</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>幻のトミカが驚くような額で落札</h3>
<p><!-- short sentence start -->トミカと聞いて、子供のころに遊んだなぁ、と懐かしい気分になる人も多いのではないでしょうか。たとえミニカーに興味がなくとも、その名を知らない人はいないはず。玩具メーカーのタカラトミー(発売時はトミー)が1970年から販売を開始した小スケールミニカーのトミカは、現在までに約900車種を発売し世界中で6億台以上が販売されました。<!-- short sentence end --><br />
<br />
ちなみに6億台というこの数字、トミカをつなげると地球1周強になるんだとか。ただ、星の数ほど世に出回っているトミカの中には「えっ!!!!」と驚愕するほどプレミアがつく製品が存在します。<br />
<br />
販売当時、180円だった商品が10万円を超える価格で取引されていることはほんの序の口。昨年はオークションに幻といわれていたクラウンのトミカが出展され、163万円という驚きの値段で落札されました。<br />
<br />
「そんなお宝を持っている人もいるんだー」と他人事になるなかれ、もしかするとあなたの押し入れに眠っているトミカも驚くほどの高値がつく可能性があるかも。そこで、プレミアがつくトミカの条件を大公開しちゃいます!<br /><br /></p>
<h3>ポイントは箱の色! 青と黒は要チェック!</h3>
<p>
1970年から販売しているトミカは販売していた時期やシリーズによりパッケージが異なります。コレクターは商品の販売時期やシリーズを「黒箱」「青箱」「赤箱」と箱のカラーで判別しますが、現在廃番となっている「黒箱」「青箱」には高値がつく商品が多いそう。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲黒と黄色のパッケージで販売された商品を「黒箱」と呼び、発売時~1982年に生産されました。写真は記念すべきトミカの1作目として販売された内の1台、トヨタ 2000GT。とくにボディがレアカラーの赤であれば20万円以上の値がつくことも!" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika2.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲黒と黄色のパッケージで販売された商品を「黒箱」と呼び、発売時~1982年に生産されました。写真は記念すべきトミカの1作目として販売された内の1台、トヨタ 2000GT。とくにボディがレアカラーの赤であれば20万円以上の値がつくことも!</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲「青箱」は白地に青色のパッケージで1976年から1988年まで生産された外国車シリーズ。写真はロールスロイス・ファンタムⅥで、ボディカラーが金色だと1万円以上で取り引きされているとか" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika3.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「青箱」は白地に青色のパッケージで1976年から1988年まで生産された外国車シリーズ。写真はロールスロイス・ファンタムⅥで、ボディカラーが金色だと1万円以上で取り引きされているとか</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>販売当時の不人気トミカが今は貴重に?</h3>
<p>
販売を開始してから45年以上が経過したトミカには、当然不人気車も存在します。そして、販売されていた当時は不人気だったからこそ出回っている数が少なく、現在驚くほどのプレミアがつく商品が少なくないんです。コレクターにとって、特に入手困難といわれている通称“香港トミカ”や“マスコミトミカ”がまさにこれに当たります。<br />
<br />
香港トミカは、その名のとおり香港で生産されたトミカ。トミーが生産台数や品番の拡大に対応するため香港の業者に下請けに出したものの、国内生産製品と比べ質感が大きく劣っていたため生産を取りやめてしまいました。そのため現存する商品が少ないことで激レアモデルとなったのです。とくにギャランGTO-MRは現在、10万円以上で取り引きされています。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲香港の業者で生産された通称“香港トミカ”はハンドルが大きかったり塗装にムラがあることなど品質が悪く生産数が少ない。写真のN360もそんな1台で状態が良い物だと5万円以上の値がつくことも" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika4.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲香港の業者で生産された通称“香港トミカ”はハンドルが大きかったり塗装にムラがあることなど品質が悪く生産数が少ない。写真のN360もそんな1台で状態が良い物だと5万円以上の値がつくことも</span><!-- nodisplay end --></div>
<br />
<p>
一方、“マスコミトミカ”はテレビ番組とコラボしたシリーズでしたが、トミカに“ただ”キャラクターシールを貼っただけというチープさが理由でまったく売れなかったのだとか。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲テレビ番組とコラボした“マスコミトミカ”は1973年に12種類が発売されたものの不人気ですぐにカタログ落ちしたため現在はかなりの稀少品に。写真はギャランHTGS「緊急指令10-4-10-10」で、10万円近くで取り引きされます" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika5.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲テレビ番組とコラボした“マスコミトミカ”は1973年に12種類が発売されたものの不人気ですぐにカタログ落ちしたため現在はかなりの稀少品に。写真はギャランHTGS「緊急指令10-4-10-10」で、10万円近くで取り引きされます</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>中古車もトミカも限定モデルは高値がつく</h3>
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欲しいというニーズに対して市場に出回る数が少ない限定モデル──これは中古車でも同じことが言えると思いますが、特にコレクター人気が集中するのが限定販売品。例えば、東京モーターショーやオートサロンなど、イベント会場でしか購入できない製品や台数限定で販売されたシリーズ物には高値がつく傾向があるのだとか。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲2015年の東京オートサロン会場で限定販売されたトヨタ 86My Style。発売されてから年数は経っていませんが、5000円くらいの市場価格がつきます" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika6.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲2015年の東京オートサロン会場で限定販売されたトヨタ 86My Style。発売されてから年数は経っていませんが、5000円くらいの市場価格がつきます</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲バンダイ、タカラトミー、エポック社が組んで立ち上げた「トイズドリームプロジェクト」から2007年に限定販売されたドリームトイズプロジェクト・ホンダ・シビック無限RR。現在は2万円以上で取り引きされています" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika7.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲バンダイ、タカラトミー、エポック社が組んで立ち上げた「トイズドリームプロジェクト」から2007年に限定販売されたドリームトイズプロジェクト・ホンダ・シビック無限RR。現在は2万円以上で取り引きされています</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>将来のプレミア候補は初回特別カラー!</h3>
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そんなトミカで今後プレミアがつくと予想されているのが製品発売時に限定販売される初回特別カラー。今年1月に販売されたS660や2月に販売されたロードスターの初回特別カラーは、すでに販売価格の2倍以上で取り引きされているのだとか。今後こうした特別カラーが発売されたら、目を付けておきましょう!<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲2016年1月に販売されたS660初回特別カラー。通常モデルは白なのに比べ限定カラーは黄色" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika8.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲2016年1月に販売されたS660初回特別カラー。通常モデルは白なのに比べ限定カラーは黄色</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲通常モデルが赤色で2016年2月に発売されたロードスターに、初回特別カラーとして限定販売された黒色バージョン" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika9.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲通常モデルが赤色で2016年2月に発売されたロードスターに、初回特別カラーとして限定販売された黒色バージョン</span><!-- nodisplay end --></div>
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これら以外にも、ノベルティグッズとして製作された非売品の特注モデルや、家畜のフィギュアがなくなりやすい家畜運搬車などにプレミアがつく可能性が高いとのこと。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲「黒箱」の家畜運搬車トミカは家畜のフィギュアがなくなりやすいため、高値で取り引きされるんだとか。写真のハイエース牧場トラックは状態が良ければ2万円以上で取り引きされるというから驚きです" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61430/160523_tomika10.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「黒箱」の家畜運搬車トミカは家畜のフィギュアがなくなりやすいため、高値で取り引きされるんだとか。写真のハイエース牧場トラックは状態が良ければ2万円以上で取り引きされるというから驚きです</span><!-- nodisplay end --></div>
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プレミアがつくトミカをいろいろと紹介してきましたが、「あれ、これ見たことある……?」なんてものもあったのではないでしょうか。もしかするとあなたの押し入れにも“お宝”となるトミカが眠っているかもしれませんよ。<br /><br /></p>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="http://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/" target="_blank">トミカ公式ページ(タカラトミー)</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=TO_S158*HO_S075*TO_S229*HO_S106*HO_S053*MA_S017&FMCC=HO_S053_F003*MA_S017_F004&fed=contnikkancs_20210114_oc20210114004to" target="_blank">記事に登場したミニカーの中古車を見てみる</a></li>
</ul>
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<div class="author">text & photo/手束 毅</div>
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