第50回 スバル インプレッサSTI(現行) 【おいしい中古車】
2008/10/17
■WRC開催に合わせて!?インプSTIがおトク!
ラリー好きにはたまならいイベントであるラリージャパンが、2004~2007年の十勝地方での開催から、2008年は舞台を札幌に移して開催されます。10月末に迫った開催に向けて、札幌まで応援に行く計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのなかには、お目当ては5ドアハッチに生まれ変わったスバルインプレッサWRC 2008、という方も多いでしょう。三菱がWRCから撤退した今、注目はインプレッサに集中しているでしょうし、日本では新型のインプレッサWRCは初のお披露目となるわけです。
さて、そのインプレッサ。市販されているモデルの中で、もっともWRCカーに近いのは、ご存じSTI(スバルテクニカインターナショナル)グレード。WRCシーンでの新型インプレッサの登場は2008年になってから(ホモロゲ取得の関係上)でしたが、市販のSTIの登場は2007年の10月でした。
■WRCバーゲンか?新車時-100万円の物件も
これまでの4ドアセダンから5ドアハッチバックへと姿を変えたのは記憶に新しいところですが、これは戦闘力アップのため。前後のオーバーハングを短縮し、ヨー慣性モーメントを低減。高い操縦安定性を実現しています。さらにこのボディ形状は前後のリフトバランスも整え、空力にも大きく影響。また、ホイールベースの拡大(+85mm)や前後トレッドの拡大(前+40mm、後+45mm)は、居住性の確保にもつながっています。
心臓部のパワーユニットは吸排気系から徹底的に見直され、ツインスクロールターボを採用。最高出力は280馬力から308馬力へと高められています。ミッションは自社開発の6MTを採用。さらに走行特性が選択できるSIドライブや、前後トルク配分を制御するDCCD、走行安定性を補助するVDCなどの最新技術も装備されています。
しかし中古車に目を向けると、状況は一変。もう100万円以上安い物件が登場しているのです。「それって多走行で修復歴ありの車だろ」って思うでしょう? いやいや、多走行どころか、慣らしがやっと終わったくらいの走行3000km! もちろん修復歴はありません。それでいて、お値段はなんと258万円。新車価格より108万円も安いのです。まだ登場からたったの1年なのに…。
個人的には、こういった状況はなんとも残念ではあるのですが、中古車フリークとして考えると、こんなおいしい状況はありません。ノーマルのままジェントルに乗るもよし、デカールで飾ってWRCマシンばりにキメるもよし、徹底的にチューニングを施して、圧倒的な速さを獲得するもよし。購入後の楽しみもたくさん広がっているインプレッサSTI。50回記念にふさわしく、かなりお買い得です。
ラリー好きにはたまならいイベントであるラリージャパンが、2004~2007年の十勝地方での開催から、2008年は舞台を札幌に移して開催されます。10月末に迫った開催に向けて、札幌まで応援に行く計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのなかには、お目当ては5ドアハッチに生まれ変わったスバルインプレッサWRC 2008、という方も多いでしょう。三菱がWRCから撤退した今、注目はインプレッサに集中しているでしょうし、日本では新型のインプレッサWRCは初のお披露目となるわけです。
↑ノーマルのインプレッサとは比べ物にならないほど筋肉質なスタイル。前後フェンダーの膨らみやボンネットのエアスクープが速さを予感させる(左右)
もちろん市販されているインプレッサとはまったくの別物と言っていい車ですが、ベースはあくまで私たちが手に入れられるインプレッサにほかなりません。自分がステアリングを握っている車の頂点にはWRCがある。それこそが所有する喜びを大いに高めているはずです。さて、そのインプレッサ。市販されているモデルの中で、もっともWRCカーに近いのは、ご存じSTI(スバルテクニカインターナショナル)グレード。WRCシーンでの新型インプレッサの登場は2008年になってから(ホモロゲ取得の関係上)でしたが、市販のSTIの登場は2007年の10月でした。
■WRCバーゲンか?新車時-100万円の物件も
これまでの4ドアセダンから5ドアハッチバックへと姿を変えたのは記憶に新しいところですが、これは戦闘力アップのため。前後のオーバーハングを短縮し、ヨー慣性モーメントを低減。高い操縦安定性を実現しています。さらにこのボディ形状は前後のリフトバランスも整え、空力にも大きく影響。また、ホイールベースの拡大(+85mm)や前後トレッドの拡大(前+40mm、後+45mm)は、居住性の確保にもつながっています。
心臓部のパワーユニットは吸排気系から徹底的に見直され、ツインスクロールターボを採用。最高出力は280馬力から308馬力へと高められています。ミッションは自社開発の6MTを採用。さらに走行特性が選択できるSIドライブや、前後トルク配分を制御するDCCD、走行安定性を補助するVDCなどの最新技術も装備されています。
↑ドライビングに集中できるシンプルなインパネ(左) 戦闘力をアップさせる数々の専用装備(中) ラリージャパンでの活躍を期待したいインプレッサWRC(右)
これら最先端の技術が詰め込まれたインプレッサSTIの新車時価格は366万円。車の凄さを考えればかなりのバーゲンプライスと思えるのですが、そうは言っても、おいそれと買える金額ではありません。しかし中古車に目を向けると、状況は一変。もう100万円以上安い物件が登場しているのです。「それって多走行で修復歴ありの車だろ」って思うでしょう? いやいや、多走行どころか、慣らしがやっと終わったくらいの走行3000km! もちろん修復歴はありません。それでいて、お値段はなんと258万円。新車価格より108万円も安いのです。まだ登場からたったの1年なのに…。
個人的には、こういった状況はなんとも残念ではあるのですが、中古車フリークとして考えると、こんなおいしい状況はありません。ノーマルのままジェントルに乗るもよし、デカールで飾ってWRCマシンばりにキメるもよし、徹底的にチューニングを施して、圧倒的な速さを獲得するもよし。購入後の楽しみもたくさん広がっているインプレッサSTI。50回記念にふさわしく、かなりお買い得です。
Text/金子剛士
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