「日本車って、ガイシャと比べると飽きやすいよね」などとしたり顔で言う人もいるが、冗談じゃない!
何度も何度も車検を通しながら、長~くつき合いたいと思える日本車だってたくさんあるものだ
深く・長く愛せるクルマと、そうでないクルマの違いをここで真剣に考えてみよう
その逸話だけでごはん3杯はイケる“伝説の一台”系
500psの強烈な出力を常に全開にすることなどドイツのアウトバーンでも不可能だが
「強烈な伝説」ならば、いつでもどこでも頭の中で反すうし
自分だけの満足感に浸ることができる。そのクルマにまつわる逸話を思い浮かべるだけで
思わずごはん3杯はイケてしまう、エピソード満点の日本車を紹介しよう!

NSX

ホンダ NSX(絶版)

ホンダ NSX(絶版)|10年愛せる日本車を探せ

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日本車史上「最多級」の伝説を誇る
元祖和製スーパースポーツ!
「セナや中嶋悟が開発テストドライブに参加」「ニュルブルクリンクにおける無改造車レコードタイム更新」「ル・マン24時間レースでの輝かしい戦績」など、日本車史上最も多くの伝説を残したモデル。また、フェラーリやポルシェなどの世界的スーパースポーツにも多大な影響を与えた優越感でも、ごはん3杯はイケる!
これから10年維持する秘訣は?
「リフレッシュプラン」と呼ばれる、新車時の性能や質感を蘇らせるホンダ独自のサービスメニューを利用すれば、この先10年でも20年でも維持できるはず!

INTEGRA TYPE R

ホンダ インテグラタイプR(初代)

ホンダ インテグラタイプR(初代)|10年愛せる日本車を探せ

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「伝説のポート研磨」よ永遠に!
「ナンバー付きのサーキット走行専用モデル」として、究極の運動性能が与えられた一台。熟練職人の手による吸気ポート研磨などにより、リッター当たり100馬力を超える高出力を実現。NSXに始まったホンダのタイプR伝説が、大衆レベルでも楽しめるようになった記念碑でもある。
これから10年維持する秘訣は?
エンジンの耐久性には定評があるが、ベースとなったDC/DB系インテグラのボディはかなり脆弱。今後はロールケージなどによる補強も視野に入れておきたい。

GT-R

日産 GT-R(現行)

日産 GT-R(現行)|10年愛せる日本車を探せ

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その性能から消耗品価格まで、すべてが伝説!
日産が誇る世界最先端テクノロジーの粋を結集させた超高性能モデル。ヨーロッパのスーパースポーツをもあっさりブチ抜く驚愕の速さは、今も世界中のメディアを騒がせている。開通前の首都高を貸し切ったお披露目パーティや、タイヤ&ブレーキの交換費用が100万円!など、消耗部品価格の高さもある意味伝説となっている。
これから10年維持する秘訣は?
新開発の2ペダルセミATは、初期ロットでは機械的なトラブルも散見。長持ちさせるには、駆動系をいたわる気持ちをもつことがだ。特に冷寒時は丁寧な運転を!

IMPREZA“S”Series

スバル インプレッサ“S”シリーズ

IMPREZA S202

スバル インプレッサ S202 STIバージョン


スバル インプレッサS202 STIバージョン|10年愛せる日本車を探せ
公道を走れるスバルワークスマシン!?
Sシリーズは、STIがラリーの実戦で得たノウハウのすべてを投入した究極のマシン。202では掟破りの320psを達成し、排気音はワークスマシンそのもの。足回りにピロボールを採用するなど快適性の度外視も伝説級!

IMPREZA S203

スバル インプレッサ S203


スバル インプレッサ S203|10年愛せる日本車を探せ
あのペター選手もシャーシセッティングに参加!
203はリアルスポーツ路線を踏襲しながらも、路面への追従性を高めた副産物として乗り心地が断然しなやかに。スパルタンだったS202とは別世界の快適性を得て、高品質なプレミアムカーとしても楽しめるようになった。

IMPREZA S204

スバル インプレッサ S204


スバル インプレッサ S204|10年愛せる日本車を探せ

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レカロと共同開発のシートは1脚75万円!
思いのほか好評だったS203に続き、さらに人とクルマのインターフェイスを高めるために細部を煮詰めた。クランクシャフトの回転バランスなどを手作業で行ったエンジンのフィーリングは極上。限定600台ながら瞬く間に完売した。
これから10年維持する秘訣は?
パワートレイン、シャーシともに究極の状態にまで高められているので、余計な改造は行わず、全開走行後はきっちりクールダウンしてやること。エンジンはいずれも珠玉と呼べるスペシャルユニットなので、決められたオイル交換時期を厳守f

CELICA GT-FOUR

トヨタ セリカ GT-FOUR(絶版)

トヨタ セリカ GT-FOUR(絶版)|10年愛せる日本車を探せ

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世界の舞台で起こった
「悲しき伝説」の主人公
4WD+ターボで武装したセリカのトップスポーツモデル。ベースモデルが肥大化した影響でWRCでは苦戦を強いられ、吸気制限装置の違反が発覚。大きなペナルティをくらったトヨタはそのままWRCから撤退した。しかしそんな悲しい伝説も、今となっては味わい深い。
これから10年維持する秘訣は?
比較的古いため、これから買うなら走行距離少なめの物件を。ブーストが利いているかどうかの確認も必須。
Report/Foche Wulf Inc
※この記事は、カーセンサー関東版13号(6月19日発売)の特集をWEB用に再構成したものです