【マンガ】マツダ MAZDA3 (現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2020/09/15
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。
重要ワード(マンガ内※)解説
ワールド・カー・アワーズが主催する2020年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」で、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞。他にもオートカラーアウォード2019、ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
マツダは2010年から「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」というデザイン哲学を展開。肉食動物が獲物に向かって飛びかかる直前の内に秘めた躍動感を表現した。「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」さらに進化を遂げ、日本ならではのエレガンスさ、引き算の美学を表現しているという。
エンジンルームの中にエンジンを縦置きするFRと違い、横置きするFFはエンジンルームがコンパクトになり、その分居住スペースを広く取ることができる。一方でノーズが長くなると伸びやかな印象になる。MAZDA3はデザイン重視で、あえてロングノーズになった。
交差点へ進入しているときに左右前方の死角から接近する車両を検知して、その接近状態に応じて表示を点灯させる前側方接近車両検知をはじめ、自転車も検知する前後のスマートブレーキサポートや前後の誤発進抑制機能などが備わっている。
インテリアにはバニシングポイント(ドア枠などに奥に向かって続く画を描いたときに、道の先で線が交わる点のこと)を設けることでまとまり感を演出。
水平基調の中にエアコンルーバーやスイッチをまとめたことですっきりとした印象に。さらにスイッチの操作感からも走る歓びを感じられるよう、0.01㎜単位で調整。押す、引く、回すなど操作方法が異なるスイッチでも共通の感覚を得られるようにしたという。
シートは骨盤下部、骨盤上部、大腿部の3点で骨盤をしっかりと立てることで脊柱のS字カーブを維持できる構造に。さらに背もたれ上部で胸郭の重心を支え、無意識でも骨盤や脊柱を動かして体の重心のバランスを取れようになっている。これにより長時間運転でも疲れにくい。
モーターのみでの走行が可能なハイブリッドシステムの呼び方のひとつ。これに対してMAZDA3のマイルドハイブリッドシステムは、スターターと発電機の機能をもつISGを使い、エネルギー回生やエンジンのアシスト、エンジンの再始動などを行う。
ガソリンエンジンは1.5Lと2Lの2種類用意される。ディーゼルは低速から中速域でのトルクが太い1.8Lに。スカイアクティブX(写真下)は、ガソリンとディーゼルのいいとこ取りをした世界初のエンジン。
従来のエンジン制御に加え、ブレーキも制御しながらコーナリング中の車両姿勢を安定させる技術。ハンドル修正が大幅に軽減されるので、高速道路での車線変更や雪上走行などでも安心して走れるように。体の揺れも少なくなるため、同乗者の安心感を高める効果も。
▼検索条件
マツダ MAZDA3ファストバック (初代・現行型)【関連リンク】
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