中古車が新車と大きく違うのは需要と供給のバランスによって
市場価格が上下するところ。今回はカーセンサーnetで
4月の1カ月間で物件検索の多かった上位20車種の前3カ月の
平均価格の動きを検証しつつ、今後の動きを大胆予想
狙っている車種の買い時などが浮き彫りになるはずだ
軽自動車 燃料代の上昇によって少しでも燃費の良い
維持費の安いクルマが欲しいというユーザーが増えている
その受け皿となる軽自動車の相場はどう動いているのか
 
WAGON R スズキ ワゴンR(現行型)軽自動車ランキング1位(総合3位)
ネームバリューが高く
安定した人気で変動が少ない
新車登録台数No.1のワゴンR。現在の軽自動車のトレンドリーダーだけあってネームバリューは高く、安定した人気で中古車相場に大きな変動は見られない。秋にはモデルチェンジするが、それまではこの水準をキープか。
スズキ ワゴンR|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
EVEN →
大きく相場が動くのは
秋のモデルチェンジ

残念ながら、当面は今の水準で推移すると予想する。相場が動くとしたらモデルチェンジを行う秋口ではないか。
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MOVE ダイハツ ムーヴ(現行型)軽自動車ランキング2位(総合4位)
CVT搭載車の代表格
人気と同様に相場も安定
ワゴンRのライバル車筆頭のムーヴ。2006年登場と年式が新しいため、相場はワゴンRより高めだが、動きはほぼ同じで横這いで推移している。Xリミテッド以上の上級グレードに人気のCVTを搭載している。
ダイハツ ムーヴ|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
EVEN →
ライバル車ワゴンRの
登場する時がチャンス

燃料代の高騰など軽自動車に注目が集まっているうえ、CVT車の多いムーヴ。値落ちの要因が少なく、横這い。
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TANTO ダイハツ タント(旧型)軽自動車ランキング3位(総合19位)
長く続いた横這いの動きも
4月になって大きめの値落ち
昨年末にモデルチェンジを行ったタント。チェンジ後も中古車相場は横這いで推移していたが、3月の需要期後に大きくダウン。現在はやや反発し、値を戻している。現行型の流通量の増加次第で値落ち幅が変わりそう。
ダイハツ タント|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
DOWN ↓
当面は横這いが続くが夏の到来とともに値落ち
6月いっぱいは横這いが続くが、7月に入ればわずかに値落ちが進むと予想。あとは現行型の中古車の発生量次第か。
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GT-R やはり気になるGT-R
現行型、R34型
今どう動いているのか
SKYLINE GT-R
日産 GT-R/R34GT-R
日産 GT-R / R34GT-R|人気20車種相場長期予想
新型の登場によってバリモノのR34GT-Rが市場から姿を消した
現行型のGT-Rは登場直後は新車時価格より高いプレミアム価格となっていたが、中古車の流通量の増加とともに適正価格へと変わってきた。ただし元々価格が高いので、その値落ち幅は大きい。現在では800万円を割る物件も登場している。一方のR34GT-R。2月に高額な物件がほとんど市場から姿を消した。これは現行型を考えていたユーザーがR34のバリモノに手を出したため。その結果R34の相場は大きく下がってしまった。
R34GT-Rの
ズバリ予想は
EVEN →
絶版車だけにそんなに
値落ちは続かない

高額物件がなくなったことで全体的には下がったが、今後はこの水準をキープ。夏には上がる可能性も含んでいる。

NEW GT-Rの
ズバリ予想は
DOWN ↓
新車の納期が短く
中古車は安さで勝負

新車の納期が短くなっているため、中古車は価格の安さが最もメリットになる。したがって今後は下がると予想。
■GT-R
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■R34GT-R
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Report/萩原文博
※この記事は、カーセンサー関東版12号(6月5日発売)の特集をWEB用に再構成したものです