中古車が新車と大きく違うのは需要と供給のバランスによって
市場価格が上下するところ。今回はカーセンサーnetで
4月の1カ月間で物件検索の多かった上位20車種の前3カ月の
平均価格の動きを検証しつつ、今後の動きを大胆予想
狙っている車種の買い時などが浮き彫りになるはずだ
COMPACT 昨年はフィット、デミオとコンパクトカーの
フルモデルチェンジが続いたが、一体
中古車相場にはどんな影響が出ているのか
 
VITZ トヨタ ヴィッツ(現行型))コンパクトランキング1位(総合8位)
高値安定状態を脱して
平均相場も100万円切り
人気のコンパクトカーの中では比較的相場の高い現行型のヴィッツ。横這いで推移している車種が多い中、小幅な上げ下げを繰り返しながら値落ち傾向となっている。100万円以下の物件も増加中で割安感が高まった。
トヨタ ヴィッツ|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
DOWN ↓
今後最も値落ちが
進むモデルかも

ほかのモデルに比べると2005年登場と新しいが、初期のモデルが車検サイクルを迎えるため値落ちと読んだ。
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FIT ホンダ フィット(旧型)コンパクトランキング2位(総合12位)
モデルチェンジ後も高い人気で相場は安定した動きだった
ゴールデンウィーク前までの3カ月間、ほとんど上げ下げもなく横這いで推移していた旧型フィット。ようやく最近になって値落ちし始めた。これは昨年登場した現行型の中古車が増えてきたためと考えられる。
ホンダ フィット|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
DOWN ↓
現行型の中古車の
流通量次第か

今後の値落ち幅を決めるのは現行型の中古車がどれくらい流入してくるか。多ければ多いほど、旧型は大幅ダウン。
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DEMIO マツダ デミオ(旧型)コンパクトランキング3位(総合16位)
じわじわと上昇を続け
フィットとの差が縮まった
2月の時点ではフィットに比べて割安な相場だったが、じわじわと上昇を続け、現在ではその差が縮まっている。モデルチェンジで大きく変更したスタイリングがユーザーに旧型を見直させることになったようだ。
マツダ デミオ|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
EVEN →
スポーティモデルが
相場を上昇させる

スタイリングが大きく変わったこと、すでに相場がこなれていることなど大きな値落ちは期待薄となっている。
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MARCH 日産 マーチ(現行型)コンパクトランキング4位(総合17位)
トータルでは横這いだが
需要期を境に大幅な変動が
2月と5月の相場を見ると、ほぼ横這いで推移しているが、その中身を見ると大きなアップダウンが繰り広げられている。これはおろしたて中古車が大量に市場に流入した表れで、需要期後には沈静化し適正相場になったからだ。
日産 マーチ|人気20車種相場長期予想
ズバリ予想は
UP↑
おろしたて中古車が
相場を一時的に上げる

今後3カ月にはボーナス商戦、決算期と販売促進期がある。その時におろしたて中古車が大量に発生し上昇の可能性も。
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Report/萩原文博
※この記事は、カーセンサー関東版12号(6月5日発売)の特集をWEB用に再構成したものです