帰省ラッシュの強い味方ベスト10≪後編≫ 【なんでもベスト10】

カテゴリー: クルマ

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2008/06/26

Report / 古賀貴司

車種にこだわらず、帰省シーンとコストパフォーマンスで選択

様々なカテゴリーの車が存在するなか、帰省シーンを思い浮かべながら、コストパフォーマンスも考慮して選んでみました。第10位から6位までは国産車もチラホラ挙がったのですが、上位5台はすべて輸入車になってしまいました。長距離はやはり輸入車に一日の長があります。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。想像以上に値落ちしている車も、なかにはあるかもしれません。

第5位はVWルポ(絶版)。軽量、コンパクトの2点に尽きます。国産車より走っている台数は圧倒的に少ないので目立ちますし、なんとなくキュートな存在です。大人4人なら、驚くほど快適に座れてしまうものです。2人で移動するなら、十分すぎる荷室も確保されています。ボディサイズもエンジンも小さいから燃費がいいし、高速道路における走行安定性はこの手のコンパクトカーにしては抜群に高いんです。できればスポーツモデルのGTIを狙いたいところです。

第4位はBMW7シリーズ(現行)。BMWが誇る最上級モデルなら、誰が見ても優雅な帰省でしょう。現行モデルとて、初期型なら200万円台後半から狙えるようになってきました。とてもじゃないですが、200万円台後半の車には見えません。故郷に錦を飾りたい人、7シリーズを狙いましょう。不人気の理由は、その斬新なデザインのせい? 現にマイナーチェンジではフロントマスクを大幅に変えましたから…。でもその素晴らしい走りは、大型ボディを忘れさせてくれます。

第3位はフォードマスタングコンバーチブル(旧型)。オープンカーに4人乗って帰省する姿…、あまりにユニークでカッコいいです。ずっとオープンで走らずとも、帰省先でオープンエアを楽しむのもいいかもしれません。実家で両親や同級生などを乗せてあげれば、皆が喜ぶこと間違いなし。旧型はそこそこに販売台数もありますし、中古車相場もこなれています。リーズナブルに“非日常”が味わえますよ。燃費はイメージよりもいいでしょう、特に高速道路では。

第2位はアウディオールロードクワトロ(旧型)。デビュー当時は衝撃的でした。ちょっとしたオフロードもこなせる超実用的高級ワゴンは、強烈に速い印象がありました。2.7L V6エンジンはツインターボ付きで、どんな回転域からも力強い加速をしてくれます。速度に応じて車高を可変する足回りはしなやかで、長距離ドライブが苦になりません。だから帰省にはオススメ。しかもこの旧型、200万円台から探せるんです。まだまだ現役高速ツアラーワゴンなのに、お買い得!

第1位はBMW X5(旧型)。高級SUVブームは、X5が“火つけ役”だったと言ってもいいでしょう。SUVなのに、セダン並みのオンロード性能を味わえることに驚かされたものです。大人5名が快適に座れて、荷物もたっぷり積めます。帰省先でちょっとしたオフロードに出向いても、X5なら心配いりません。高速道路を走れば、視野が広いことがセダンとの差異だと感じるでしょう。そして担当者が驚いたのは、最近は200万円台で探せるということです。いい買い物です。