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打倒マスタングを掲げて作られたカマロ ’69 CHEVROLET CAMARO SS
打倒マスタングを掲げて作られたカマロ ’69 CHEVROLET CAMARO SS
2015/07/17
//ABテストロジック
※徳大寺有恒氏は2014年11月7日に他界されました。日本の自動車業界へ多大な貢献をされた氏の功績を記録し、その知見を後世に伝えるべく、この記事は、約5年にわたり氏に監修いただいた連載「VINTAGE EDGE」をWEB用に再構成し掲載したものです。
▲1967年から69年のわずかな期間で発売された、シボレーのFRスポーツクーペ&オープンカー。マスタングが開拓したポニーカーの市場にシボレーが投入した意欲モデルでエンジンラインナップは直6とV8の2種類。グレードはZ28、RS、SSの3種類が用意されていた。また69年には425psのハイパワーエンジンを搭載したモデルが69台製作され、その年のSCCAトランスアメリカン・チャンピオンシップの2.5L以上のクラスでは優勝を飾っている。今回の撮影車両は走行距離4万km、498万円という個体
細部まで芸術品のように作り込まれた1台
徳大寺 今日はアメリカ車なんだろう? アメ車なら任せておけ。今はアメ車は窮地に立たされているから、我々もこういう場を使ってどんどん盛り上げなければならないな。
松本 巨匠は特に1940年代後半から1970年代のアメ車は得意ですよね。今回お邪魔するのは“BUBU HIGHLINE”という横浜にあるお店なんですけど“通”好みのアメ車がたくさんあるみたいですよ。
徳大寺 そりゃ楽しみだ!
松本 ココですね。大きなガラス張りのショールームですが、最新のアメリカ車が勢揃いしていますね。大本命はどこにあるのでしょうか?
徳大寺 新型車の裏にズラッと古いのが並んでるな。これは面白い。
松本 ホントだ。表に出していないところが憎いというか、ご時世というか、商売っ気がないような…。
徳大寺 これは間違いなく“通”好みだな。しかしどうして最前列ではなく2列目なんだろう?
松本 お店の方にちょっと聞いてみましょうか? この配列にはどんな意味があるんですか?
BUBUスタッフ 徳大寺さん、松本さん、ようこそいらっしゃいました。車の配列ですか? そうですね、やっぱりメインは新車なんです。これが動かないと商売になりませんし(笑)。うちでHIGHLINEと呼んでいる古いモデルは、趣味みたいなものなんですよ。
徳大寺 趣味のモデルを仕入れると商売にならないからな。そりゃすごくよく分かるよ。どうりで知る人ぞ知るモデルばかりだと思った。
松本 巨匠、今日の1台はどれがいいですか? ヴィンテージエッジの難しいところはここなんですよね。
徳大寺 個人的にはシボレーの“ノバ”がセンスいいな。これもいい! プリマスロードランナー。しかもマニュアルだ。これはけっこう速いんだよ。
松本 色々あって目移りしてしまいますね。コンディションもみんな良さそうだし。
徳大寺 コーベットのC1やスティングレーもあるな。当時はアメリカ車全盛期だから、とにかくカッコイイモデルがけっこうあるんだよ。50年代は細かいところが凝っていて、フェアレーンのコンバチもカッコイイよ。マフラーとか。
松本 パッと見て色とかスタイルでスタイリッシュなアメ車にしましょうか。そうなるとカマロSSになりますか? 5代目のカマロも登場したばかりですからね。
徳大寺 いいね。このカマロにしよう。この当時のカマロは3タイプあってSSとRSともう一種類あったよな?
松本 ハイチューンなZ28ですね。もっともオプションがいっぱいありますからオリジナルかどうか判断が難しいですね。
徳大寺 このカマロは69年だろう。フロントとリアフェンダーが張り出しているもんな。ファーストモデルとしては特にカッコイイよ。
松本 しかもこのカマロは正真正銘のSS350ですから価値も相当高いですね。メーター類などSS標準装備がしっかりと装着されていますし。エンジンはシリンダーヘッドをアフターマーケットのアルミに交換していますが、むしろいいんじゃないですか。
徳大寺 アメ車は部品がたくさんあるからオリジナルは難しいよな。通常は初期型が人気あるけど、カマロは発売3年目の“69”が人気がある。アメリカ車らしく、カッコイイモデルとはどんなものか。みんなちゃんと分かってるってことだな。
松本 ちなみにカマロはエントリーモデルは直列6気筒もありますが、ほとんどはV8ですね。しかも69のカマロはトータルで約24万台ですからSSは15%にも満たないんです。だから元々稀少なモデルですし、キレイな状態で残っている個体は少ないんですよね。つい最近まで、アメリカでは驚くような値段で取引されていたらしいですしね。しかしブルーにホワイトのオプションリボンがいいなー。
徳大寺 そうそう。アメリカンブルーに白いラインはお決まりだな。この色の組み合わせがアメリカなんだよ。このラインだけでスゴミを感じるんだ。ボディが引き締まっていてカッコイイよ。初代がこのようにカッコイイから現在もこのデザイン要素を上手に取り入れて作ることができたんだ。色々な意味で非常に優秀な車だな。
松本 確かにそういった意味では初代に冠を付けられたモデルは重要だということですね。
徳大寺 うん。今では簡単に名前を変えたり消滅させたりするけど、そういうことでは後世に伝えることができないんじゃないかと思うよ。そういう意味でもヴィンテージカーは重要なポジションにあると思うな。今までも、これからも。
松本 確かにそうですね。
徳大寺 だからこういうお店の存在は非常に大事なんだ。ぜひ頑張ってほしいね。本当にそう思うよ。
【SPECIFICATIONS】
■全長×全幅×全高:4724×1890×1295(mm)
■車両重量:1380kg
■ホイールベース:2743mm
■エンジン:V型8気筒OHV
■総排気量:5735cc
■最高出力:-ps/-rpm
■最高トルク:-kg-m/-rpm
【関連リンク】
text/松本英雄 photo/岡村昌宏
※カーセンサーEDGE 2010年6月号(2010年5月10日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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<h3>細部まで芸術品のように作り込まれた1台</h3>
<p>
<b>徳大寺</b> 今日はアメリカ車なんだろう? アメ車なら任せておけ。今はアメ車は窮地に立たされているから、我々もこういう場を使ってどんどん盛り上げなければならないな。<br />
<b>松本</b> 巨匠は特に1940年代後半から1970年代のアメ車は得意ですよね。今回お邪魔するのは“BUBU HIGHLINE”という横浜にあるお店なんですけど“通”好みのアメ車がたくさんあるみたいですよ。<br />
<b>徳大寺</b> そりゃ楽しみだ!<br />
<b>松本</b> ココですね。大きなガラス張りのショールームですが、最新のアメリカ車が勢揃いしていますね。大本命はどこにあるのでしょうか?<br />
<b>徳大寺</b> 新型車の裏にズラッと古いのが並んでるな。これは面白い。<br />
<b>松本</b> ホントだ。表に出していないところが憎いというか、ご時世というか、商売っ気がないような…。<br />
<b>徳大寺</b> これは間違いなく“通”好みだな。しかしどうして最前列ではなく2列目なんだろう?<br />
<b>松本</b> お店の方にちょっと聞いてみましょうか? この配列にはどんな意味があるんですか?<br />
<b>BUBUスタッフ</b> 徳大寺さん、松本さん、ようこそいらっしゃいました。車の配列ですか? そうですね、やっぱりメインは新車なんです。これが動かないと商売になりませんし(笑)。うちでHIGHLINEと呼んでいる古いモデルは、趣味みたいなものなんですよ。<br />
<b>徳大寺</b> 趣味のモデルを仕入れると商売にならないからな。そりゃすごくよく分かるよ。どうりで知る人ぞ知るモデルばかりだと思った。<br />
<b>松本</b> 巨匠、今日の1台はどれがいいですか? ヴィンテージエッジの難しいところはここなんですよね。<br />
<b>徳大寺</b> 個人的にはシボレーの“ノバ”がセンスいいな。これもいい! プリマスロードランナー。しかもマニュアルだ。これはけっこう速いんだよ。<br />
<b>松本</b> 色々あって目移りしてしまいますね。コンディションもみんな良さそうだし。<br />
<b>徳大寺</b> コーベットのC1やスティングレーもあるな。当時はアメリカ車全盛期だから、とにかくカッコイイモデルがけっこうあるんだよ。50年代は細かいところが凝っていて、フェアレーンのコンバチもカッコイイよ。マフラーとか。<br />
<b>松本</b> パッと見て色とかスタイルでスタイリッシュなアメ車にしましょうか。そうなるとカマロSSになりますか? 5代目のカマロも登場したばかりですからね。<br />
<b>徳大寺</b> いいね。このカマロにしよう。この当時のカマロは3タイプあってSSとRSともう一種類あったよな?<br />
<b>松本</b> ハイチューンなZ28ですね。もっともオプションがいっぱいありますからオリジナルかどうか判断が難しいですね。<br />
<b>徳大寺</b> このカマロは69年だろう。フロントとリアフェンダーが張り出しているもんな。ファーストモデルとしては特にカッコイイよ。<br />
<b>松本</b> しかもこのカマロは正真正銘のSS350ですから価値も相当高いですね。メーター類などSS標準装備がしっかりと装着されていますし。エンジンはシリンダーヘッドをアフターマーケットのアルミに交換していますが、むしろいいんじゃないですか。<br />
<b>徳大寺</b> アメ車は部品がたくさんあるからオリジナルは難しいよな。通常は初期型が人気あるけど、カマロは発売3年目の“69”が人気がある。アメリカ車らしく、カッコイイモデルとはどんなものか。みんなちゃんと分かってるってことだな。<br />
<b>松本</b> ちなみにカマロはエントリーモデルは直列6気筒もありますが、ほとんどはV8ですね。しかも69のカマロはトータルで約24万台ですからSSは15%にも満たないんです。だから元々稀少なモデルですし、キレイな状態で残っている個体は少ないんですよね。つい最近まで、アメリカでは驚くような値段で取引されていたらしいですしね。しかしブルーにホワイトのオプションリボンがいいなー。<br />
<b>徳大寺</b> そうそう。アメリカンブルーに白いラインはお決まりだな。この色の組み合わせがアメリカなんだよ。このラインだけでスゴミを感じるんだ。ボディが引き締まっていてカッコイイよ。初代がこのようにカッコイイから現在もこのデザイン要素を上手に取り入れて作ることができたんだ。色々な意味で非常に優秀な車だな。<br />
<b>松本</b> 確かにそういった意味では初代に冠を付けられたモデルは重要だということですね。<br />
<b>徳大寺</b> うん。今では簡単に名前を変えたり消滅させたりするけど、そういうことでは後世に伝えることができないんじゃないかと思うよ。そういう意味でもヴィンテージカーは重要なポジションにあると思うな。今までも、これからも。<br />
<b>松本</b> 確かにそうですね。<br />
<b>徳大寺</b> だからこういうお店の存在は非常に大事なんだ。ぜひ頑張ってほしいね。本当にそう思うよ。<br />
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</p>
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【SPECIFICATIONS】<br />
■全長×全幅×全高:4724×1890×1295(mm)<br />
■車両重量:1380kg<br />
■ホイールベース:2743mm<br />
■エンジン:V型8気筒OHV<br />
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<br />
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<br /><br />
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<p>
<b>徳大寺</b> 今日はアメリカ車なんだろう? アメ車なら任せておけ。今はアメ車は窮地に立たされているから、我々もこういう場を使ってどんどん盛り上げなければならないな。<br />
<b>松本</b> 巨匠は特に1940年代後半から1970年代のアメ車は得意ですよね。今回お邪魔するのは“BUBU HIGHLINE”という横浜にあるお店なんですけど“通”好みのアメ車がたくさんあるみたいですよ。<br />
<b>徳大寺</b> そりゃ楽しみだ!<br />
<b>松本</b> ココですね。大きなガラス張りのショールームですが、最新のアメリカ車が勢揃いしていますね。大本命はどこにあるのでしょうか?<br />
<b>徳大寺</b> 新型車の裏にズラッと古いのが並んでるな。これは面白い。<br />
<b>松本</b> ホントだ。表に出していないところが憎いというか、ご時世というか、商売っ気がないような…。<br />
<b>徳大寺</b> これは間違いなく“通”好みだな。しかしどうして最前列ではなく2列目なんだろう?<br />
<b>松本</b> お店の方にちょっと聞いてみましょうか? この配列にはどんな意味があるんですか?<br />
<b>BUBUスタッフ</b> 徳大寺さん、松本さん、ようこそいらっしゃいました。車の配列ですか? そうですね、やっぱりメインは新車なんです。これが動かないと商売になりませんし(笑)。うちでHIGHLINEと呼んでいる古いモデルは、趣味みたいなものなんですよ。<br />
<b>徳大寺</b> 趣味のモデルを仕入れると商売にならないからな。そりゃすごくよく分かるよ。どうりで知る人ぞ知るモデルばかりだと思った。<br />
<b>松本</b> 巨匠、今日の1台はどれがいいですか? ヴィンテージエッジの難しいところはここなんですよね。<br />
<b>徳大寺</b> 個人的にはシボレーの“ノバ”がセンスいいな。これもいい! プリマスロードランナー。しかもマニュアルだ。これはけっこう速いんだよ。<br />
<b>松本</b> 色々あって目移りしてしまいますね。コンディションもみんな良さそうだし。<br />
<b>徳大寺</b> コーベットのC1やスティングレーもあるな。当時はアメリカ車全盛期だから、とにかくカッコイイモデルがけっこうあるんだよ。50年代は細かいところが凝っていて、フェアレーンのコンバチもカッコイイよ。マフラーとか。<br />
<b>松本</b> パッと見て色とかスタイルでスタイリッシュなアメ車にしましょうか。そうなるとカマロSSになりますか? 5代目のカマロも登場したばかりですからね。<br />
<b>徳大寺</b> いいね。このカマロにしよう。この当時のカマロは3タイプあってSSとRSともう一種類あったよな?<br />
<b>松本</b> ハイチューンなZ28ですね。もっともオプションがいっぱいありますからオリジナルかどうか判断が難しいですね。<br />
<b>徳大寺</b> このカマロは69年だろう。フロントとリアフェンダーが張り出しているもんな。ファーストモデルとしては特にカッコイイよ。<br />
<b>松本</b> しかもこのカマロは正真正銘のSS350ですから価値も相当高いですね。メーター類などSS標準装備がしっかりと装着されていますし。エンジンはシリンダーヘッドをアフターマーケットのアルミに交換していますが、むしろいいんじゃないですか。<br />
<b>徳大寺</b> アメ車は部品がたくさんあるからオリジナルは難しいよな。通常は初期型が人気あるけど、カマロは発売3年目の“69”が人気がある。アメリカ車らしく、カッコイイモデルとはどんなものか。みんなちゃんと分かってるってことだな。<br />
<b>松本</b> ちなみにカマロはエントリーモデルは直列6気筒もありますが、ほとんどはV8ですね。しかも69のカマロはトータルで約24万台ですからSSは15%にも満たないんです。だから元々稀少なモデルですし、キレイな状態で残っている個体は少ないんですよね。つい最近まで、アメリカでは驚くような値段で取引されていたらしいですしね。しかしブルーにホワイトのオプションリボンがいいなー。<br />
<b>徳大寺</b> そうそう。アメリカンブルーに白いラインはお決まりだな。この色の組み合わせがアメリカなんだよ。このラインだけでスゴミを感じるんだ。ボディが引き締まっていてカッコイイよ。初代がこのようにカッコイイから現在もこのデザイン要素を上手に取り入れて作ることができたんだ。色々な意味で非常に優秀な車だな。<br />
<b>松本</b> 確かにそういった意味では初代に冠を付けられたモデルは重要だということですね。<br />
<b>徳大寺</b> うん。今では簡単に名前を変えたり消滅させたりするけど、そういうことでは後世に伝えることができないんじゃないかと思うよ。そういう意味でもヴィンテージカーは重要なポジションにあると思うな。今までも、これからも。<br />
<b>松本</b> 確かにそうですね。<br />
<b>徳大寺</b> だからこういうお店の存在は非常に大事なんだ。ぜひ頑張ってほしいね。本当にそう思うよ。<br />
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<p>
【SPECIFICATIONS】<br />
■全長×全幅×全高:4724×1890×1295(mm)<br />
■車両重量:1380kg<br />
■ホイールベース:2743mm<br />
■エンジン:V型8気筒OHV<br />
■総排気量:5735cc<br />
■最高出力:-ps/-rpm<br />
■最高トルク:-kg-m/-rpm<br />
<br />
</p>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<li><a href="http://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/" target="_blank">BUBU HIGHLINE</a></li>
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<div class="author">text/松本英雄 photo/岡村昌宏</div>
<br /><br />
<p>
※カーセンサーEDGE 2010年6月号(2010年5月10日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
</p>
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[title] => 年々改良が重ねられたシリーズ集大成、ランエボ ファイナルエディション。開発陣が「最新=最良」と語る理由
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲限定1000台がほぼ完売した三菱 ランサーエボリューション。ナトリウム封入バルブを採用し、低速トルクはそのままに中高速域の出力とトルクを向上させた</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>XIに向けて開発された技術を導入</h3>
<p><!-- short sentence start -->ついに幕が下りた。終わりが近いことは昨年から噂されていたし、“ファイナルエディション”などという意味深な特別仕様車が発表されたのは今年4月のことだ。そのプレスリリースに書かれていた「尚、本モデルをもって『ランサーエボリューションX』は生産終了となります」は、次期XIを否定も肯定もしていなかったが、結果的にXIが発表されることはなかった。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
1992年、世界ラリー選手権のホモロゲ−ションモデルとして登場したランエボ。ベース車であるランサーのエボリューション=発展型、進化型として、23年間&10代の発展・進化を続けてきた。
<br />
<br />
その最終進化形であるファイナルエディションにはナトリウム封入排気バルブが採用されている。これはエンジンバルブの傘部分を冷却することで出力向上を目的としたもの。これにより従来のXと比べて最高出力は9kw(13ps)、最大トルクは7N・m(0.7)kg・mアップしている。
<br />
<br />
実はこのナトリウム封入排気バルブ、当初は次期ランエボ(つまりXI)に向けて開発された技術のひとつだという。Xを発表したその日から、次の技術開発が始まっていたというわけだ。
<br />
<br />
Xの場合は、結局次期型がないため「技術の先出し」とは言いがたいが、次期型で使っておかしくない技術を前倒しで前の型に投入する例は、他のランエボでも散見される。
<br />
<br />
例えば三菱自動車の商品開発プロジェクトに所属する渡邊さんが初めてランエボの開発に関わることになったVIII MRもその一例だ。
<br />
<br />
「旋回性能を高めるために、量産車としては初めてのアルミルーフにしました。鉄とアルミという異なる素材の接合に特に苦労し、ようやく特殊形状のリベットを開発することで解決できたのです。またビルシュタイン社製ショックアブソーバーをランエボとしては初めて採用するなど、その他にも様々な改良を重ねましたから、個人的にはVIII MRではなくIXと謳ってもよいのでは、と思ったほどです」
<br />
<br />
</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲アルミルーフやビルシュタインの採用の他、4WDシステムもきめ細かくセッティングし直され、エンジンのトルクも40.0kg・mから40.8kg・mへとアップしたXIII MR</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>最新のランエボが最良のランエボ</h3>
<p>実はXも2007年の登場から、公式に発表されてはいないが、地道な改良が毎年のように施されているという。「技術者というのは常に『もっと良く!』を求めますから」とはXの開発に長らく係わった商品開発プロジェクトの上平さんの談だ。
<br />
<br />
2ペダル・ツインクラッチの6速セミオートマ、つまりTC-SSTは将来のレース参戦を見越してコーナリング中の無用なシフトアップを抑えるように、毎年改良を行った。5速MTは部品精度を高め、地道な作りこみでシフトフィーリングを向上させている。ボディのスポット増し打ちの点数も、年式ごとに増やしたという。
<br />
<br />
TC-SSTの改良のヒントとなったのは、スーパー耐久レース参戦からのフィードバック。これが後にニュル24時間レースで初参戦でのクラス上位完走につながった。車両は極力市販車に近い仕様で、TC-SSTやS-AWCのセッティングはほぼノーマルのまま、TC-SSTはオートモードで走破したという。<br />
<br />
</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_30561/150717lancer_002.jpg" width="600" alt="▲レースのフィードバックをもとにミッション、ボディ剛性、S-AWCなど様々な面で年々改良が続けられたX。ファイナルエディションはその集大成だ" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲レースのフィードバックをもとにミッション、ボディ剛性、S-AWCなど様々な面で年々改良が続けられたX。ファイナルエディションはその集大成だ</span><!-- nodisplay end -->
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<p>「ですから最新のランエボが最良のランエボ、と言えます」と語る上平さん。最後まで重ね続けられた改良について「乗れば『なるほど!』とわかると思います」という1000台限定のファイナルエディションは、ほぼ完売したそうだ。Xの中古車相場は昨年からほぼ横ばい。正式に生産終了がアナウンスされたからには、さらにこの傾向が続きそうだ。
<br />
<br />
しかし、一時代を築き上げたランエボという名車だけに、それでも手に入れたくなる。ましてや、同じXでも年式によって乗り味に違いがあるのだとすれば……。現在Xにすでに乗っている人も、下取り条件もいいだろうから、より年式の新しいXを探してみるのも良いかもしれない。
<br />
<br />
</p>
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<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=MI_S022&FMCC=MI_S022_F004" target="_blank">三菱 ランサーエボリューションXの中古車を探す</a></li>
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<div class="author">text/ぴえいる photo/奥隅圭之、三菱自動車</div>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「700万円以上は当たり前」まで高騰したポルシェ911のタイプ964。この騒ぎはいつまで続くのか?</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>仮に空冷バブルがはじけても、おそらく「激安」にはならない</h3>
<p><!-- short sentence start -->このところ空冷ポルシェ911、具体的にはタイプ964の「買いタイミング」について考えている。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
ご承知のとおり964型を中心とする空冷ポルシェ911の中古車相場はただ今絶賛高騰中で、数年前は350万円も出せば買えたような個体が600万円以上、いや700万円以上で売られている。そうなるとなかなか手が出せないわけだが、「964が欲しい!」という強烈な想いは鎮めることができず、「じゃ、もしも買うとしたらいつ、いくらぐらいで買うべきだろうか?」と日々詳細に妄想しているのだ。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲数年前に筆者が乗っていたのと同型・同色車。当時は200万円ちょいでも買えたのだが……</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>妄想の中で考えるのは「高騰してるといっても、その分リセール価格も高騰してるわけだから、結局はトントンというか、ある意味昔と変わらぬ金額で買えるとも言えるんじゃないか? 最初の投資額が馬鹿デカくなってしまっただけで……」ということだ。
<br />
<br />
確かに、昔は「350万円で買い、(例えば)200万円で売却する」だったのが、最近は「700万円で買い、2年後ぐらいに550万円で売却する」という時代に変わったのだとしたら、「結局、(メンテ代等を除く)実際にかけたお金はどちらも150万円」ということであり、筆者のようなド庶民であっても買って買えなくはない……という気分になってくるのだ。
<br />
<br />
しかし怖いのは「買いました。すると途端に空冷911バブルがはじけ、リセール相場は普通レベルに戻りました」という事態だ。悔やんでも悔やみきれない、せつない事態だが、なんとなくありそうな気もするのがおそろしいところである。さて、どうするべきか?
<br />
<br />
リセール相場に限らず未来のことを正確に予想することなどできないが、ひとつ参考になるのは筆者が使っている腕時計、1967年製ロレックスGMTマスター1に関するいくつかの事実だろう。
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</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59524/GMT_3.JPG" width="600" alt="▲筆者が10年前から使用しているGMTマスター。ロレックスがパン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発したモデルで、「1」は1955年から1999年まで販売された。筆者のモデルは1967年製だが、非オリジナル部品もいくつか使われている" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲筆者が10年前から使用しているGMTマスター。ロレックスがパン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発したモデルで、「1」は1955年から1999年まで販売された。筆者のモデルは1967年製だが、非オリジナル部品もいくつか使われている</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>筆者はこれを10年前、55万円で購入した。以来気に入って使っているわけだが、購入から4年ほどたったある時、物は試しで専門店に買い取り査定を依頼した。もしも食うに困った場合、この時計を売り払えば何ヵ月ぐらい食いつなぐことができるのかを知りたくなったのだ。
<br />
<br />
返ってきた査定額は35万円であった。「なるほど、おおむね1ヵ月半か」と納得し、もちろん売却はせずにそのまま使い続け、おかげさまで今日に至っている。
<br />
<br />
そして前回の査定から約6年がたった本日、再び「物は試し」で専門店に見てもらった。すると査定額は「41万円」とのことだった。
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<br />
実は「70万円ぐらいまで高騰してたらどうしようウフフフフ~」と勝手に思っていたので、若干期待ハズレではあった。しかし、よく考えてみれば41万円でも十分なのだ。6年前からまったく下がっていないどころか微妙に上がっており、10年間も使い倒しているのに、本日時点で実質14万円分しか目減りしていない。期待したほど上がったわけではなかったが、落胆するほど下がったわけでは決してない。それで十分じゃないか……と思うのだ。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59524/GMT_4.jpg" width="600" alt="▲そしてタイプ964の「査定額」は数年後、どうなってる?" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲そしてタイプ964の「査定額」は数年後、どうなってる?</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>あくまでもたぶんだが、空冷ポルシェ911の将来におけるリセール額も、最悪バージョンで予想してみてもGMTマスター1ぐらい、すなわち「儲けが出るほど上がるかどうかは知らんけど、少なくとも買値から大幅に目減りすることはない」ぐらいのゾーンに落ち着くのではないか……と考えている。
<br />
<br />
車と時計とではジャンルが違うわけだが、964もGMTマスター1も「クラシカルな美しさがある一級品で、新品では二度と手に入らないものであり、それゆえ世界的に人気がある」というプロダクトだ。そういったものは、馬鹿みたいに高騰するかどうかは謎だが、少なくとも馬鹿みたいに下がることはないのだ。たぶん。
<br />
<br />
もちろん以上は筆者個人の勝手な推論であるため、まったくもって責任は持てない。しかし、もしもこの推論が正しいとしたら、超絶高騰している空冷911であっても「実は買える!」という目は出てくるわけだ。
<br />
<br />
まぁ約700万円というイニシャルコストを用意できるのか、ていうかそもそもそれって用意すべきなのか? という問題は残るが、筆者のようにタイプ964のことが気になって気になって仕方ない人がもしもいたならば、参考にしていただけたら幸いである。
<br />
<br />
ということで今回の筆者からのオススメは(というか注目は)、ずばりポルシェ911のタイプ964だ。
<br /><br />
</p>
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li class="selection_Btn"><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&FAIR=97763" target="_blank"><span>Search the selection!</span></a></li>
<li class="selection_text"><span class="bold">Car:</span>ポルシェ 911(964)</li>
<li class="selection_text"><span class="bold">Conditions:</span>修復歴なし</li>
</ul>
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<div class="author">text/伊達軍曹</div>
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