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先代ミニと矢野顕子さんのビミョーな関係
先代ミニと矢野顕子さんのビミョーな関係
2015/03/09
//ABテストロジック
▲ファンの間では「R56」という型式名で呼ばれることが多い旧型ミニ。写真はクーパー
「大御所」になると人間はエラソーになり、車は大型化するのが常だが
テレビの画面から矢野顕子さんが唄う某社のCMソング(ネコの母子が出てくるやつ)が流れてくるたびに、「あぁ、矢野さんっていうのはなんて軽やかでステキな人なんだろう」と思う。
言わずと知れた大御所天才音楽家である。青山学院高等部在学中からジャズクラブでの演奏を始め、17歳のときには細野晴臣らが在籍した伝説のロックバンド「ティン・パン・アレー」のセッションメンバーに。その後若くしてソロデビューも果たし、1979~1980年にかけてはYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のワールドツアーにサポートメンバーとして同行。現在はニューヨークを拠点にさまざまな音楽活動を行い、世界的ジャズギタリストであるパット・メセニーなどとも共演……と、その華々しいプロフィールを挙げていけばキリがないほどだ。
▲数々の世界的ミュージシャンと共演している矢野顕子さん。写真はすみませんが単なるイメージで、筆者が所有するフェンダー・カスタムショップのテレキャスター
そんな大御所である矢野さんだが、依頼があれば「ポニャラ~」と企業の商品CMで唄うし、自身のコンサートでは「わたしは今すぐラーメンが食べたいのだ」あるいは「ごはんができました」という意味合いの歌をコミカルに(よく聴くと全然コミカルな歌ではないのだが)、唄う。
なかなかできることではない。
なぜならば、たいていの人間は大御所的ポジションになるにつれ、どうしても「妙にシリアス」だったり「しかめっ面」だったりという、要するに「なんとなく偉い感じ」になりがちだからだ。大御所になった後も軽やかでいるというのはどうやら難しいことなのだろう。笑いを取ってナンボだったはずの芸人は難しい顔つきで日本画(のようなもの)を描きはじめ、ホレたハレたの素敵なポップセンスが持ち味だった若手ロックバンドもそのうち「空よ大地よ、あぁ生きとし生けるものよ!」的なことを、眉を逆ハの字にしながら世界に向けて熱唱しはじめる。
こういった「妙なシリアス志向」は人間の一側面として致し方ないことなのかもしれないが、まぁなんとなく残念ではある。そしてそういった残念さは、車においてもしばしば起こる。
コンパクトで軽やかである点こそが魅力で、いわゆる押し出し感やらデラックス感などとは無縁だったはずのモデルも、代を重ねるにつれどんどん大柄になり、そしてゴージャスになっていく。「大柄になり」という部分については衝突安全性の面で致し方ない話ではあるのだが、それにしても小柄でシンプルな点が魅力だった車が、ちょっと見ない間に「20kg太って年収も1000万円ぐらい増えた人」みたいになっているのを見ると、いろいろ考えさせられるものだ。
▲そういえば忘れていたが現在のアルファロメオ ジュリエッタはアルファ145の系譜に連なるモデル。ジュリエッタが「20kg太った車」だとは全然思いませんが、とにかく145は小さかったんだなあ……
ドイツのBMW AGが製造する「ミニ」も、ある意味そうだ。
BMW製の初代ミニ(R50系)も英国の元祖ミニと比べると「大きすぎる!」という批判を受けたものだが、3代目の現行ミニ(F56系)はそれに輪をかけてデカくなっており、初代と比べて全長で185mm、全幅は35mm拡大されている(※クーパー3ドアの場合)。幸いにしてというか何というか、3代目になっても全体の雰囲気はミニならではのポップ感が継承されており、今にも妙な日本画を描きだしそうなシリアス顔になっていない点は高く評価したい。そしてもちろん、3代目は車としての出来もすこぶる良い。
が、全長3835mm×全幅1725mmの車って果たして「ミニ」なのか? と問われれば、判断は分かれるところだろう。
▲奥の黒いミニが現行F56(3ドア)で、手前は「F55」という型式名になる現行5ドアモデル。全幅は3ドア版と同一だが、全長は5ドアのクーパーが4000mmで、クーパーSは4015mm
しかし、これについては過剰に案ずる必要もないのだろう。なぜならば、我々には「中古車」なる心強い味方というか、ステキなタイムマシンがあるからだ。
もしも世の中に「車は新車しか買っちゃいけません」という法律があったなら、ミニが欲しい人は、人によっては複雑な思いを抱えながら現行F56系を買うほかない。しかし当然そんな法律はないので、もしも「F56はデカいなぁ……」と思うなら、程度の良い旧世代を見つけて手に入れれば良いだけの話なのだ。
その際、「あくまでも小柄であること重視!」で臨むなら初代R50系が一番だが、最末期でも8年落ちとなるR50系のなかからグッドコンディションな1台を探すのは、もしかしたら簡単ではないかもしれない。しかしその場合も、2代目ミニ(R56系)で良しと考えれば問題はほぼ解決する。
もちろん中古車のコンディションというのは1台ごとに千差万別だが、つい先日(14年3月)まで新車が販売されていたR56系にはグッドコンディションな個体も多い。そして初代と比べて大きくなっているとはいえ全長と全高が少々サイズアップしただけで、全幅は逆に5mm細くなった堂々の(?)5ナンバーサイズ、1685mmである。
▲向かって一番右が元祖ミニで、そこから順に初代BMW製ミニ、2代目、現行と並ぶ。こうして見ると「初代」と「2代目」のサイズ差はさほどでもないことがわかる
もっと言ってしまえば英国の元祖ミニこそが究極の「小柄で軽やかな車」なわけだが、メンテナンスの問題等々から見て、あれは今や誰でも気軽に乗れるものではなく、ある程度の覚悟をもって乗るべきディープなマニア車とみなすべきだろう。そう考えるとBMW製の2代目ミニというのは、「ステキな普段使いCAR」としてはなかなかの落とし所だと思うのだが、どうだろうか。
ということで今回のわたくしからのオススメはずばり「2代目ミニ(のハッチバック)」だ。
- Search the selection!
- Car:ミニ ミニ(BMW製の2代目)
- Conditions:修復歴なし&走行距離3万km以下&総額250万円以下(※総額250万円を超えるプランが用意されている場合があります)
text/伊達軍曹
この記事で紹介している物件

本体価格85.0万円
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なかなかできることではない。
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なぜならば、たいていの人間は大御所的ポジションになるにつれ、どうしても「妙にシリアス」だったり「しかめっ面」だったりという、要するに「なんとなく偉い感じ」になりがちだからだ。大御所になった後も軽やかでいるというのはどうやら難しいことなのだろう。笑いを取ってナンボだったはずの芸人は難しい顔つきで日本画(のようなもの)を描きはじめ、ホレたハレたの素敵なポップセンスが持ち味だった若手ロックバンドもそのうち「空よ大地よ、あぁ生きとし生けるものよ!」的なことを、眉を逆ハの字にしながら世界に向けて熱唱しはじめる。
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こういった「妙なシリアス志向」は人間の一側面として致し方ないことなのかもしれないが、まぁなんとなく残念ではある。そしてそういった残念さは、車においてもしばしば起こる。
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コンパクトで軽やかである点こそが魅力で、いわゆる押し出し感やらデラックス感などとは無縁だったはずのモデルも、代を重ねるにつれどんどん大柄になり、そしてゴージャスになっていく。「大柄になり」という部分については衝突安全性の面で致し方ない話ではあるのだが、それにしても小柄でシンプルな点が魅力だった車が、ちょっと見ない間に「20kg太って年収も1000万円ぐらい増えた人」みたいになっているのを見ると、いろいろ考えさせられるものだ。
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BMW製の初代ミニ(R50系)も英国の元祖ミニと比べると「大きすぎる!」という批判を受けたものだが、3代目の現行ミニ(F56系)はそれに輪をかけてデカくなっており、初代と比べて全長で185mm、全幅は35mm拡大されている(※クーパー3ドアの場合)。幸いにしてというか何というか、3代目になっても全体の雰囲気はミニならではのポップ感が継承されており、今にも妙な日本画を描きだしそうなシリアス顔になっていない点は高く評価したい。そしてもちろん、3代目は車としての出来もすこぶる良い。
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しかし、これについては過剰に案ずる必要もないのだろう。なぜならば、我々には「中古車」なる心強い味方というか、ステキなタイムマシンがあるからだ。
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もしも世の中に「車は新車しか買っちゃいけません」という法律があったなら、ミニが欲しい人は、人によっては複雑な思いを抱えながら現行F56系を買うほかない。しかし当然そんな法律はないので、もしも「F56はデカいなぁ……」と思うなら、程度の良い旧世代を見つけて手に入れれば良いだけの話なのだ。
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もちろん中古車のコンディションというのは1台ごとに千差万別だが、つい先日(14年3月)まで新車が販売されていたR56系にはグッドコンディションな個体も多い。そして初代と比べて大きくなっているとはいえ全長と全高が少々サイズアップしただけで、全幅は逆に5mm細くなった堂々の(?)5ナンバーサイズ、1685mmである。
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なかなかできることではない。
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なぜならば、たいていの人間は大御所的ポジションになるにつれ、どうしても「妙にシリアス」だったり「しかめっ面」だったりという、要するに「なんとなく偉い感じ」になりがちだからだ。大御所になった後も軽やかでいるというのはどうやら難しいことなのだろう。笑いを取ってナンボだったはずの芸人は難しい顔つきで日本画(のようなもの)を描きはじめ、ホレたハレたの素敵なポップセンスが持ち味だった若手ロックバンドもそのうち「空よ大地よ、あぁ生きとし生けるものよ!」的なことを、眉を逆ハの字にしながら世界に向けて熱唱しはじめる。
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こういった「妙なシリアス志向」は人間の一側面として致し方ないことなのかもしれないが、まぁなんとなく残念ではある。そしてそういった残念さは、車においてもしばしば起こる。
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BMW製の初代ミニ(R50系)も英国の元祖ミニと比べると「大きすぎる!」という批判を受けたものだが、3代目の現行ミニ(F56系)はそれに輪をかけてデカくなっており、初代と比べて全長で185mm、全幅は35mm拡大されている(※クーパー3ドアの場合)。幸いにしてというか何というか、3代目になっても全体の雰囲気はミニならではのポップ感が継承されており、今にも妙な日本画を描きだしそうなシリアス顔になっていない点は高く評価したい。そしてもちろん、3代目は車としての出来もすこぶる良い。
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しかし、これについては過剰に案ずる必要もないのだろう。なぜならば、我々には「中古車」なる心強い味方というか、ステキなタイムマシンがあるからだ。
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もしも世の中に「車は新車しか買っちゃいけません」という法律があったなら、ミニが欲しい人は、人によっては複雑な思いを抱えながら現行F56系を買うほかない。しかし当然そんな法律はないので、もしも「F56はデカいなぁ……」と思うなら、程度の良い旧世代を見つけて手に入れれば良いだけの話なのだ。
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その際、「あくまでも小柄であること重視!」で臨むなら初代R50系が一番だが、最末期でも8年落ちとなるR50系のなかからグッドコンディションな1台を探すのは、もしかしたら簡単ではないかもしれない。しかしその場合も、2代目ミニ(R56系)で良しと考えれば問題はほぼ解決する。
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もちろん中古車のコンディションというのは1台ごとに千差万別だが、つい先日(14年3月)まで新車が販売されていたR56系にはグッドコンディションな個体も多い。そして初代と比べて大きくなっているとはいえ全長と全高が少々サイズアップしただけで、全幅は逆に5mm細くなった堂々の(?)5ナンバーサイズ、1685mmである。
<br /><br />
</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59390/akiko_5.jpg" width="600" alt="▲向かって一番右が元祖ミニで、そこから順に初代BMW製ミニ、2代目、現行と並ぶ。こうして見ると「初代」と「2代目」のサイズ差はさほどでもないことがわかる" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲向かって一番右が元祖ミニで、そこから順に初代BMW製ミニ、2代目、現行と並ぶ。こうして見ると「初代」と「2代目」のサイズ差はさほどでもないことがわかる</span><!-- nodisplay end -->
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<p>もっと言ってしまえば英国の元祖ミニこそが究極の「小柄で軽やかな車」なわけだが、メンテナンスの問題等々から見て、あれは今や誰でも気軽に乗れるものではなく、ある程度の覚悟をもって乗るべきディープなマニア車とみなすべきだろう。そう考えるとBMW製の2代目ミニというのは、「ステキな普段使いCAR」としてはなかなかの落とし所だと思うのだが、どうだろうか。
<br />
<br />
ということで今回のわたくしからのオススメはずばり「2代目ミニ(のハッチバック)」だ。
<br /><br />
</p>
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<li class="selection_Btn"><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&FAIR=97728" target="_blank"><span>Search the selection!</span></a></li>
<li class="selection_text"><span class="bold">Car:</span>ミニ ミニ(BMW製の2代目)</li>
<li class="selection_text"><span class="bold">Conditions:</span>修復歴なし&走行距離3万km以下&総額250万円以下(※総額250万円を超えるプランが用意されている場合があります)</li>
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<div class="author">text/伊達軍曹</div>
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[title] => フェラーリ F355には「零戦」あるいは「F-15」のような造形美がある
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<h3>サーキットでは488GTBが勝ち、空戦ではF-35Aが勝利するだろうが……</h3>
<p><!-- short sentence start -->過日、1/72スケールの戦闘機ダイキャストモデルを3機購入した。航空自衛隊のF-15JとF-2、そして旧日本海軍の零戦五十ニ型丙である。筆者は物騒な筆名を名乗っているが決して好戦的な人間ではなく、平和を愛するピースフルな人間である。しかし戦闘機を「見る」ことだけは昔からなぜか大好きなのだ。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
それはさておき戦闘機ファン的には、今や旧式機ともいえるF-15Jではなく、航空自衛隊のF-X(次期主力戦闘機)であるF-35Aに興味を持ち、そのダイキャストモデルが欲しいと思っている人も多いだろう。しかし筆者はF-35Aの模型を欲しいとはまったく思わない。
<br />
<br />
個人的な好みにもとづく話でしかないため意見を押し付けようとは思わないが、とにかく筆者はF-35Aのカタチがあまり好きではないというか、アレを「美しい」とは思えないのだ。
<br />
<br />
もちろん本物の戦闘機にとっては美しさウンヌンなどまったく無意味で、必要なのは運動性能など諸々のリアリズムである。しかし市井のヒコーキ好きに過ぎない筆者としては「美しい!」と感じることや「なんだか知らないけど萌える!」という部分の有無こそがもっとも重要となる。で、最新鋭機であるF-35Aには(筆者が思うところによれば)それがないのである。
<br /><br />
</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲上がF-35のC型で、下は1995年初飛行のF/A-18Fスーパーホーネット</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>ここはミリタリー系の話をする場所ではないためごく簡単にのみ述べるが、F-35Aというのは最新技術の粋を集めた超絶航空機で、最大の特徴はステルス性(機体を敵方のレーダー等に探知されにくくする技術)に優れ、そして各種操作系も限りなくハイテク化されているという点だ。それゆえ現時点ではおそらく世界最強の戦闘機といえるだろう。しかし、そういったハイテクを究極レベルまで突き詰めた結果、造形における優雅さのようなものは残念ながら失われてしまったのだ(少なくとも筆者はそう思う)。
<br />
<br />
これは戦闘機に限らず、たいていの物事に当てはまる話なのだろう。例えば「フェラーリ」がそうだ。
<br />
<br />
今年3月3日から開催されているジュネーブモーターショーで公開されたフェラーリの最新V8ベルリネッタである「488GTB」。筆者は当然ながら試乗していない。しかし「たぶんモノ凄い性能なんだろう」ということは200%断言できる。なにせ前身である458イタリアでさえ気絶するほど速く、UFOか何かのような異次元の曲がりを見せるのだから(あまりに曲がるため、筆者はコーナー内側の壁に激突しそうになりました)、あれ以上の運動性能となるのが確実である488GTBは、もう想像の埒外といえるほどモノ凄いのだろう。
<br />
<br />
しかしそういった超絶高性能を実現させるため(もちろんそれだけではなく世界の最新デザイントレンドを取り入れた結果)、488GTBの造形はこうなった。
<br /><br />
</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59389/F35_3.jpg" width="600" alt="▲フェラーリが公開した488GTBの画像。搭載エンジンは3.9LのV8ターボとなる" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲フェラーリが公開した488GTBの画像。搭載エンジンは3.9LのV8ターボとなる</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>……どうだろうか。先ほどの話と同じでデザインの好みというのは人それぞれであり、そしてこのカタチを「カッコいい!」「最高!」と思っている人も多いことを知ってもいる。しかしそのうえであえてわたし個人の主観を言わせてもらえば、「ゴテゴテしすぎで優雅さに欠ける」ということになる。
<br />
<br />
これまた主観のみに基づく話で恐縮だが(しかしデザインの話というのは主観に基づかざるを得ない)、フェラーリといえば、いや「美しい車」といえばコレでしょう! と筆者が考えるのがこのモデルだ。
<br /><br />
</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59389/F35_4.jpg" width="600" alt="▲中古車市場ではいまだ「圧倒的」ともいえる人気を誇るフェラーリ F355" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲中古車市場ではいまだ「圧倒的」ともいえる人気を誇るフェラーリ F355</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>1994年から1999年にかけて販売された、488GTBから数えて4世代前のV8フェラーリである「F355」。……なんて美しいのだろう。そして、なんて優雅で可憐なのだろうか。世の中が今ほどハイテクまみれでなく、相対的にのんびりしていた時代の傑作である。
<br />
<br />
もちろんF-15JとF-35Aが空戦を行えばF-15Jが惨敗するのと同じで、F355と488GTBがサーキットなどで速度を競えば、F355は惨敗する。しかし我々は軍用機のパイロットではないのと同じ意味で、レーサーではない。単なる車好きの兄さんやおっさんである。それゆえ別に「勝つ」必要なんてないのだ。であるならば、惨敗必至のF355に何の不満と問題があるだろうか。カタチが良ければ(というか自分の好みに合致するものであれば)、そしてそれなり以上のドライビングプレジャーを備えていれば(もちろんF355はいまだ世界一線級の性能を有する車だ)、それで良いではないか。個人的な大勝利ではないか。
<br />
<br />
もちろん筆者がここまで述べた内容は、488GTBの意匠や性能を、そしてそれを何らかの理由により強く求める人の嗜好を否定するものではない。488GTBがお好きであれば(そしてそれを買う財力をお持ちであれば)どんどん買っていただき、そして日本の路上を華やかにしていただきたいと切に願う。しかし「488……なんか違うんだよね」と思う人は、ぜひF355に今一度ご注目いただきたいのだ。
<br />
<br />
いろいろ極端なことを申し上げたが、しかしこのように感じている人間は筆者1人ではない。それが証拠にF355は、良質な物件であればいまだ1000万円以上となることも珍しくなく、また購入後のリセール価格も異様なまでの高額となる場合が多い。そしてその傾向は、筆者調べによれば今後も大きく変わることはない。
<br />
<br />
70年以上前の零式艦上戦闘機がいまだ人の心を捉えてやまないのに似て、フェラーリ F355という車の命はある意味「永遠」なのである。
<br />
<br />
ということで今回のわたくしからのオススメは、ずばり「フェラーリ F355」だ。
<br /><br />
</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59389/F35_5.JPG" width="600" alt="▲戦争云々とは無関係に今もファンが多い零戦(手前)と、設計は古いがいまだヒコーキ好きの心を魅了してやまないF-15イーグル(奥)。F355の人気とは、こういった航空機のそれに似ているのかもしれない" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲戦争云々とは無関係に今もファンが多い零戦(手前)と、設計は古いがいまだヒコーキ好きの心を魅了してやまないF-15イーグル(奥)。F355の人気とは、こういった航空機のそれに似ているのかもしれない</span><!-- nodisplay end -->
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[description] => 中古車評論家の伊達軍曹であります。普段はカーセンサーEDGE net内の「EDGE JOURNAL」で輸入車に関するウンチクをいろいろと述べておりますが、今後は「日刊カーセンサー」でもウンチクを述べさせていただくことになりました。以後よろしくお願い申し上げます。
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲いきなり海釣りに目覚めた中古車評論家の伊達軍曹。写真は千葉県内房の某漁港にて</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>道具車にとって一番重要なのは「適度なボロさ」</h3>
<p><!-- short sentence start -->中古車評論家の伊達軍曹であります。普段はカーセンサーEDGE net内の「EDGE JOURNAL」で輸入車に関するウンチクをいろいろと述べておりますが、今後は「日刊カーセンサー」でもウンチクを述べさせていただくことになりました。以後よろしくお願い申し上げます。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
何に関するウンチクかと申しますと、ずばり「釣り」について。いや釣りそのものではなく、釣り活動に伴う車のあれこれについてであります。
<br />
<br />
といいますのも小生、昨年12月に釣りというものを始めてみたのですが、これが実に面白い。そして同時に様々な「発見」がある。犬も歩けば棒に当たるではありませんが、四十数年間完全インドア派だった人間が釣り竿片手に車で外に出てみたことで発見したモロモロを、こちらにて共有させていただく所存であります。
<br />
<br />
で、釣りを始めていきなり発見したのは「中古車の素晴らしさ」でした。
<br />
<br />
あなたが「釣り車」というか「道具車」を買う場合、どういったポイントに着目して車種を決めるでしょうか? 荷室の容量や形状? 4WDであること? 最低地上高? 車中泊のしやすさ?
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28486/tsuri1_2.JPG" width="600" alt="▲ちなみに筆者が釣り車として使っているのは現行ルノー メガーヌRS。四駆でもなく荷室も広くはありませんが、なんとかなります。しかし釣り車選びには、そういったこと以上に重要なポイントがあります" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲ちなみに筆者が釣り車として使っているのは現行ルノー メガーヌRS。四駆でもなく荷室も広くはありませんが、なんとかなります。しかし釣り車選びには、そういったこと以上に重要なポイントがあります</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>……もちろんそれらはすべて重要な検討項目でしょう。しかし、それらだけを検討し、そして重要視するだけではド素人です。本当の趣味人は以下の点にも着目します。
<br />
<br />
<b>「その車が、全体としてどれくらい(適度に)ボロいか?」</b>
<br />
<br />
これです。これこそが、真の釣り車(あるいは道具車)を選ぶ際にはかなり重要となるポイントなのです。
<br />
<br />
いや、わたくしも実際に釣りを始める前はいろいろ考えました。「まだ日本に入ってきてないけどシトロエンのC4カクタスみたいなおしゃれクロスオーバーの新車がいいなあ」とか、「今乗っているルノーの現行メガーヌRSでも十分イケるだろう」とか。しかし実際の「現場」は、わたくしの甘い見積もりを軽く吹っ飛ばす破壊力でした。
<br />
<br />
まず、業界では「サーフ」と呼ばれる砂浜での釣りを行うと、履いているウェーダー(腰まである長靴)や道具類はベトついた砂まみれになります。そういったベトベト砂を、買ったばかりのシトロエン C4カクタスに持ち込んでしまったらバチが当たりそうです。来世はゴカイに生まれ変わるとか(ゴカイというのは餌になる虫です)。
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28486/tsuri1_3.jpg" width="600" alt="▲危険なのでズッポリ海には入りませんが、波打ち際に立ってヒラメやシーバス(スズキ)などを狙います" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲危険なのでズッポリ海には入りませんが、波打ち際に立ってヒラメやシーバス(スズキ)などを狙います</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>消波ブロックや堤防の上でやる分にはベトベトにはなりませんが、そういったところ(の近くの駐車スペース)に到達する直近の道は未舗装な場合も多く、道路表面は結構ボコボコです。晴れや曇りの日なら愛車が泥まみれ、砂まみれになる程度で済みますが、強い雨が降るとボコボコ道が「超ボコボコ道」に変化し、わたしのメガーヌRSみたいな車は下回りをぶつけてしまうでしょう。そうでなくても、ピカピカの新車やそれに近い愛車をドロドロのボコボコ道に突入させる気にはなれないのが人間というものです。
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28486/tsuri1_4.JPG" width="600" alt="▲写真は神奈川県大磯の某所。こういった場所では必ずライフジャケットを着用します" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲写真は神奈川県大磯の某所。こういった場所では必ずライフジャケットを着用します</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>また細かいことですが、食べられるお魚さんが釣れるのは嬉しくもありがたいことですが、正直生臭いです。クーラーボックスに入れておけば大丈夫ですが、何かの拍子に荷室内でボックスが倒れた日には大変な騒ぎになります。
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28486/tsuri1_5.JPG" width="600" alt="▲過日筆者が釣ったトラウト(ニジマス)。塩焼きにてありがたくいただきました" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲過日筆者が釣ったトラウト(ニジマス)。塩焼きにてありがたくいただきました</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>このように車にとっては最悪ともいえる状況と対峙するのが釣り車です。そこでは、やれパワーウェイトレシオがどうしたとか、フランスのエスプリを感じさせるデザインがこうしたとかは完全に無意味。大切なのはただひとつ、「必要な荷物を載せたうえで、快適かつ確実に現場にたどり着く能力」なのです。
<br />
<br />
そしてそこで、冒頭の「中古車の素晴らしさ」というものが光り輝くのです。
<br />
<br />
</p>
<h3>新車の高級感、ピカピカ感が釣り人の自由を奪う</h3>
<p>例えばわたくしがシトロエン C4カクタスを買えば、現車はまだ見てませんが荷物もたくさん積めるでしょう。最低地上高がそれなりにあるので悪路も問題なく走破できるはず。しかし積む気にも走破する気にもなれないのが、ビカビカな新車あるいはそれに準ずる車の問題点なのです。
<br />
<br />
どんなに設計上の悪路走破性能が抜群に高かったとしても、買ったばかりのメルセデス・ベンツG65 AMG(新車の車両価格が3342万8000円)で悪路を行く人はいません。や、いるかもしれませんが、その人は“偉人”です。偉人というのはそうめったにいるものではありません。
<br />
<br />
</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲メルセデス・ベンツ G65 AMG。確かに悪路走破性能は世界的にもピカイチなんでしょうが……</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>しかし「中古車」であればどうでしょうか?
<br />
<br />
程度の良い中古車であっても、どこかしらにヤレのようなものはあります。しかしそうであるがゆえ、「ま、いいか」という気楽なニュアンスで、どこへでも突撃することができるわけです。
<br />
<br />
それはすなわち「自由」です。
<br />
<br />
我々は中古車を選ぶことで、ピカピカなボディの代わりに「行動の自由」という尊いものを獲得するのです。新車と比べて多少はヤレているかもしれませんが、得られるモノの大きさを考えれば、そんなのは瑣末なことです。
<br />
<br />
長くなってしまい恐縮ですが、そろそろ終わります。以上のように、わたくしがオススメしたい釣り車(道具車)とは、まず第一に「中古車」であること。で、そのうえで各自が各自の使用目的や予算などに合わせて、ボディ形状や荷室の容量、駆動方式などを選べば良いのではないでしょうか。まぁ完全にわたくしの好みだけで選ぶとすれば、旧型のルノー カングーでしょうか。
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28486/tsuri1_8.jpg" width="600" alt="▲荷物が積めて可愛くて、そして実は走りも絶品な旧型ルノー カングー" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲荷物が積めて可愛くて、そして実は走りも絶品な旧型ルノー カングー</span><!-- nodisplay end -->
</div>
<p>走行距離5万km前後の05~07年式が今、支払総額おおむね100万円ぐらいです。……現行メガーヌRSを売却してコレにしようかな?
<br />
<br />
</p>
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<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=RE_S006&FMCC=RE_S006_F001&SMAX=70000&TCOST=1&OPTCD=REP0" target="_blank">釣りに(たぶん)最適な「旧型ルノー カングー」を探す</a></li>
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