炭火手焼ふりかけ | 伊達セレクション
写真上は宮城県気仙沼市の株式会社大菊が製造販売する「丸ウ 炭火手焼ふりかけ(最高級)」。価格はスーパーで売られているふりかけのおよそ2倍だが、びっくりするほど風味が良い。ある程度お金を投じても(といってもプラス100円程度だが)、やはり良いモノを買ったほうがシアワセになれると痛感させられるふりかけだ。輸入コンパクトをこれから買う場合も、ミニマムな予算ではなくて、ある程度のお金を用意し、例えば写真下のフィアット500などを買ったほうが、結局は「総合的に見て」安上がりと感じるだろう。
フィアット500 | 伊達セレクション
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「最高級ふりかけ」が教えてくれたこと

格調高きカーセンサーEDGEnetにいきなり「ふりかけ」の写真で大変恐縮だが、写真左上は、とある震災復興イベント会場の出店で不肖軍曹が購入した気仙沼のご当地ふりかけ「炭火手焼ふりかけ(最高級)」である。

「最高級」とうたわれているだけあって、これがまたひたすら美味い。そのパリパリ感と風味は、凡百のふりかけとはまるで別物。わたしとしては、これなしの朝食はもはや考えられないほどだ。「炭火手焼ふりかけ(最高級)」とアルファロメオ・アルファブレラの「お尻」さえあれば、わたしはごはん3杯でも4杯でもイケるだろう。

しかし同時に、「最高級」だけあって決して安くはない。28g入りで実勢価格200円前後。ふりかけの実勢価格は一般的に「30gで100円前後」なので、「炭火手焼ふりかけ(最高級)」の価格はおおむね世間平均の2倍ということになる。

食料品の代金が「2倍」になるというのは、ド庶民たる不肖伊達にとってかなりコトである。しかし考えてみれば、差額はたかだか約100円。たかが約100円の割り増し料金で毎朝こんなにもシアワセになれるなら、長い目で見れば安い買い物ではないか。

デフレ時代にあえて予算増額のススメ

同様のことが輸入中古車においても言える。

不肖わたしは「輸入中古車は100万円前後のやつが最高!」的なことをよく述べているが、それはあくまでもトンパチなモデルにおける話だ。具体的には、ちょっと古くてちょっとマニアックな輸入車についての意見である。

しかし「売れ筋コンパクト」に関しては、100万円前後の予算だと少々心もとないのが現実だ。カーセンサーEDGEnetで検索してみれば一目瞭然だと思うが、支払総額100万円前後でいくつかの売れ筋モデルを探してみると、結果は「型遅れ」「不人気モデル」「多走行車」のオンパレードになるはず。そういった物件を「趣味としてあえて選ぶ」ならば良い。しかし、古い言葉で恐縮だが「人気の輸入車でブイブイいわしたい」的なマインドで選ぶならば、明らかに選択ミスとなるだろう。

そこで提案したいのが「あえての予算増額」である。

わたしが一般的なふりかけを捨てて気仙沼の「最高級ふりかけ」に走ったように、このデフレの時代にあえて「高いモノ」に走るのだ。まぁ高いといっても、せいぜい「支払総額170万円」が目安。しかしそれだけで、VW系のエンジンは最新世代の「TSI」となり、老若男女から愛される「フィアット500」も選べるようになる。そして全般的な走行距離も、圧倒的に少なくなる。

売れ筋ブランドの輸入コンパクトを狙うなら、むやみにケチるのではなく、ある程度ズバッとお金を出して最高のTSIエンジンやステキなルックスを手に入れたほうが、結局はシアワセになれ、長い目で見て「安い買い物」になるものだ。ふりかけと同じことである。

ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
輸入売れ筋コンパクト、本当のシアワセはアラウンド170万円にあり!


文・伊達軍曹 text/Sergeant DATE