▲スクープ班が予想したマイナーチェンジ後のティアナのフロントフェイス。グリルには、太いメッキトリムが配される見込み ▲スクープ班が予想したマイナーチェンジ後のティアナのフロントフェイス。グリルには、太いメッキトリムが配される見込み

日産 ティアナのフロントマスクがアグレッシブになる

日産のミドルサイズセダン、ティアナがマイナーチェンジを受け、大規模な化粧直しされることが判明した。かなり攻撃的なフロントフェイスが与えられるようだ。

日本国内におけるセダンの需要は、少ないことは否めない。そんな事情を受けてか、現行の日産 ティアナは海外で初めてお披露目されてから国内導入までに2年近くもの月日を要した。しかも、その正体は北米で販売されているアルティマそのもので、事実上はアルティマに統廃合されて、ネーミングが残ったにすぎない。そんなアルティマがマイナーチェンジに向けて、北米でテストを繰り返しているという。

▲現行モデルは、2012年に北米で新型アルティマとして発表された後、中国での先行発売を経て、日本国内では2014年にリリースされた。端正でスッキリとしたいでたちが特徴 ▲現行モデルは、2012年に北米で新型アルティマとして発表された後、中国での先行発売を経て、日本国内では2014年にリリースされた。端正でスッキリとしたいでたちが特徴

最大の変更点は、フロントフェイスになるだろう。現行モデルの特徴である逆台形グリルを踏襲しながらも、力強さを感じさせる太いメッキモールが用いられるはず。併せて、ボンネットの開口ラインも変更される見通し。バンパー中央のインテークも一新される模様。どうやらマイナーチェンジ後は、現行のおとなしくて淡白な表情からアグレッシブで存在感のある顔つきに刷新されるようだ。

さらに、バンパーの一部にピアノブラック調のガーニッシュが貼られるかもしれない。つまり、今春アメリカで発表された新型マキシマのイメージを色濃く受け継ぐとも考えられる。大規模なマイナーチェンジで若返りを図ったトヨタ カムリに負けじと、スポーティさを増すことで若いユーザーの支持を集める狙いだろう。

▲日産の北米におけるフラッグシップセダンであるマキシマ。マイナーチェンジ後のティアナにも、このデザイン要素が用いられるかもしれない ▲日産の北米におけるフラッグシップセダンであるマキシマ。マイナーチェンジ後のティアナにも、このデザイン要素が用いられるかもしれない

サイドビューは現行モデルを踏襲するものの、リアはコンビランプがトランクリッド側まで拡大されワイド&ローに見えるよう工夫される。パワートレインは引き続き2.5L 直4がメインに据えられ、北米向けには3.5LのV6も用意される。ここに来て日産がFF車にも積極的に展開し始めたハイブリッドの搭載にも期待したいが、マイナーチェンジでは難しいだろう。

日産 ティアナのマイナーチェンジは、2016年春にも国内で発表される見込みだ。ただし、売れ筋マーケットである北米や中国で先に披露される可能性が高い。2015年内に開催されるLAショーや広州ショーでベールを脱ぐかもしれない。

※2015年7月14日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年4月
■全長×全幅×全高:4880×1830×1470(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4

text/マガジンX編集部 photo/マガジンX編集部、日産