フィアット 500やM・ベンツ SSKだけじゃない! ルパンファミリーに勧めたい中古車
2015/03/24
ルパンといえば、M・ベンツ SSKとフィアット 500
長年、「ルパンでさぁ~」だと思っていた、ルパン三世のCMジングル。「ルパン・ザ・サード」だと知ったとき、同時にあの車がM・ベンツ SSKという名車だということも知った。ルパン三世には、とにかく様々な車が登場する。特に有名なのがM・ベンツ SSKと、映画「ルパン三世 カリオストロの城」に登場したフィアット 500だろう。昨年公開された、実写版映画の「ルパン三世」では、フィアット クライスラーとのコラボで、実車が当たるキャンペーンも展開された。
しかし、ルパン以外のファミリーについては、あまり車の印象はない。そこで今回は、ルパン以外の面々にオススメの中古車を勝手にセレクトしてみた。
次元にオススメしたいのは、アメ車の高級オープンカー
まずは、ルパンの大事な相棒、次元大介から。言わずとしれた銃の名手で、「S&W M19 コンバット・マグナム」を愛用している。トレードマークのくわえたばこは、ポールモールやマールボロ。そして、「長いことハンフリー・ボガートとマリリン・モンローのファン」という台詞もある。これらに共通するのは、アメリカ。そう、次元はアメリカが大好きなのだ。ということは、オススメの中古車もおのずとアメ車になる。
アメ車で想像するのはマッスルなデザインだが、ボルサリーノと細身のスーツで決めた次元に車体がデカイだけのマッスルカーは似合わない。流麗なラインをもったクーペがお似合いだ。しかし、ここでは、あえて帽子を押さえながら運転をするオープンカーなどどうだろうか。躍動感あるシーンが浮かぶようではないか。
アメ車のオープンカーといえば、シボレーコルベットやダッジバイパーが思い浮かぶが、ややスポーティすぎて、次元の細身のスーツには似合わなそう。そこでオススメしたいのが、キャデラック XLRだ。
キャデラックブランドの高級ロードスターとしてのラグジュアリー感は、世界的大泥棒の一味にも遜色ない重厚感。なにより、次元が好きなマリリンも「ピンクキャデラック」に乗っていたのも大きなポイント。ということで、次元にオススメしたい中古車は、キャデラック XLRに決定だ。
五ェ門には日本の伝統が詰まった1台がピッタリ
次は、石川五ェ門。初登場時はルパンの命を狙う殺し屋という設定だった。武器は切れ味鋭い日本刀「斬鉄剣」。どこに行くにも和服と雪駄で、日本の文化に深い愛着を持っていることがわかる。順当に考えれば、ボディカラーに「神威」や「摩周」、「瑞雲」、「鸞鳳」、「精華」などの漢字使われているトヨタ センチュリーをオススメしたいが、あまりにも普通すぎる。そこでオススメしたいのが、トヨタ オリジンだ。
初代トヨペット・クラウンをモチーフにしたデザイン、センチュリーの生産ラインによる製造、クラフトマンシップが薫る本革シートや木目センタークラスターパネル。様々な部分で、和を尊ぶ五ェ門を満足させること間違いなしだろう。
銭形のとっつあんには、パトカーにも使われているあの車
そして、ファミリーと呼んでいいのかどうか微妙だが、銭形警部にも触れておきたいと思う。本名は銭形幸一。口癖は「ルパン、逮捕だ~」と「ワシはインターポールの銭形だ!」だが、インターポール(国際刑事警察機構)に逮捕権はない。ちなみに、インターポールには、厳選された有能な警察官が出向・派遣されるので、銭形警部は相当のエリートと思われる。実は、原作では銭形警部はかなりの切れ者。ルパンファミリーも一目置いており、最大の難敵と認識しているようだ。
そんな銭形警部、「カリオストロの城」では、ピニンファリーナがデザインしたブルーバード410型のパトカーに乗車している。製造終了は1967年なので、もはや旧車の類い。カーセンサーnetで見つけるのも難しい。
そこで、ブルーバードの名を冠する車をセレクト。現在、ブルーバードの名は消滅しており、最後を飾ったのは日産 ブルーバードシルフィの2代目。2012年に生産が終了している。しかし、2代目シルフィのターゲットは女性。無骨で男くさい銭形警部には似合わない。
そこで、高年齢層をターゲットに開発されたコンサバティブな4ドアセダンである、初代をオススメしたい。この車は、パトカーとしても採用されているので、銭形警部にはぴったりだ。
美人は何に乗っても様になる
最後に、忘れてはいけない峰不二子だが、美人は何に乗ってもさまになるので、あえてオススメは選ばない。
デカいハーレーやオープンカーを格好良く乗りこなす乗りこなすシーンも見られるが、個人的には映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」で乗っていたミニクーパーや、テレビスペシャルシリーズ「ルパン三世 東方見聞録 ~アナザーページ~ 」で乗っていた現行型のフィアット500(ピンク)といった、可愛らしい輸入小型車に乗っている方がギャップ萌えしてしまう。
並々ならぬ車へのこだわりが見られるルパン三世シリーズだけに、主要登場人物に似合う車には様々な意見があるだろう。あなたも、ルパンファミリーにオススメの中古車を考えてみてはいかがだろうか。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】
- 「自動車エイジングの神」に君臨する、バッドボーイズ佐田正樹さんの流儀