【オンリーワンを探せ】アシ車なのにオープンエア!「スズキ カルタスコンバーチブル」
2013/09/10
原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台のみ掲載されている希少車を紹介するこの企画。今回、2013年9月3日に発見したのは「スズキ カルタスコンバーチブル」です。
お手軽価格の省エネ/コンパクト世界戦略車、カルタスになぜオープンモデルが追加されたのか不思議です。1992年にデビューしたので、バブル景気に煽られ「アシ車にスペシャリティがあっても面白いじゃないか」という勢いで誕生したような気がします(笑)。
北米では1万台以上を売り上げたようですが、日本で「売れた」という話をあまり聞きません。時代背景も考慮すれば、アシ車のスペシャリティを狙うくらいならもっと背伸びをしたかったのでしょう。新車時価格は約144万円~で、ベース車の1.3Lモデルの約4割増し。そう考えると、高い車だったといえます。
カルタス自体はロングセラーで、日本では1983年から1999年まで販売されました。田舎の交番では現役パトカーとして活躍しているところもまだまだあります。ちなみに、パキスタンでは、カルタスはいまだに生産・販売されています。凄い話です。
カルタスコンバーチブルは「ハートの赤と、空の青」というキャッチフレーズのとおり、2色のボディカラーのみの設定でした。搭載する1.3L直4エンジンに組み合わせられたのは、5速MTとスズキ初のCVT。最高出力は82psですが、車重は880㎏しかありません。速さや走りを求める車ではないのですから十分でしょう。
面白いもので、今、インターネット上で検索してみるとカルタスコンバーチブルのファンは、日本国内よりも海外に散見されます。グローバルに愛されているというのもユニークです。“迷車”と揶揄されることもありますが、価格は下がりきっていますし、今後このような車は登場しにくいでしょう。将来的に評価される可能性も高く、総額37.5万円でこれほどレアな存在を手にできる。注目株と呼べる1台です。
お手軽価格の省エネ/コンパクト世界戦略車、カルタスになぜオープンモデルが追加されたのか不思議です。1992年にデビューしたので、バブル景気に煽られ「アシ車にスペシャリティがあっても面白いじゃないか」という勢いで誕生したような気がします(笑)。
北米では1万台以上を売り上げたようですが、日本で「売れた」という話をあまり聞きません。時代背景も考慮すれば、アシ車のスペシャリティを狙うくらいならもっと背伸びをしたかったのでしょう。新車時価格は約144万円~で、ベース車の1.3Lモデルの約4割増し。そう考えると、高い車だったといえます。
カルタス自体はロングセラーで、日本では1983年から1999年まで販売されました。田舎の交番では現役パトカーとして活躍しているところもまだまだあります。ちなみに、パキスタンでは、カルタスはいまだに生産・販売されています。凄い話です。
カルタスコンバーチブルは「ハートの赤と、空の青」というキャッチフレーズのとおり、2色のボディカラーのみの設定でした。搭載する1.3L直4エンジンに組み合わせられたのは、5速MTとスズキ初のCVT。最高出力は82psですが、車重は880㎏しかありません。速さや走りを求める車ではないのですから十分でしょう。
面白いもので、今、インターネット上で検索してみるとカルタスコンバーチブルのファンは、日本国内よりも海外に散見されます。グローバルに愛されているというのもユニークです。“迷車”と揶揄されることもありますが、価格は下がりきっていますし、今後このような車は登場しにくいでしょう。将来的に評価される可能性も高く、総額37.5万円でこれほどレアな存在を手にできる。注目株と呼べる1台です。
Text/古賀貴司(自動車王国)
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