個性的なピンクのカラーリングで注目を集めたピンクのクラウン。社長の豊田章男氏が市販化を約束していたが、いよいよ9月1日~30日までの期間限定で、アスリートG“ReBORN PINK”(ハイブリッド車・2WD)と、アスリートG i-FOUR“ReBORN PINK”(2.5Lガソリン車・4WD)の受注が始まった。

トヨタといえば、どちらかといえば保守的なイメージが強く、個性の強いスタイルやカラーリングで勝負する印象はあまりないという人が多いだろう。しかし、近年のトヨタは、セダンだけを見ても、昨年末に登場したクラウンや5月に登場したレクサス ISなど、個性的かつ刺激的なデザインのニューモデルを多くリリースしている。背景に、ターゲット層をより若く設定しているなどの理由はあるにせよ、これまでのトヨタにはあまり見られなかった手法だ。

その旗印ともいえる存在の“ReBORN PINK”は、やはりカラーリングが最大のポイント。このカラーは「モモタロウ」という特別設定色で、クラウンをより鮮やかに華やかに彩っている。一方インテリアは、新色のホワイトを一部の内装品に採用。ブラックとの組み合わせにより、強いコントラストを生み出している。

これらのカラーコーディネートを手掛けたのは演出家のテリー伊藤氏だ。「PINK SURPRISE」をキーワードに、メーターの指針やエンジンスタートスイッチなどがピンク色に設定されたほか、アームレストやインパネのサイド部、ステアリングなどにピンクのステッチが施され、クラウンの上質感はそのままに、特別感のある空間に仕上げられている。

車名に“ReBORN ”という言葉が含まれているように、ピンクのクラウンをアイコンとして生まれ変わったトヨタの今後に、さらなる注目が集まりそうだ。

アスリートGをベースに、個性的なスタイリングとボディカラーをまとった“ReBORN PINK”は群を抜いた存在感を放つ。注目度もバツグンだ

アスリートGをベースに、個性的なスタイリングとボディカラーをまとった“ReBORN PINK”は群を抜いた存在感を放つ。注目度もバツグンだ

インテリアはシート表皮やコンソール、アームレスト、シートベルトなどにホワイトの部材を採用し、他にはない特別感を醸し出している

インテリアはシート表皮やコンソール、アームレスト、シートベルトなどにホワイトの部材を採用し、他にはない特別感を醸し出している