三菱 デリカミニ ▲デリカミニは好評を博しているためSUVテイストが色濃く残されてキープコンセプトのまま生まれ変わるに違いない。「デリ丸。」も引き続きイメージキャラを務めるだろう

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

「デリ丸。」人気もそのままに一新

愛らしいキャラクターの「デリ丸。」が登場するデリカミニのCMは誰もが一度は目にしたことがあるはず。そのCMに後押しされてヒット作となった同車が早くもモデルチェンジされる。

モデルチェンジの予想をお知らせしたが日産 ルークスが一新されるとなればデリカミニもモデルチェンジを果たすに違いない。

デリカミニは2023年5月の発売から2年しか経過していない。しかも、いまだ好調に売れているにもかかわらずもう世代交代を迎える。
 

三菱 デリカミニ▲eKクロススペースのビッグマイナーチェンジ版ながら車名も変更されてイメージ一新。月販平均台数は3000台オーバーを維持しており元気を取り戻した三菱の象徴になっているデリカミニ

実は意外なロングライフ

わずか2年とは早すぎると感じるかもしれないがその成り立ちを紐解けば納得できるはずだ。デリカミニの前身はeKクロススペースで現行ルークスと同時期の2020年3月にリリースされた。

つまり、計算上すでにモデルライフは5年に達しているのだ。車名と顔つきがガラリと変わったため2年前に登場した際にモデルチェンジと勘違いする声も聞かれたが実際にはモデルライフ途中のブラッシュアップであった。

eKクロススペース時代と比べて売れ行きが大幅に伸びたことを受け、次期モデルが超キープコンセプトで登場することは想像に難くない。

デリカミニの売れ方には他車と異なるユニークな特徴がある。それは4WDモデルの販売比率が高いことだ。ミニバンながら高い走破性を誇る「デリカ」のネーミングの影響力もあるだろう。

また、eKクロススペースからデリカミニに切り替わる際には4WDモデルに限っては15インチタイヤと専用ショックアブソーバーが与えられたことも4WDモデルの人気を引き上げる結果につながった。

こうした特徴は次期モデルにも受け継がれ、都会的なイメージの強いルークスとの違いが打ち出されるはずだ。

すでに生産調整中ながらも

現在、デリカミニには電子ルームミラーが省かれて価格が安く設定された「リミテッドエディション」が用意されている。

実は他グレードでも電子ルームミラーが選べない状態になっている。これは事実上の生産調整でモデルチェンジに向けての準備ではないだろうか。

超キープコンセプトながらどんな進化を遂げて現れるのか楽しみだ。

※2025年5月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2025年10月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1780(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、三菱自動車