ミニバンを選ぶ際、乗車人数やシートアレンジなどその基準は様々でしょうが、それらの中でも“広さ”は重要なポイントではないでしょうか。今回は、ミニバン最大級の広さを誇るトヨタのヴェルファイアをご紹介します。

登場したのは2008年5月。2代目アルファードと時を同じくして登場した兄弟車です。全体的な造形は似ていますが、顔つきなどは異なり、ヴェルファイアは“力強さ”や“先進性”をテーマにしたスタイルとなっています。

ヴェルファイアは2代目アルファードと共通のプラットフォームを採用。室内長は3160mmで、ゆったりとした居住空間を実現しています。それだけでなく高級なのがヴェルファイアの特徴。高級セダンのような高い質感をもち、その上広いのだから、車の中でゆったり過ごすのが目的であれば、これ以上の車はなかなか見つからないでしょう。

エンジンは直4の2.4Lのほか、余裕の走りを実現するV6の3.5Lもラインナップ。こちらはスポーツカーも侮れないほどの鋭い加速を披露します。また、低床化のおかげでコーナー時の車体の左右への傾きも大幅に抑えられ、優れた操縦性と走行安定性を実現。ミッションは2.4LモデルがCVT、3.5Lモデルには6ATが搭載されています。

そんな魅力満点のヴェルファイアだけに、なかなか相場は下がりませんでしたが、昨年末のハイブリッドモデルの登場以降、少しずつではありますが値が落ちてきました。

そして、いよいよ200万円を切る中古車が登場! 走行8.2万km+修復歴なしの2.4X 4WDで、しかも安心感の高いディーラー系販売店の中古車を発見しました(10月25日現在)。まだ高いからと二の足を踏んでいた皆さん、そろそろ本気で考えてみてはいかがでしょうか?

Text/金子剛士

フロントマスクは2段構えのヘッドランプや横基調のグリルが個性を演出。さらにサイドへの流れを強調したデザインで、先進性を表現している

フロントマスクは2段構えのヘッドランプや横基調のグリルが個性を演出。さらにサイドへの流れを強調したデザインで、先進性を表現している

ミニバン最上級モデルだけに高級感は他のモデルとは比べものにならないほど高い。LED間接照明などの装備も充実している

ミニバン最上級モデルだけに高級感は他のモデルとは比べものにならないほど高い。LED間接照明などの装備も充実している

2列目こそヴェルファイアのベストポジション。上級仕様車の「エグゼクティブパワーシート」は、車のシートとは思えないほどの快適さ

2列目こそヴェルファイアのベストポジション。上級仕様車の「エグゼクティブパワーシート」は、車のシートとは思えないほどの快適さ