ホンダ フィット、日産 マーチに並ぶコンパクトカーの代表格といえばトヨタのヴィッツでしょう。そんな超メジャーな1台でありながら、登場から2年未満だというのに早くも半額で売られる中古車が登場してきました!

3代目となる現行型のヴィッツが登場したのは2010年12月。これまでの女性を意識した車ではなく、年齢や性別はもちろんあらゆるニーズに応えられる1台として開発されました。

その結果、パッケージングだけでなく、使い勝手や経済性などあらゆる面がレベルアップしています。室内長は35mm延長され居住空間が向上。ラゲージルームも奥行きが145mm拡大されるなど、積載スペースも広くなっています。

細かいところですが、助手席の荷物が落ちないようガードする買い物アシストシートは重宝する装備のひとつ。買い物袋を掛けるフックや傘置きとしても利用できます。フロントガラスに日焼け防止に効果的なUVカットガラスを採用しているのもうれしいところです。

エンジンは、1.0L、1.3L、1.5Lの3種類。1.3Lモデルの一部にはアイドリングストップ機構を設けたグレードも用意し、燃費は26.5km/L(10・15モード燃費)を実現するなど経済性にも優れています。組み合わせられるミッションはCVTを基本に、RSのみ5MTが選択できます。

そんなヴィッツですが、なぜかこのモデルは値落ちが早く、修復歴はありますが走行0.3万kmの1.0Fが59.8万円で売られています(10月10日現在)。当時の新車価格が119.5万円なので、約半額という安さです。

修復歴が気になる方は、走行距離0.8kmで修復歴なしの1.0Fが84.5万円という中古車も発見しました(同日現在)。色や装備が気に入れば、とてもオトクな買い物です。コンパクトカーを買うなら、ぜひ候補に加えてほしい1台です。

Text/金子剛士

外観のデザインは“軽快さ”と“上質感”がコンセプト。小気味よい走りを予感させる、精悍かつ存在感のあるスタイリングを実現

外観のデザインは“軽快さ”と“上質感”がコンセプト。小気味よい走りを予感させる、精悍かつ存在感のあるスタイリングを実現< /p>

内装はスポーティな印象だけでなく、優しさも感じられるような造形を追求。インパネから左右につながるようにパッドを配し、ワイド感も演出する

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フロントシートはホールド性を高める新骨格シートを採用。リアシートはレッグスペースが拡大され、ゆったり過ごせる居住空間を確保

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