肌触りバツグンのシートを堪能できる特別仕様車

バブル時代の真っ直中に開発された車の中には、過剰に豪華であったり、オーバースペックだったものが少なくありません。そのためモデルライフが短く、現在に名を残す車は少ないのですが、そんな中で初代が1989年にデビューしたスバル レガシィシリーズは、現在でも高い人気を博している希少な存在です。

北米をメインターゲットに据えた結果、ボディが大幅に拡大した現行型レガシィシリーズは、日本の道路環境では使いづらいケースも少なくありません。そのため中古車市場では、扱いやすくて質感も高い旧型モデルが人気を呼んでいます。今回は旧型レガシィのツーリングワゴンとB4に設定された特別仕様車「アルカンターラセレクション」をご紹介します。

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登場したのは旧型のデビューから1年半ほどが経過した、2004年12月。ツーリングワゴン/B4の「2.0i」「2.0R」「2.0GT」にそれぞれ設定されました。新車時の車両本体価格はツーリングワゴンが241.5万~313.95万円、B4が225.75万~298.2万円。ベース車と比べて約12万円ほど高い設定となっています。

最大の特長は、グレーのアルカンターラを組み合わせた、専用シートと専用トリム。上質で落ち着いた室内空間を演出しています。「2.0i」には、上級グレードに装着されていたHIDプロジェクターロービームランプや、MDと6連奏インダッシュCDプレーヤーを内蔵した、レガシィプレミアムサウンドシステムを標準装備しています。

さらに「2.0GT」だけの装備だった、自発光式の「エレクトロルミネセントメーター」や運転席8ウェイパワーシート+ランバーサポートも搭載。ヘッドライトもオリジナルのデザインとなっています。ボディカラーはークティックホワイト・パールなど、計5色が設定されています。

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本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている物件数は8台で、すべてツーリングワゴン。車両本体価格は75.9万~115.5万円と、総額100万円で狙えるものも存在しています。走行距離は5万km前後のものが多め。1台を除いてすべてスバルディーラーの物件ということで、法定整備や保証が充実しているうえ、総額表示もされているので、安心感は高めです。

手触りの良さ、質感の高さはバツグンの素材であるアルカンターラですが、さらに耐久性が高く、火にも強い(燃えにくい)というメリットも。ワンランク上の内装が味わいながら、ロングツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。興味を持った方は下の検索窓に「レガシィ アルカンターラセレクション」と入力し、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹