調査報告書 2012年3月
File No.123

ホンダ アコード

※2012年3月29日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ アコード予想イラスト|ニューモデル速報
ホンダ アコードクーペコンセプト|ニューモデル速報ホンダ アコード PHV用エンジン|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

ホンダ初となるPHVも設定される

日欧向けと北米向け(国内名:インスパイア)で仕様が異なったアコードだが、次期モデルでは統合され、再びグローバルモデルに仕立てられるようだ。2012年1月にはデトロイトショーでクーペのコンセプト(写真右上)を発表。登場は近い。

過去、ホンダは93年発表の5代目で国内に3ナンバー幅のモデルを投入したが失敗。6代目で国内向けを5ナンバー幅に戻した経緯がある。しかし、セダン人気の凋落している現状では、アコードとインスパイアを共存させる必要性は少ない。

そこで、北米仕様(インスパイア)サイズの大型ボディへと移行する9代目、次期アコードは、環境対応車としてシフトしていく。そのキーとなる技術が、ホンダでは初となるプラグインハイブリッド(以下、PHV)だ。システムとしては、2Lのエンジン(写真右下)と電気モーター、リチウムイオン電池の組み合わせとなる模様。

このシステムのユニークな点は、構造と作動モードだ。クラッチを組み込むことで、エンジン直結状態を実現。高速走行といったモーターでは効率の悪い場面では、電動ユニットが切り離され、純粋なガソリン車として駆動する。また、バッテリー残量と車速に応じてハイブリッドのような動きにも切り替わるため、複雑な制御が行われるだろう。

PHVの利点でもある外部電源からの充電も可能だから、近距離ならエンジンを始動させずに目的地へと移動できる。しかもモーター出力は、プリウスPHVやリーフを上回る120kWに達するというから、かなり力強い走りとなりそうだ。当然、PHVではないオーソドックスなモデルも用意される。国内向けには、新開発の2.4L直噴エンジン+CVTが投入される見込み。

以上