特別内装色とアルカンターラシートを組み合わせた特別仕様車

2004年9月(ラティオは10月)に登場した、質感の高さを重視したコンパクトハッチバック&セダンの日産ティーダ/ティーダラティオ。ゆとりと厚みがあるシート、アルミや木目調の素材が多用されたパネル、上級セダンであるティアナに匹敵する室内空間の広さなど、いずれもコンパクトカーとは思えぬ仕上がりとなっています。

パッケージングの評価の高さから、ティーダは海外でも徐々に発売を開始。北米や欧州のみならず、アジアや中米などの新興国でも人気を集めています。今回は2006年4月に発売された、インテリアの魅力をより高めた特別仕様車シリーズの「モダンコレクション」をご紹介します。
  • 日産 ティーダ モダンコレクション フロント|見つけたら即買い!?
  • 日産 ティーダ モダンコレクション インテリア|見つけたら即買い!?
モダンコレクションの特徴は主に3点。まずは「ワイマラナー」という独特な内装色が採用されていること。ワイマラナーとはドイツのワイマール地方で古くから貴族に愛された猟犬種のことで、その毛並みは短く滑らかで、独特の光沢感があります。このワイマラナーの毛並みや色をイメージした配色がインテリアで再現されています。

二つめはアルカンターラシート。アルカンターラは東レが開発したスエード調の人工皮革で、独特のつやと肌触りが味わえます。さらに木目調のパーツを各所に配置。本革巻きのコンビ3本スポークステアリングやインストルメントパネル、シフトノブやパワーウインドウスイッチのフィニッシャーが木目調にアレンジされています。

三つめは単一の色や素材ではなく、異なった色や素材を組み合わせることで上質感を演出していること。安らぎと気持ちの高まりをもたらすモダンなインテリアとなっています。なお、ボディカラーはベースとなっているグレード「15M」「15M FOUR」(4WDモデル)と同様。新車時価格は166万4250円~187万4250円という設定でした。
  • 日産 ティーダ モダンコレクション インパネ |見つけたら即買い!?
  • 日産 ティーダ モダンコレクション シート|見つけたら即買い!?
  • 日産 ティーダラティオ モダンコレクション フロント|見つけたら即買い!?
7月12日時点でカーセンサーnetに掲載されているティーダ/ティーダラティオ モダンコレクションの中古車は19台。すべてティーダで、残念ながらティーダラティオは1台もありませんでした。価格は76.9万~108万円と、現行モデルとしてはかなりお買い得。修復歴のない走行距離1万km未満の車両が、支払総額でも100万円を切っています。

ちょうど発売から5年強ということで、2度目の車検を迎えた良質の下取り車が増えたベストタイミングといえるでしょう。大きすぎない5ナンバーサイズで、小さすぎない室内空間&ラゲージをもつ万能選手のティーダ/ティーダラティオ。興味をもった方は下の検索窓に「ティーダ モダンコレクション」と入力して検索してみてください。


Text/渡瀬基樹