オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:トヨタ ヴィッツ

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■世界を駆け抜けるトヨタのベーシックモデル
トヨタ ヴィッツ|日刊カーセンサー
1999年に登場した初代ヴィッツは、シャーシからミッションまですべて新設計されたコンパクトカーで、現在も続いているコンパクトカーブームのきっかけを作ったモデルだ。

そのヒットモデルのDNAを色濃く引き継いだ2代目ヴィッツは、2005年2月に登場。1L車にアイドリングストップ機構を搭載したグレードを設定するなど、低燃費や高い環境性能を目指している。

エンジンは1Lの直3、1.3Lと1.5Lの直4の3種類。ミッションはFF車がCVT、4WD車は4ATが組み合わされる。多数の専用パーツを装着した、RSという走りを磨いたスポーティグレードも用意され、こちらにはMT車も設定されている。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■FMC直前! 高年式物件の流入で相場は上昇
トヨタ ヴィッツ相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3カ月前の平均価格は78万円。
10月に入ると高年式のおろしたて中古車が大量に発生し、81万円まで上がっている
台数 9月の半期決算期時には1200台程度だったが、その後3カ月間で1500台まで増えている。
その大半は2010年式の中古車だ
距離 3カ月前には平均走行距離は2.9万kmだったが、低走行距離の中古車が大量に増えた影響により、
2000km程度短くなった
2005年2月に登場したトヨタヴィッツ。外観のデザイン変更を伴うマイナーチェンジは2007年8月。この時に前席サイドエアバッグと前後席カーテンシールドエアバッグが全車標準装備に。一部改良は2005年12月のヘッドライトの改良、2008年9月のスポーティグレードRSの改良、2009年8月の燃費性能および環境性能の向上と3回行われている。

おろしたて中古車が大量に出回ったため、流通台数は1500台を超えている。グレードではベーシック系の1.0F、1.3Fが多くを占めており、次いで充実装備の1.3Uが続く。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■快適装備が充実している1.3U
トヨタ ヴィッツ|日刊カーセンサー トヨタ ヴィッツ 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 100台 39万~111万円
新車時価格100万円スタートのヴィッツ。流通台数は排気量を問わず、ベーシックグレードのFが多くを占めている。1.3L車の上級グレードUとの新車時の価格差は16万8000円。中古車になるとその価格差も縮まっているので、狙い目は快適装備が充実した、上級グレードの1.3Uだ。

2007年8月以降に標準化される前席サイドエアバッグと前後席カーテンシールドエアバッグも、 1.3Uならば登場時から標準装備。またプラズマクラスター付きオートエアコン、ドアの施錠ロック解除が簡単にできるスマートエントリーシステム、盗難防止システムなど快適性と安全性を追求した装備が充実。気になる燃費も10・15モード燃費が19.6km/Lと高レベル。現在約100台の中古車があり、そのうち45台がナビ装着済み。すでに50万円以下の中古車も流通し、数あるグレードの中で1.3Uのバリュー感は相当に高い。
Text/萩原 文博