第14回 高級車でもeco円は1万円台! M・ベンツ Cクラス(旧々型) 【エコカーより安い「eco円」カー】
2010/01/12
M・ベンツなのにeco円は国産コンパクトカーより安い
eco円について
車両本体価格÷10・15モード燃費とは、10・15モード燃費で 1km/Lあたり稼ぐためにいくら支払うのかを見る指標。それが「eco円」です。安くて燃費が良い車ほど、数値が低くなります。つまりそれだけ環境にもお財布にも優しいというわけです。
今回取り上げたのはM・ベンツ Cクラス(旧々型)。M・ベンツにエコカーのイメージがなかった人がほとんどでしょうが、実は立派なeco円カーです。確かにC200の10・15モード燃費は9.7km/Lと、特に良いというわけではありません。しかし旧々型Cクラスの中古車価格はかなりこなれており、eco円が1万円台というのは不思議でも何でもありません。
取材車両の約1万3000円というeco円は、例えば以前紹介したトヨタ ヴィッツ(旧型)よりも安いのです。また、旧型のトヨタ プリウスを100万円で買ったとしても、9万6000km以上走らないと価格差が埋まりません(ガソリンを120円として計算。計算方法はこちら)。だとすればCクラス、かなり狙い目ではないでしょうか。
取材車両の約1万3000円というeco円は、例えば以前紹介したトヨタ ヴィッツ(旧型)よりも安いのです。また、旧型のトヨタ プリウスを100万円で買ったとしても、9万6000km以上走らないと価格差が埋まりません(ガソリンを120円として計算。計算方法はこちら)。だとすればCクラス、かなり狙い目ではないでしょうか。
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作りや装備は、さすが「小さくてもM・ベンツ」
Cクラスは、名車190を受け継ぐM・ベンツの代表車種の一台です。その思想は「たとえ小さくてもM・ベンツはM・ベンツである」ということでしょう。同社のSクラスをあえてコンパクトなサイズに作ったのがCクラスというわけです。
実際、トヨタ マークX(現行)より小さいサイズながら、新車時価格は390万~690万円もしました。今回取り上げたC200は、直4の2Lエンジンに5ATの組み合わせです。最小回転半径は4.9mと小回りが利き、当時のSやEクラス同様、一本でフロントガラスのほとんどを拭ける、M・ベンツならではのワイパーを装着。またサイドエアバッグや、どこか一輪でもスリップすると自動的にエンジン出力やブレーキを制御してスリップを防ぐ機能(ASR)を備えるなど、安全装備も万全です。
実際、トヨタ マークX(現行)より小さいサイズながら、新車時価格は390万~690万円もしました。今回取り上げたC200は、直4の2Lエンジンに5ATの組み合わせです。最小回転半径は4.9mと小回りが利き、当時のSやEクラス同様、一本でフロントガラスのほとんどを拭ける、M・ベンツならではのワイパーを装着。またサイドエアバッグや、どこか一輪でもスリップすると自動的にエンジン出力やブレーキを制御してスリップを防ぐ機能(ASR)を備えるなど、安全装備も万全です。
「一度はM・ベンツ」を体験するにはピッタリの一台
取材車両のドアを閉めると、とても13万円とは思えぬほどの重厚感ある音が味わえます。キズはほとんどなく、ボディカラーの深いブルーがキレイな一台です。
シートもさすがはM・ベンツ。8万7000kmを走ったというのに、運転席の乗り込み口にありがちなシワがありません。ヘタリという言葉を知らないかのようです。またシート内のコイルスプリングはサスペンション特性まで考慮してチューニングが施されているなど、実に丁寧な仕事がなされています。
意外かもしれませんが、M・ベンツのメンテナンス部品は入手しやすく、その費用も国産車とほとんど変わりません。初めてのM・ベンツを体験するにはまさにピッタリではないでしょうか。
シートもさすがはM・ベンツ。8万7000kmを走ったというのに、運転席の乗り込み口にありがちなシワがありません。ヘタリという言葉を知らないかのようです。またシート内のコイルスプリングはサスペンション特性まで考慮してチューニングが施されているなど、実に丁寧な仕事がなされています。
意外かもしれませんが、M・ベンツのメンテナンス部品は入手しやすく、その費用も国産車とほとんど変わりません。初めてのM・ベンツを体験するにはまさにピッタリではないでしょうか。
この物件のオススメポイント
一度味わうとやみつきになるシート
この頃のシートはヤシの繊維や発泡パッドが採用され、呼吸する、と形容されるほどの高い通気性を誇ります。座り心地は硬すぎず、柔らかすぎず。長距離ドライブが楽しくなる乗り心地です
広くて使いやすいトランク
広めのトランク。ヒンジが内張りに収まるので、閉めても荷物に干渉することがありません。また開けると、このように三角表示板が後続車によく見えるようにしてあるのはM・ベンツならでは
次回はスズキ スイフト(現行型)をチェックするぞ! スズキを代表するコンパクトカー、しかも現行型の気になるeco円は!? 乞うご期待! |
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