M・ベンツなのにeco円は国産コンパクトカーより安い

eco円について

車両本体価格÷10・15モード燃費とは、10・15モード燃費で 1km/Lあたり稼ぐためにいくら支払うのかを見る指標。それが「eco円」です。安くて燃費が良い車ほど、数値が低くなります。つまりそれだけ環境にもお財布にも優しいというわけです。

今回取り上げたのはM・ベンツ Cクラス(旧々型)。M・ベンツにエコカーのイメージがなかった人がほとんどでしょうが、実は立派なeco円カーです。確かにC200の10・15モード燃費は9.7km/Lと、特に良いというわけではありません。しかし旧々型Cクラスの中古車価格はかなりこなれており、eco円が1万円台というのは不思議でも何でもありません。

取材車両の約1万3000円というeco円は、例えば以前紹介したトヨタ ヴィッツ(旧型)よりも安いのです。また、旧型のトヨタ プリウスを100万円で買ったとしても、9万6000km以上走らないと価格差が埋まりません(ガソリンを120円として計算。計算方法はこちら)。だとすればCクラス、かなり狙い目ではないでしょうか。
M・ベンツ Cクラス フロント|エコカーより安い「eco円」カー

この物件の基本情報

詳細情報はこちら
M・ベンツ Cクラス C200
年式 車両本体価格 10.15モード燃費
1998年式 130,000 9.7km/L 13,402
●走行距離:87,000km ●ミッション:フロア5AT
icon_popup.gif中古車を探す  icon_popup.gif中古車相場表  icon_popup.gifカタログを見る

※上記の価格などは取材時点で確認した情報です。 物件はすでに販売済みの場合もありますが、ご了承ください

作りや装備は、さすが「小さくてもM・ベンツ」

Cクラスは、名車190を受け継ぐM・ベンツの代表車種の一台です。その思想は「たとえ小さくてもM・ベンツはM・ベンツである」ということでしょう。同社のSクラスをあえてコンパクトなサイズに作ったのがCクラスというわけです。

実際、トヨタ マークX(現行)より小さいサイズながら、新車時価格は390万~690万円もしました。今回取り上げたC200は、直4の2Lエンジンに5ATの組み合わせです。最小回転半径は4.9mと小回りが利き、当時のSやEクラス同様、一本でフロントガラスのほとんどを拭ける、M・ベンツならではのワイパーを装着。またサイドエアバッグや、どこか一輪でもスリップすると自動的にエンジン出力やブレーキを制御してスリップを防ぐ機能(ASR)を備えるなど、安全装備も万全です。
納車前にガラスコーティング

M・ベンツ Cクラス リア|エコカーより安い「eco円」カー

フロントバンパー下にこすり跡があるなど、小さなキズが少しありますが、ほかはとてもキレイ。しかも販売店が納車前にガラスコーティングをサービスで行ってくれるそうです

オートクルーズが標準装備

M・ベンツ Cクラス インパネ|エコカーより安い「eco円」カー

C200は最廉価グレードですが、そこはやはりM・ベンツ。外気温もモニタリングして冷暖房の温度や風力を自動調整するオートエアコンや、オートクルーズなどが標準装備です

「一度はM・ベンツ」を体験するにはピッタリの一台

取材車両のドアを閉めると、とても13万円とは思えぬほどの重厚感ある音が味わえます。キズはほとんどなく、ボディカラーの深いブルーがキレイな一台です。

シートもさすがはM・ベンツ。8万7000kmを走ったというのに、運転席の乗り込み口にありがちなシワがありません。ヘタリという言葉を知らないかのようです。またシート内のコイルスプリングはサスペンション特性まで考慮してチューニングが施されているなど、実に丁寧な仕事がなされています。

意外かもしれませんが、M・ベンツのメンテナンス部品は入手しやすく、その費用も国産車とほとんど変わりません。初めてのM・ベンツを体験するにはまさにピッタリではないでしょうか。
この物件のオススメポイント
一度味わうとやみつきになるシート

M・ベンツ Cクラス シート|エコカーより安い「eco円」カー

この頃のシートはヤシの繊維や発泡パッドが採用され、呼吸する、と形容されるほどの高い通気性を誇ります。座り心地は硬すぎず、柔らかすぎず。長距離ドライブが楽しくなる乗り心地です

広くて使いやすいトランク

M・ベンツ Cクラス ラゲージ|エコカーより安い「eco円」カー

広めのトランク。ヒンジが内張りに収まるので、閉めても荷物に干渉することがありません。また開けると、このように三角表示板が後続車によく見えるようにしてあるのはM・ベンツならでは

ゲートがジグザグで使いやすい

M・ベンツ Cクラス シフトゲート|エコカーより安い「eco円」カー

オーバードライブから一つ落としやすいなど、使いやすいジグザグのシフトゲート。これもM・ベンツの哲学。また“木目調”ではなく本当のウッドパネルを使用するのもM・ベンツなら当たり前


この中古車を販売しているお店
ネオシステム 熊谷店|エコカーより安い「eco円」カー
店名 ネオシステム 熊谷店
住所 埼玉県熊谷市中奈良518
連絡先 048-578-7380
営業時間 10:00~20:00
定休日 年中無休
次回はスズキ スイフト(現行型)をチェックするぞ!
スズキを代表するコンパクトカー、しかも現行型の気になるeco円は!? 乞うご期待!