東京モーターショー キッザニア▲ひとつの街のような雰囲気が特徴的なキッザニアエリア

自動車の楽しさを体験できる11のアクティビティ

第46回東京モーターショー2019は、車好きな大人だけでなく、子供も楽しめるイベントとなっている。

中でも注目は、子供の職業・社会体験施設「キッザニア」とコラボレーションした「Out of KidZania in TMS2019」だ。

天候に左右されない完全屋内型の敷地に、日本を代表する自動車メーカーや自動車部品企業などの10社がパビリオンを出展。カーデザイナー、ディーラー、自動車部品製造をはじめ、自動運転プログラミング、レーシングドライバーなど、自動車にまつわる多彩な11種類のアクティビティ(職業体験)を小学生向けに提供している。

東京モーターショー キッザニア▲スバルではボディ外板の金型を模したプレートを磨く体験を行っている
東京モーターショー キッザニア▲トヨタでは車を組み立てるメカニックの仕事を体験できる

アクティビティを通じて、参加者に自動車関連の職業ならではの楽しさや、職業のバリエーションの豊富さを子供たちに体感してもらうことが狙い。アクティビティ終了後には、「第46回東京モーターショー2019」の他エリアなどで特典と引き換えられる「Out of KidZania in TMS2019 SPECIAL TICKET」がもらえる。

なおアクティビティの体験には、同伴する保護者を対象とした「Out of KidZania in TMS 2019」参加券付東京モーターショー2019 入場券(前売券:1800 円(10/24 まで)、当日券:2000 円。いずれも税込)の購入、および東京モーターショー2019公式ホームページの公式オンラインチケットサービスでの予約が必要となる。

各プログラムの内容は下記のとおり。詳細は公式ページで。



【プログラム概要】

●「遠隔操作による災害復旧の仕事」KDDI株式会社
新しい通信環境(5G)を想定し、ショベルカーの遠隔操作による安全・迅速な復旧作業をします。

●「クルマに欠かせない部品を組み立てる仕事」株式会社ジェイテクト 
スケルトンモデルでクルマの安心・安全を守る様々な部品の役割について学び、クルマに欠かせない差動装置(トルセン)を組み立てます。

●「クルマをメンテナンスする仕事」株式会社SUBARU
クルマを安心・安全に走らせるために必要な点検、整備、修理について学び、工具を使ってクルマにタイヤ/ホイールの取付などをします。

●「クルマを組み立てる仕事」ダイハツ工業株式会社
クルマの組立工程を知り、工具を使ってボディの組付けを行い、本物のクルマを完成させます。

●「月面探査車プログラミングをするエンジニアの仕事」トヨタ自動車株式会社
月の資源を探しに行く月面探査車の自動運転のプログラミング体験をします。

●「クルマを組み立てるメカニックの仕事」トヨタ自動車株式会社 
気持ちよく安全にクルマを走らせるために、大切な役割を持っているサスペンションやタイヤの取付けをするメカニック体験をします。

●「コンセプトカーデザイナーの仕事」日産自動車株式会社 
未来のコンセプトカーをデザインします。3Dスキャンしたコンセプトカーのデザインモデルがバーチャルな街を走る様子を見ることができます。

●「トラックをプロデュースする仕事」日野自動車株式会社
商用車について知り、お客様のオーダーに適したトラックを模型などを使いながらプロデュースします。

●「レーシングドライバーの仕事」本田技研工業株式会社
レーシングドライバーの魅力やつらさ、必要な能力を学びます。レーシングシミュレーターでドライビングテクニックを磨きます。

●「金型磨き職人の仕事」マツダ株式会社
クルマの綺麗なデザインを作るために大切な仕事である金型作りを学び、職人の見習いとして、金型磨きのトレーニングをします。

●「新しいクルマをデザインする仕事」三菱自動車工業株式会社
乗るヒトをイメージしてクルマのコンセプトを考え、専門のデザインツールを使って、クルマのスケッチを描きます。

東京モーターショー キッザニア
東京モーターショー キッザニア
東京モーターショー キッザニア
東京モーターショー キッザニア
文/田端邦彦、写真/篠原晃一

田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。