▲2019年3月7日から17日にかけて、スイス南西部のジュネーブ空港近くのここPalexpoで行われたジュネーブモーターショー。会場の広さと各メーカーの展示車両の多さがご理解いただけるだろう。1日で全部をまわるのは難しい ▲2019年3月7日から17日にかけて、スイス南西部のジュネーブ空港近くのここPalexpoで行われたジュネーブモーターショー。会場の広さと各メーカーの展示車両の多さがご理解いただけるだろう。1日で全部をまわるのは難しい

ジュネーブショーでの注目の欧州車

2019年のジュネーブショーは、例年にまして見どころが多かった。EVのミニマムトランスポーターからスーパーカーまで、欧州メーカーの本音と建前が見え隠れするショーの充実ぶりは関心させられる。

それではさっそく注目のモデルを紹介する。

▲メルセデス・ベンツは、2019年1月に米国ラスベガスで行われたCESでCLAを発表したが今回の、ジュネーブではCLAシューティングブレークを世界初披露した。デザインテーマは、「積載スペースを備えたスポーツカー」。パワードームを備えたボンネットや筋肉質な造形に、丸みを帯びたハッチゲートを見事に組み合わせている▲メルセデス・ベンツは、2019年1月に米国ラスベガスで行われたCESでCLAを発表したが今回の、ジュネーブではCLAシューティングブレークを世界初披露した。デザインテーマは、「積載スペースを備えたスポーツカー」。パワードームを備えたボンネットや筋肉質な造形に、丸みを帯びたハッチゲートを見事に組み合わせている
▲アウディは、電動コンパクトSUVのQ4 e-tronコンセプトを世界初披露。VWグループの電動車用プラットフォーム、MEBをベースに開発されており、前後にモーターを採用した4WDとなる。0-100km/h加速は6.3秒、最高速度は180km/hを実現。1回の満充電による、走行可能距離はWLTPモードで450km以上がうたわれている▲アウディは、電動コンパクトSUVのQ4 e-tronコンセプトを世界初披露。VWグループの電動車用プラットフォーム、MEBをベースに開発されており、前後にモーターを採用した4WDとなる。0-100km/h加速は6.3秒、最高速度は180km/hを実現。1回の満充電による、走行可能距離はWLTPモードで450km以上がうたわれている
▲1960年代、ビートルベースの車両としてバハバグとともにカリフォルニアで人気を博した、デューンバギーのコンセプトを受け継いだID.バギーを発表したフォルクスワーゲン。アルミ、スチール、プラスチックを組み合わせた複合ボディは、車体からの取り外しが可能。独自のボディに着せ替えることも可能だという▲1960年代、ビートルベースの車両としてバハバグとともにカリフォルニアで人気を博した、デューンバギーのコンセプトを受け継いだID.バギーを発表したフォルクスワーゲン。アルミ、スチール、プラスチックを組み合わせた複合ボディは、車体からの取り外しが可能。独自のボディに着せ替えることも可能だという
▲ブガッティは、創始者であるエットーレ・ブガッティの長男、ジャン・ブガッティの生誕110周年を記念したワンオフモデル、La Voiture Noire(ラ ヴォワチュール ノアール=黒い車)を発表。同社のシロンをベースとしてカスタマイズされたワンオフモデルで、ボディはカーボンファイバー製。お値段は約14億円!!▲ブガッティは、創始者であるエットーレ・ブガッティの長男、ジャン・ブガッティの生誕110周年を記念したワンオフモデル、La Voiture Noire(ラ ヴォワチュール ノアール=黒い車)を発表。同社のシロンをベースとしてカスタマイズされたワンオフモデルで、ボディはカーボンファイバー製。お値段は約14億円!!
▲シトロエンはなんとも懐かしい名称のAMIを復活させた。コンセプトカーとなるAMIワンは、シトロエンブランド生誕100周年を記念したものだ。都市のモビリティに関して同社のビジョンである「移動の自由」を表現したモデルになる。2名乗車の小型シティコミューターEVでスマートフォンとの連携がウリ▲シトロエンはなんとも懐かしい名称のAMIを復活させた。コンセプトカーとなるAMIワンは、シトロエンブランド生誕100周年を記念したものだ。都市のモビリティに関して同社のビジョンである「移動の自由」を表現したモデルになる。2名乗車の小型シティコミューターEVでスマートフォンとの連携がウリ
▲プジョーは、208をフルモデルチェンジして世界初公開した。新型はガソリン、ディーゼル、EVの3モデルをラインナップ。注目のEVは、「e-208」という名称で、最高出力136ps/最大トルク260N・mを発生。航続距離はWLTPモード340kmとなる。プジョーは、208の他に508のPHVモデルも展示していた▲プジョーは、208をフルモデルチェンジして世界初公開した。新型はガソリン、ディーゼル、EVの3モデルをラインナップ。注目のEVは、「e-208」という名称で、最高出力136ps/最大トルク260N・mを発生。航続距離はWLTPモード340kmとなる。プジョーは、208の他に508のPHVモデルも展示していた
▲ルノーは、クリオ(日本名:ルーテシア)の新型モデルを発表。ガソリン、ディーゼルに加え、ルノー、日産、三菱自動車アライアンスによって設計されたハイブリッドシステム、E-TECHも選択可能になった▲ルノーは、クリオ(日本名:ルーテシア)の新型モデルを発表。ガソリン、ディーゼルに加え、ルノー、日産、三菱自動車アライアンスによって設計されたハイブリッドシステム、E-TECHも選択可能になった
▲フェラーリは、488GTBの後継モデルF8トリブートを発表。エンジンは、最高出力720psを発生させる3.9L V8ツインターボでミッドシップに搭載されている。軽量化されたボディとの組み合わせにより、0-100km/h加速はなんと2.9秒。最高時速は340km/hに達する。サーキット由来のエアロパッケージで新世代のインターフェイスを採用▲フェラーリは、488GTBの後継モデルF8トリブートを発表。エンジンは、最高出力720psを発生させる3.9L V8ツインターボでミッドシップに搭載されている。軽量化されたボディとの組み合わせにより、0-100km/h加速はなんと2.9秒。最高時速は340km/hに達する。サーキット由来のエアロパッケージで新世代のインターフェイスを採用
▲ランボルギーニは、2台のオープンモデルを世界初披露。1台はウラカンEVOスパイダーで最高時速325km/hを誇る。もう1台は、写真のアヴェンタドールSVJロードスターだ。伝説のモデル、イオタ(Jがイオタを意味する)の名を冠したモデルで、0-100km/hの加速が2.8秒、最高時速350km/h以上と発表されている▲ランボルギーニは、2台のオープンモデルを世界初披露。1台はウラカンEVOスパイダーで最高時速325km/hを誇る。もう1台は、写真のアヴェンタドールSVJロードスターだ。伝説のモデル、イオタ(Jがイオタを意味する)の名を冠したモデルで、0-100km/hの加速が2.8秒、最高時速350km/h以上と発表されている
▲アルファ・ロメオは、ステルヴィオに続く第2のSUV、トナーレコンセプトを世界初披露した。同社初となるプラグインハイブリッドシステムが組み合わされている。車名のトナーレとは、アルプスを望むイタリア北部に位置する峠の名称である。同じく峠の名前が付けられている先輩格のステルヴィオとの関連性もほのめかされている▲アルファ・ロメオは、ステルヴィオに続く第2のSUV、トナーレコンセプトを世界初披露した。同社初となるプラグインハイブリッドシステムが組み合わされている。車名のトナーレとは、アルプスを望むイタリア北部に位置する峠の名称である。同じく峠の名前が付けられている先輩格のステルヴィオとの関連性もほのめかされている
▲ボルボカーズ傘下で高性能車開発メーカーのポールスターは、ポールスター2を世界初披露。ボルボカーグループ初となるEVモデルであり、テスラのモデル3と競合するミッドサイズセダンだ。前後にモーターが搭載される四輪駆動車であり、最大出力408psを発生。0-100km/h加速は5秒以下、航続距離は500kmとなる▲ボルボカーズ傘下で高性能車開発メーカーのポールスターは、ポールスター2を世界初披露。ボルボカーグループ初となるEVモデルであり、テスラのモデル3と競合するミッドサイズセダンだ。前後にモーターが搭載される四輪駆動車であり、最大出力408psを発生。0-100km/h加速は5秒以下、航続距離は500kmとなる
text&photo/マガジンX編集部