▲8月29日から9月9日に開催された、ロシア最大のモーターショーが、モスクワ国際オートモビルサロン2018だ ▲8月29日から9月9日に開催された、ロシア最大のモーターショーが、モスクワ国際オートモビルサロン2018だ

プーチン大統領専用車の市販版も登場

早くも秋といった雰囲気のモスクワ郊外の複合施設、クロッカスエキスポで、8月29日から9月9日に開催された、モスクワ国際オートモビルサロン2018の模様をお伝えする。

あのプーチン大統領が移動に使うリムジンの市販版や、ロシアといえばあの車といっても過言ではないモデルの次期型など、日本車ともその他の欧州車とも違う、エキゾチックな展示車が印象的だった。

モスクワショーに併設したMOBILISTIC18に展示されていた商用車も併せて紹介する。

▲モスクワショー開催直前に、「プーチン大統領専用車」ということで、ネットニュースなどでも話題となったモデルの民生版が、アウラス セナート。搭載エンジンは、4.4L V8ツインターボ+モーターのハイブリッドを採用。ミッションは9速ATで4WDのみとなっている▲モスクワショー開催直前に、「プーチン大統領専用車」ということで、ネットニュースなどでも話題となったモデルの民生版が、アウラス セナート。搭載エンジンは、4.4L V8ツインターボ+モーターのハイブリッドを採用。ミッションは9速ATで4WDのみとなっている
▲バブル華やかなりし頃、好事家たちに愛されたロシアのコンパクトSUVが、ラーダ ニーヴァだ。現在もラーダ4×4の名前でロシアの路上を走っている。旧ソビエト車のイメージが色濃く残るエクステリアは、一周回っていまのコンパクトSUVブームに乗れるかも(中身が最新ならば)▲バブル華やかなりし頃、好事家たちに愛されたロシアのコンパクトSUVが、ラーダ ニーヴァだ。現在もラーダ4×4の名前でロシアの路上を走っている。旧ソビエト車のイメージが色濃く残るエクステリアは、一周回っていまのコンパクトSUVブームに乗れるかも(中身が最新ならば)
▲上記ラーダ4×4の後継車と目される、デザインスタディが展示されていた。一足飛びどころか、三足飛びくらいに進化された印象だ。ボンネットバルジなど、随所に現行モデルのイメージが残されているとのことなのだが。ともかく、ロシア人の熱い視線を浴びていたことはたしかだ▲上記ラーダ4×4の後継車と目される、デザインスタディが展示されていた。一足飛びどころか、三足飛びくらいに進化された印象だ。ボンネットバルジなど、随所に現行モデルのイメージが残されているとのことなのだが。ともかく、ロシア人の熱い視線を浴びていたことはたしかだ
▲2016年のモスクワショーでコンセプトカーを披露後、発売されていたラーダ ベスタをベースに、腰高なSUVスタイルを採用したモデルが、ベスタクロスセダンだ。コンパクトハッチバックでよく使われる手法がセダンに採用されている点が興味深い。全高はノーマル比+35mmとなる▲2016年のモスクワショーでコンセプトカーを披露後、発売されていたラーダ ベスタをベースに、腰高なSUVスタイルを採用したモデルが、ベスタクロスセダンだ。コンパクトハッチバックでよく使われる手法がセダンに採用されている点が興味深い。全高はノーマル比+35mmとなる
▲上記ベスタには、セダンのほかにステーションワゴンのSWもラインナップされており、このSWをベースにクロスオーバーSUVに仕立てたモデルが、ベスタSWクロスである。こちらの方はボルボのクロスカントリーシリーズなど欧州車でもみられる手法なので違和感はなかった▲上記ベスタには、セダンの他にステーションワゴンのSWもラインナップされており、このSWをベースにクロスオーバーSUVに仕立てたモデルが、ベスタSWクロスである。こちらの方はボルボのクロスカントリーシリーズなど欧州車でも見られる手法なので違和感はなかった
▲ラーダ社の販売において中核をなすモデルがグランタ。今回改良が加えられたタイミングで追加設定されたモデルが、SWクロスだ。グランタSWをベースに車高を上げて、ホイールアーチに樹脂カバーなどを施すことで、クロスオーバーSUV風に仕立てられていた▲ラーダ社の販売において中核をなすモデルがグランタ。今回改良が加えられたタイミングで追加設定されたモデルが、SWクロスだ。グランタSWをベースに車高を上げて、ホイールアーチに樹脂カバーなどを施すことで、クロスオーバーSUV風に仕立てられていた
▲上記ラーダ グランタの5ドアハッチバック版が、グランタリフトバックだ。グランタは、今回エクステリアを中心に大幅改良されており、現地の人が熱心にチェックしていた。コンパクトなボディサイズなのに、5ドアセダンらしい流麗で伸びやかなスタイリングが実現されている▲上記ラーダ グランタの5ドアハッチバック版が、グランタリフトバックだ。グランタは、今回エクステリアを中心に大幅改良されており、現地の人が熱心にチェックしていた。コンパクトなボディサイズなのに、5ドアセダンらしい流麗で伸びやかなスタイリングが実現されている
▲モスクワ市内を歩いていれば、かなりの頻度で走っている姿を見かける人気SUVが、ワズ パトリオット。搭載エンジンは、2.7Lもしくは2.2Lのディーゼルで、フレームシャシーにボディがのっかる、副変速機付きの本格オフローダーだ。バックモニターなど、最新装備も備わる▲モスクワ市内を歩いていれば、かなりの頻度で走っている姿を見かける人気SUVが、ワズ パトリオット。搭載エンジンは、2.7Lもしくは2.2Lのディーゼルで、フレームシャシーにボディがのっかる、副変速機付きの本格オフローダーだ。バックモニターなど、最新装備も備わる
▲モスクワショーに併設されていた、MOBILSTIC18というイベント会場に展示されていたのが、ヴォルガバスのピュアEV路線バス。ナンバープレートがついているので、すでに一般公道を走っているようである。最高速度は80km/h。1回の充電での航続距離は最大240km▲モスクワショーに併設されていた、MOBILSTIC18というイベント会場に展示されていたのが、ヴォルガバスのピュアEV路線バス。ナンバープレートが付いているので、すでに一般公道を走っているようである。最高速度は80km/h。1回の充電での航続距離は最大240km
▲ヴォルガバスグループが開発した自動運転バス、マトリョーシカ。センター部をバスのように人が乗り込めるほかに、単なるカーゴスペースにもできるというスグレモノ。こちらもMOBILISTIC18に展示されていた。実走デモも行われていたようで、何回か観に行ったのだが、いつも無造作に置かれていた▲ヴォルガバスグループが開発した自動運転バス、マトリョーシカ。センター部をバスのように人が乗り込める他に、単なるカーゴスペースにもできるというスグレモノ。こちらもMOBILISTIC18に展示されていた。実走デモも行われていたようで、何回か見に行ったのだが、いつも無造作に置かれていた
text&photo/マガジンX編集部