真っ赤なボルボに乗って「ナイスバーベ!」 日本で唯一のBBQ芸人が見せる、カー&アウトドアスタイル
2020/10/15
日本で唯一の“BBQ芸人”の愛車は、真っ赤なクラシック・ボルボ
キャンプ場の緑に映える真っ赤なクラシック・ボルボ。オーナーのたけだバーベキューさんは、世にも珍しい(というか日本で唯一の)“BBQ芸人”として、野外料理の魅力を日夜発信している。
仕事でもプライベートでもキャンプやBBQをすることが多いため、車は欠かせない存在でこだわりが強いというたけださん。今回は、愛車の240エステートについてお話をお伺いしてきた。
お笑い芸人
たけだバーベキュー
兵庫県出身。趣味のキャンプで培ったBBQのハウツーやレシピがちまたで大人気に。最近はシーカヤックにもハマっているとか。登録者数6万人の人気YouTubeチャンネル「たけだバーベキューTV」では、キャンプ情報や、たけだバーベキュー流アレンジレシピを公開中!
たけだバーベキューさんの愛車
ボルボ 240エステート
クラシカルなデザインと高い実用性で、キャンプ好きの間では根強い人気を誇る。たけださんの愛車は購入時点で26万km走っていたが(現在は27万km超)、大きな不具合はなし。丈夫な車だ
240エステートを色違いで2台乗り継いでいます
「今乗っているボルボ 240エステートは2台め。1台目は初めて自分で手に入れた車で、走行距離は20万kmを突破。愛着もありました。よく走り、荷物は十分積めますが、一度トヨタ タウンエースや三菱 デリカなどの“積んで寝られる”バンに乗りたい気持ちもあったんです」
高速道路で見かけたアメリカ製のバンにも惹かれた。
「スカイブルーのクラシカルな車で、調べたらフォード ファルコン・ステーションワゴンという名前でした。在庫を調べてお店にも見に行きましたが、想像以上にデカくて、腰が引けてしまいましたね」
結局、1台目の240を手に入れた販売店から「状態のいい240の出物がある」という連絡を受け、実車を見て即決。今に至るという。
「1台目は1990年式でこちらは91年式。1年だけ新しくなっただけですが、装備も違っていて、こちらはドアミラーの角度が電動で調整できたり、フォグランプも付いています。何よりもうれしかったのは、エアコンのクーラーがよく効くこと。前のは夏場がツラくて……。風の量を調節するとき、最小の“1”では無風で、いきなり“2”から出るという細かい欠点はありますが、それでも大満足ですよ!」
色を合わせるとフィールドに一体感が生まれる
自慢の広いラゲージにはたくさんのBBQ道具が積まれているはずだが、リアガラスに濃いフィルムが貼られているため、外からはわからない。
「前のオーナーさんは楽団の演奏家だったそうで、大切な楽器を運ぶためのセキュリティー対策として、フィルムを貼っていたそうです。車全体の雰囲気を考えて剥がそうかと思案中です」
リアゲートを開けると、身長175㎝のたけださんが足を伸ばして寝られるという空間には、色を揃えたBBQ道具が。
「前の240はボディカラーが青だったので、道具も同系色で揃えていました。今日持ってきたチェアは、そのなごりです。乗り替えてからは赤系をチョイスしています」
写真をご覧いただくとわかるように、車と色を揃えることで統一感が生まれ、はたから見ても楽しそう。これからBBQやキャンプを始めたいと思っている人は、車の色を拾って、道具をコーディネイトしてみよう。 気分がアガること確実だ。
「外で食べるごはんは最高です。みなさん、今は家にいることが多いでしょうから、たまにはお気に入りの車でフィールドに繰り出して、仲間と気分転換してみては? おいしいBBQが作れたときは、みんなで笑顔の“ナイスバーベ”もお忘れなく!」
フリーエディター
櫻井 香
男性総合誌の編集者を経て、フリーランスに。雑誌メディアを中心に、カルチャー、アウトドア、ファッションなど、様々な企画を編集・執筆。これらのジャンルとクロスオーバーする形で車の楽しみ方を俯瞰し、非マニア層にもわかりやすい企画を得意とする。
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