ポルシェ カイエンクーペ ▲2020年 5月27日発売の『カーセンサーEDGE』は“ジャーマンSUV”を大特集。2000年に始まったドイツ製スポーツSUVの登場から20年、今年も話題の新型モデルが続々登場。現行世代に至る全モデル遍歴から熾烈な高性能ライバル対決、識者によるイチオシの中古車提案まで、初めてSUVを手に入れようとしている方、要必読です

それはドイツだ!!!

街を走る車の姿が変わって久しい……。車好きと思われる近所の車も、街を行き交う車の姿も、気づけば高速道路を走る道路公団の黄色い車両さえ、背の高いSUVに様変わり。

車窓からまわりを見渡せば、どこもかしこも背の高いSUVばかりだ。しかも、どうやらドイツブランドのSUVばかりが幅を利かせている。

それもそのはず、日本で販売される新車の輸入SUVのうち、実に4割近くがドイツブランド。カーセンサーEDGE.netのSUV中古車流通に至っては半分以上をドイツ勢が占めているのだ。つまり輸入車のSUV界でもやはり、ドイツ人気高し、である。

そもそもSUVとはSport Utility Vehicleの略。ユーティリティ・ビークルを端的に表せば特定用途車=つまり、商用車という意味になる。乗用SUVとして、本来の洗練された走り味をもつ「Sport」を掛け合わせたのは、2000年に登場した初代BMW X5だ。

以来、利便性と格好の良さ、ブランドステータスから世界的な人気を博すと独プレミアム勢のSUVは大小様々にラインナップを拡充。そこにクーペスタイルの派生モデルが加わり、高性能版はもちろん、ディーゼルエンジンからハイブリッド、PHV、そしてフルEVまで、最新パワートレインを引っ提げて今もまだ多様な発展を遂げている。

5月27日発売号では、そんなプレミアムブランド同士が激しくしのぎを削る 大人気「ジャーマンSUV」を大特集。今、最も“買い”なSUVは“ドイツ”だ!
 

“ポルシェ▲“スポーツカー=背が低くなきゃダメ”なんて誰が決めた? ジャーマンSUVによって広がる世界がある。低いポルシェ同様、アツい走りに夢中になれる戦闘機然としたコックピット。着座位置が高いことで前方視界も良く、状況把握もしやすい。最新インフォテインメントと快適性が優れているのは言うまでもない

カイエンをポルシェはSUVとは呼ばない スポーツカーと呼んでいる!

初代BMW X5が切り開いたスポーツSUVの歴史を、さらに大ヒットとともに育んだのがポルシェの初代カイエンである。「あのポルシェがSUVを? 」 なんて誰が予想しただろうか。

まさに911の背の高い版。もちろん、動力性能を含めて911と同じと言っているわけではない。「SUV」のSをスポーツではなく、“スポーツカー”にしたのがポルシェなのだ。

そんなカイエンの新たな派生モデルこそ、ドイツSUVのこの20年で劇的進化を遂げたカイエン ターボ クーペである。

なんと言っても注目の心臓部は550psの4L V8ツインターボエンジンだ。0→100㎞ /h加速わずか3.9秒! フル加速を始めれば、瞬時にアダプティブリアスポイラーが作動し、ダウンフォースを引き上げる。パワー、トルク、加速、最高速いずれもドイツの市販SUV 最強スペックを掲げている。

ユーズドカーは、カーセンサーEDGE.net 5月13日時点で、流通台数わずか2台のみ。まだまだ新車に近い状態でオプション装備を多数おごった仕様が2240万~2500万円のプライスで掲げられている。

ちなみに新車価格は2010万5556円。最高出力550psを誇るターボの走りは、言うまでもなく刺激的。まるでロケット発射のような加速に、研ぎ澄まされたハンドリングがたまらない!

ポルシェ カイエンクーペ▲表紙を飾るのは「カイエン ターボ クーペ」。最高出力550ps、最大トルク700N・mを発生させる心臓部は4L V8ツインターボ。0→100km/h加速は背が高いながらも3.9秒という俊足ぶり。時速90km/hに達すると自動でせり上がるリアのアクティブスポイラーは、強力なダウンフォースを生み出す高性能版「ターボ」のシンボル的意匠だ

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ポルシェ カイエンクーペ(現行型)×全国
文/編集部、写真/デレック槇島
 

カーセンサーEDGE 7月号
今選ぶべきは“ドイツ”だ!?

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