ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4ロードスター (西川淳)【海外試乗】
カテゴリー: ランボルギーニの試乗レポート
2013/05/07
間違っても、これに乗って喜ぶのは身も心も成熟したオトナではない。心はコドモのままカラダだけ成長したオトナだ
スーパーカー的カイラクの見本市
オープンスーパーカーには子どもじみた気合がいる
ただでさえ目立つランボの最新フラッグシップが、オープンのまま、あたりに爆音を響かせて、あなたに近寄ってきたとしたら…。ひるむでしょうね。ボクでも、ひるむ。で、おそ~るおそる、できれば視線を合わさずに、のぞき込む。
いったい、どんなカオして転がしてやがるんだ?
逆に言うと、アヴェンタドールロードスターを運転してやろうと思ったならば、そんな勝手で好奇な視線に耐える、どころか楽しむ度胸と余裕がなきゃいけない。あなたが有名スターでなかったにせよ、それくらいの気分で乗っかってなきゃダメだ、似合わない。オープンのスーパーカーには子どもじみた気合がいる。
V12サウンドがCFRPキャビンに響き渡る
ダイナミックパフォーマンスはクーペに遜色ない。むしろ、アシがほのかに柔らかい分、ステアリングやアクセレーションのキッカケもつかみやすい。安心して踏める。これはクーペにはない美点。そもそもうまい人には関係ない話だが。
もうひとつ。クローズドのままリアウインドウを下げて(電動)、ドライブモードを「スポーツ」にして走れば、これまたサイコー。周囲を驚かせるだけだった大排気量V12サウンドがCFRPキャビンに響き渡る。シフトアップ時のエンジン回転の切れ目や、シフトダウン時のブリッピングなど、「スーパーカーを買って良かった」と思う瞬間のオンパレード。とてつもない快楽だ。
トップパネルはイマドキ自分で外すタイプ。CFRP製で軽い。スタイリングを守り重量増を抑えるための、積極的な「手動」式採用であった。
SPECIFICATIONS
グレード | AVENTADOR LP 700-4 ROADSTER | ||
駆動方式 | 4WD | ||
トランスミッション | 7SCT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4780×2030×1136 | ||
ホイールベース(mm) | 2700 | ||
車両重量(kg) | 1625 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
エンジン種類 | V12DOHC | ||
総排気量(cc) | 6498 | ||
最高出力[ps/rpm] | 700/8250 | ||
最大トルク[N・m/rpm] | 690/5500 | ||
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