▲訪れたのはDモール町田藤の台店 ▲訪れたのはDモール町田藤の台店

選び方はもちろん、税金面にも詳しいスタッフが急増中

ダイハツのフレンドシップショップとは、お店の作りがバリアフリーで、福祉車両の展示車や試乗車が用意されている店舗。また、必ず「福祉車輌取扱士」の有資格者がいます。これは日本福祉車輌協会が認定する資格で、自社や他社の福祉車両の扱い方から、免税など福祉車両の販売に関する知識が必要になります。

そんなフレンドシップショップの中から、今回は東京都町田市のDモール町田藤の台店を訪れてみました。

▲「遠出をしたいというお客様にはなるべく、乗り心地のよいウェルカムシートを勧めています」と重松店長 ▲「遠出をしたいというお客様にはなるべく、乗り心地のよいウェルカムシートを勧めています」と重松店長

「以前は、カーナビを付けたらそれも消費税がかからないのか、調べないとわかりませんでした」(正解は非課税)と同店の重松店長。しかし資格を取得することで、税金面や福祉車両の機能の知識などが飛躍的に高まったそうです。

また、軽自動車税の減免の手続きは、市区町村によってやり方や書類が異なりますが、そうしたことも今はスムーズに行えるようになったとも。ユーザーとしては、質問したその場で使い方から減免の方法まで教えてくれるスタッフがいると心強いですよね。

そんな同店で人気なのは、タントのスローパー(車いす仕様車)と、ウェルカムシート(助手席回転&昇降シート車)だそう。中でも個人にはウェルカムシートが人気とのこと。

▲開口部が広いため、多少足の曲がりにくい人でも乗り降りしやすいタントウェルカムシート。同シートは普通の助手席としても使える ▲開口部が広いため、多少足の曲がりにくい人でも乗り降りしやすいタントウェルカムシート。同シートは普通の助手席としても使える

車いす仕様車と違って、助手席に座ることになるため、介助される人にとっては乗車時の景色が普通の車と同じ。また介助する方も普段の使い勝手が標準のタントと変わらないため、介助される側・する側ともに福祉車両として意識することなく乗れる点がウェルカムシートの人気の要因です。

「中には、普段デイサービス施設の車で車椅子ごと乗って出かけるお母さんの顔と比べて、ここでウェルカムシートに乗った際に見せた笑顔の違いに、購入を決意したお客様もいらっしゃいました」

さらに介助される側の人は、家の中でもずっと車いすを使う人でない限り、タントスローパーなどの車いす仕様車には少なからず抵抗があるそうです。このため、同店では購入時に必ず介助される側の人の気持ちも確認しているのだとか。

同店では2015年2月までに営業スタッフ全員が福祉車輌取扱士の資格を取得するそうです。

■Dモール町田藤の台店
住所:東京都町田市金井町2857-9
営業時間:9:00~19:00
定休日:毎週火曜日
TEL:042-734-9461


text/籠島康弘