日産 スカイラインクーペ 【おいしい中古車実録リポート クーペ編】

日産 スカイラインクーペ（2003年1月～2007年9月）

昨年ご紹介したおいしい中古車の中から、注目度の高かった車種を販売店まで見に行く当企画。第2回目の今回は、クーペ部門でもっとも注目を集めた日産スカイラインクーペ（旧型）の登場です。

オトナのクーペとして生まれ変わった旧型のスカイラインクーペは、スポーツカーというよりもGTカー的存在。重厚感のあるスタイリングが特徴的で、特にリアセクションのデザインはオトナの色気たっぷりです。エンジンは3.5LのV6で、ミッションは5ATと6MT。すでに旧型となりましたが、スタイルも性能もまだまだ一線級の一台と言えるでしょう。

そんなスカイラインクーペですが、実は底値の物件はすでに100万円以下。クーペ市場がいかに厳しい状況にあるかがよくわかりますが、逆にクーペ狙いのユーザーにとってはまたとない状況です。ではさっそく物件チェックといきましょう！

走行距離は6.5万kmと若干多めながら、修復歴なしの350GT（しかもディーラー車！）が128万円という物件を見つけ、愛知県まで飛んできました。訪ねたのは、愛知日産自動車の津島センター。あいさつを済ませてさっそく物件をチェック！

まず驚いたのはボディのツヤとキズのなさ。5年以上前の車なのに、ボディは鏡のようにピッカピカ。くすみなどもありません。さらに姑よろしく細かい点までチェックしても、キズが見当たらないのです。

一方車内はというと、芳香剤のニオイが若干気になりました。ただ、ニオイは消臭すれば済む話ですし、それよりも状態の良さに驚くばかりです。もちろん、年式相応の使用感はありますが、それでも5年以上前の車とは思えません。前のオーナーさんがどれだけ大事にしていたのかが読み取れるってものです。

ちなみにこの物件、2オーナー車になるのですが、実質は1オーナー。というのも、系列のディーラーで試乗車として使われていた車を同店が買い取り、それを販売。そして今度はその物件を下取りとして引き取っているのです。

つまり、ユーザーの手に渡ったのは1度きり。しかも新車で販売した時から現在までの状況はすべて把握済み。おまけに元々試乗車というだけあって、さまざまなオプションも付いています。お店の人が「下取り車だからこそこの価格にできた」と言うとおり、実際に見ればよりオトク感の高さがわかる物件でした。

今回ご紹介したスカイラインクーペの物件は、あくまでも数あるおいしい中古車の一台でしかありません。
編集部でカーセンサーnetを確認したところ、走行5万km／修復歴なし／車検H22年4月までの物件が100万円以下など、魅力的な物件をまだまだ発見することができました。カーセンサーnetを駆使して、ぜひおいしい中古車を探してみてください！