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ファミリィカー真基準 Part2
ファミリィカー真基準 Part2
2008/08/28
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「男三十代、家族持ち」にとってのクルマ選びは少々難しい
己の道楽と家族LOVEの双方を満足させるような選択肢はないものか…
そんな思いを抱くニッポンのパパたちに贈るファミリーカーの新提案!
クルマも遊びも子育ても、楽しむことをモットーに日々を送る
33歳の現役子持ちライターが、リアルで切実な考察を基に紹介する |
02 趣味をもたぬ男に成り下がるな
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うちの夫婦は2人してサーフィンが趣味。なもんで、クルマで波乗りしに行こうと思うとけっこうな大荷物になる。プロフィールにも書いたけど、今乗っているクルマはBMWの1シリーズだから、サーフボード2~3本、着替えやサーフィン関係の小物類一式、15Lのポリタンク、子供のおもちゃや食料、おむつ、チャイルドシート&ベビーカーに加えて大人2名と子供1名乗車で、もう息をするのも苦しいくらいみっちりぎっちりな感じ。まぁ、何もサーフィンに限ったことではなくて、アウトドア系の趣味をもつファミリーにとって、クルマの積載能力の高さやその使い勝手は、クルマを選ぶ際とても大きなウェイトを占めるはずだ。
というわけで、僕が欲しいクルマはボルボV50T5 AWDである。正直、サーファー+ボルボの組み合わせって、超ド定番、スーパー王道セレクションすぎて個人的にはムズッとするほど恥ずかしい。これでゴールデンレトリーバーでも飼っていたりしたら、もうパーフェクト!あっ、別にそれがダサいとか悪いというわけではないので、そのへん誤解なきよう。それでも、あえてこのクルマをセレクトしたのは、もちろんそれなりの理由がある。
まずは何と言っても、積載能力の高さと使い勝手の良さだろう。ステーションワゴンなのだから、ある程度荷物が積めて当たり前なのだけど、ボルボがすごいのは細かいところの心遣いにある。シートアレンジの多彩さはもちろんのこと、テールゲートの開口部の大きさだったり、余分な傾斜や出っ張りのないラゲージの形状は、まさに“versatility=多目的性”と名乗るにふさわしい(V50の「V」はversatilityの「V」)。そして、理由その2はシート。硬さといい形状といい、サポート具合といい、2~3時間のドライブでもまったく疲れないから驚く。シートって好みの問題もあるから一概には言えないけれど、ドイツ車系の硬めの座り心地が好きな人なら、きっと気に入ると思う。
もちろん、ボルボというブランドがもつちょっとハイセンスな雰囲気も十分魅力的。また、落ち着いた雰囲気ゆえか、追い越し車線をビュンビュン飛ばす気にはならないのだけど、踏めば速いみたいなところもステキ。しかし、何はともあれ“使える”クルマなのである。定番だろうが王道だろうが、趣味で使うクルマが使えなければ意味がない。やはり、定番には定番たる理由があるのだ。 |
Kid's
Impression
これならお父さんとデートしてもいいかな
乗り心地がすごくいいから、ずっと乗っていたくなる。それに、外見もインテリアも大人っぽくてカッコイイ。このクルマなら、お父さんとデートしてもいいかな。 |
Mom's Impression
実用的でスマート一番好きかも
北欧だけあって、インテリアがオシャレ。特に革のシートはカラーも座り心地もGood! アウトドアっぽいイメージが強かったけど、都会的な印象で、総合的に見て一番好きかも。 |
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Report/ 前島大介 |
※この記事は、インポートカーセンサー1号(7月26日発売)の特集をWEB用に再構成したものです |
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