次期レクサス ISに待望のダウンサイジングターボ登場か!?
カテゴリー: クルマ
タグ: レクサス / IS F / IS / ニューモデルスクープ!
2018/07/14
GSの廃止を見越して、ホイールベースを70mm延長
レクサス ISの一新に向けて、トヨタ社内でプロジェクトが本格的に動き始めた。まだ断片的ではあるが、現時点で判明している次期モデルの内容をお伝えしていく。
レクサス商品群の中で最小のFRモデルに位置するのがISだ。国内では、1998年にアルテッツァとしてスタートを切り、2005年のレクサスブランド立ち上げに合わせてモデルチェンジ、海外と同じISに改名された。2013年から販売されている現行モデルは3代目にあたる。
最近のトヨタ&レクサスの商品展開からも簡単に想像できるように、シャシーはTNGA世代の新しいコンポーネントに切り替わる。これに伴って車体は大きくなる見込みで、ホイールベースは現行モデルの2800mmから、GSの2850mmを飛び越え、LCと同値の2870mmに達する。
2017年12月10日に紹介したとおり、GSは19年に廃止される見通し。次期ISの拡大は、GS廃止後の商品構成を見越した決断かも知れない。よってホイールベースだけに限らず、全長も拡大される公算が大きい。
ダウンサイジングターボを採用するも
パワートレインも、TNGA世代のダイナミックフォースエンジンにバトンタッチされる。ハイブリッドにA25型2.5L直4が与えられるのも見逃せないが、それ以上に話題を呼びそうなのが、ガソリン車のターボ化だ。
開発事情に詳しい関係者によると、次期ISには2.4L直4ターボが用意されるという。ダウンサイジングと呼ぶには、海外勢と比べてまだ排気量が大きいようにも思える。例えば、同クラスのBMW 3シリーズには、1.5L直3ターボが、メルセデス Cクラスには1.6L直4ターボも設定されている。
ともあれ、現行3.5L V6に代わるユニットとして、ラインナップされる見通しだ。現在エントリーモデルの役割を果たしている、2L直4ターボは排気量が近すぎるため廃止か。
なお、次期モデルで復活を遂げるIS-Fには、4L V8ツインターボが与えられる。この高性能エンジンは、LC-Fなど、今後ラインナップされるFモデルで共有される。
UXに続いて、エッジの強いラインを複数起用
エクステリアも正常進化を遂げ、最新のデザインをまとう。ここでイラスト化(最上部の画像)したのは、アイデアのひとつとして提案されているものだ。
おなじみのスピンドルグリルから始まるフロントノーズは、分厚くて水平に設計されている。これは、前述したIS-F用のV8ユニットも収まるように、考慮されているためだ。
サイドには、UXに似たシャープなキャラクターラインが、いくつも配され、ダイナミックな印象がかもし出される見通しだ。後ろ半分は緩やかにスラントしたバックウインドウとリアクオーターピラーで構成されており、クーペ風シルエットが実現される。
4代目ISは、UXやESが発売された後、具体的には2020年以降の市販化が濃厚だ。ただし、それに先がけて2019年にコンセプトモデルが海外で披露される可能性もある。
※2018年7月14日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2020年以降
■全長×全幅×全高:4730×1815×1425(mm)
■搭載エンジン:2.4L 直4+ターボ