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50万円以下の輸入中古車は「MTに限る!」という説
50万円以下の輸入中古車は「MTに限る!」という説
2017/06/07
▲国産車では近頃あまり見かけなくなったMT車だが、ヨーロッパ車ではそれなりに豊富。で、「格安価格帯の欧州車を買う際は特にMTの方がオススメ」という筆者だが、その理由とは?
「50万円以下の車なのに修理代がウン十万」という事態は避けたい
50という数字や十進法に特に意味があるわけでもないが、人は何かしら格安な輸入車をとりあえず買いたいと思ったとき、「ま、だいたい50万円以下ぐらいで……」と思う場合が多いように思う。なんとなくの区切りというか目安として。
それはそれで悪くない選択とは思うが、50万円というのは、たとえ中古車であっても輸入車を狙うにあたっては明らかに「かなり安い方」に区分される予算である。そしてかなり安い中古車には、かなり安いだけの理由がある場合がほとんどだ。具体的には超絶不人気モデルだったり、不人気だけならまだいいが、古くてボロいため買った後すぐ壊れる可能性がある……なんて場合もあるだろう。
すべての50万円以下系輸入中古車が「買った後すぐ壊れる」ということは断じてないが、少なくとも「傾向というか可能性として、そういうこともある」とは言えるはずだ。50万円で買ったはいいが、その割とすぐ後に35万円ほどの修理代がかかりました……というのも、決して聞かない話ではない。
そういった事態は避けたい。が、予算は約50万円しかない。しかしながら、やはり自分は輸入車に乗りたい……と思ったとき、人はどのような指針に基づいてカーセンサーnetを検索すべきなのだろうか?
筆者が思うのは、「とりあえずMT限定で探してみてはどうでしょう?」ということだ。
▲免許がAT限定の場合はどうしようもないが、そうでないならばぜひMT車の購入も前向きに検討してほしいという筆者。ちなみに写真は初代ミニの5MT
ATという修理代における鬼門を最初から排除する
50万円の車だろうが500万円の車だろうが、機械である限り、使っているうちにどこかしらが壊れる(部品が寿命を迎える)のは必然である。そして「修理代がけっこう高くつく部分」というのも、車種を問わずおおむね相場は決まっている。
代表的なのは「AT」と「エアコン」だ。
車というのはどこが壊れたとしても(部品が寿命を迎えたとしても)、その修理はウザくて面倒なものだが、まぁ多くの部分は「数万円」ぐらいの予算感でなんとか対処することができる。もちろん例外はあるだろうが、おおむねそんなニュアンスだ。
しかしATとエアコンの修理はケタが違う。車種や症状にもよるので一概には言えないが、どちらも「20万円コースは覚悟しないと……」といった感じだろうか。由々しき事態である。
だがAT車をそもそも検討対象から除外してしまえば、車という機械が潜在的に抱える「ATの不調」と「エアコンのぶち壊れ」という重大疾病のうち一つについては、ハナから考える必要がなくなるのだ。
で、そのうえでもう一つの鬼門であるエアコンの状態をビシッと確認し、そしてエンジンや足回り、内外装などのコンディションとそれまでの整備履歴をチェックし、「うむ、これならたぶん大丈夫であろう」と確信できるものを買えば、50万円以下の格安系輸入車であっても――絶対ではないが――購入後にシビアな修理費用がかかってしまうリスクは半減できるはずなのだ。
▲写真は車両価格50万円以下でMT車を探すことのできる車の一つ、プジョー 207
▲で、こちらがプジョー 207のMT仕様のコックピット。「シンプルな道具」といった趣だ
もちろんMTも故障はするが、その修理費用はATより断然安いはず
しかしもちろん、この手法にも欠点というか問題はある。一つは、「MTだからといって壊れないわけではない」ということだ。
もちろん5MTとか6MTも、乗ってるうちにいつかは必ず壊れる(どこかの部品が寿命を迎える)。その人の乗り方にもよるので断言はできないが、走行10万km前後ぐらいでクラッチ板やレリーズシリンダーと呼ばれる部品がダメになるケースが多いだろうか。
そうなると当然ながら工場に入庫させなければならないわけだが、その際の費用は、ATのオーバーホールに比べるならば断然格安である場合が多い。
走行距離が比較的少なく、そしてクラッチのミートポイントが妙に高かったりしないMT車を選べば、50万円以下の中古車であってもすぐにトランスミッションが壊れるということはあまりない。で、走行10万km前後となったときにもしもクラッチ関係に問題が生じたなら、いさぎよく、ATオーバーホールよりは断然安い修理代金を支払う……というのが、50万円以下系輸入車の正しいお作法ではないだろうか。
▲こちらも50万円以下のMT車がそれなりに流通しているアルファロメオ アルファ147
▲コックピットの雰囲気はいかにもイタリア車らしい「セクシー系」といったニュアンスか
クラッチ操作の煩わしさなんて3週間もすれば感じなくなる?
もう一つの問題は「運転がめんどくさい」ということだろうか。
筆者個人は物心ついた頃から(?)MT車にばかり乗っているためそうは思わないが、AT車全盛の今を生きる人の多くは、「変速、たりい」とか「……どうやって運転するんだっけ、MTって?」と思っているかもしれない。また「そもそもAT限定免許なんですけど」という人もいるだろう。
免許の種別についてはどうすることもできないが、それ以外の点については「要は考え方ですよ」と言うことはできる。
確かに渋滞時などは、いちいちクラッチを切って、半クラにして、また切って……というのはなかなか煩わしいものだ。しかし人間というのは何にでも割とすぐ慣れる生き物なので、3日……はさすがにオーバーだが3週間もMT車を運転すれば、何も感じなくなる場合が多いはず。
いや何も感じなくなるどころか、「MT車ならではのダイレクトなパワー感」と、「今や古典芸能とも言える(?)MT車の操縦を華麗にこなしている自分、すごい感」を大いに感じ取り、喜びに打ち震えている可能性すらあるだろう。……ま、喜びに打ち震えないまでも、なかなかの満足感は絶対にありますよ。
幸いにしてというか何というか、欧州車の日本仕様には「MT」が設定されていたモデルもそれなりに多いゆえ、車両価格50万円以下でもまずまず豊富である。ぜひ下記物件リンクのなかから、何かとお眼鏡に叶うステキな格安系MT車を探し当てていただけたなら幸いだ。
▲初代ミニのMT車もそこそこ豊富。MTならではのメリハリのある加速をぜひ楽しんじゃってください!
【関連リンク】
▼検索条件
輸入車×車両価格50万円以下×走行5万km以下×MT×修復歴なし
text/伊達軍曹
photo/フィアット・クライスラー、BMW、プジョー・シトロエン
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<br />
それはそれで悪くない選択とは思うが、50万円というのは、たとえ中古車であっても輸入車を狙うにあたっては明らかに「かなり安い方」に区分される予算である。そしてかなり安い中古車には、かなり安いだけの理由がある場合がほとんどだ。具体的には超絶不人気モデルだったり、不人気だけならまだいいが、古くてボロいため買った後すぐ壊れる可能性がある……なんて場合もあるだろう。<br />
<br />
すべての50万円以下系輸入中古車が「買った後すぐ壊れる」ということは断じてないが、少なくとも「傾向というか可能性として、そういうこともある」とは言えるはずだ。50万円で買ったはいいが、その割とすぐ後に35万円ほどの修理代がかかりました……というのも、決して聞かない話ではない。<br />
<br />
そういった事態は避けたい。が、予算は約50万円しかない。しかしながら、やはり自分は輸入車に乗りたい……と思ったとき、人はどのような指針に基づいてカーセンサーnetを検索すべきなのだろうか?<br />
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筆者が思うのは、「とりあえずMT限定で探してみてはどうでしょう?」ということだ。</p>
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代表的なのは「AT」と「エアコン」だ。<br />
<br />
車というのはどこが壊れたとしても(部品が寿命を迎えたとしても)、その修理はウザくて面倒なものだが、まぁ多くの部分は「数万円」ぐらいの予算感でなんとか対処することができる。もちろん例外はあるだろうが、おおむねそんなニュアンスだ。<br />
<br />
しかしATとエアコンの修理はケタが違う。車種や症状にもよるので一概には言えないが、どちらも「20万円コースは覚悟しないと……」といった感じだろうか。由々しき事態である。<br />
<br />
だがAT車をそもそも検討対象から除外してしまえば、車という機械が潜在的に抱える「ATの不調」と「エアコンのぶち壊れ」という重大疾病のうち一つについては、ハナから考える必要がなくなるのだ。<br />
<br />
で、そのうえでもう一つの鬼門であるエアコンの状態をビシッと確認し、そしてエンジンや足回り、内外装などのコンディションとそれまでの整備履歴をチェックし、「うむ、これならたぶん大丈夫であろう」と確信できるものを買えば、50万円以下の格安系輸入車であっても――絶対ではないが――購入後にシビアな修理費用がかかってしまうリスクは半減できるはずなのだ。</p>
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<h3>もちろんMTも故障はするが、その修理費用はATより断然安いはず</h3>
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<br />
もちろん5MTとか6MTも、乗ってるうちにいつかは必ず壊れる(どこかの部品が寿命を迎える)。その人の乗り方にもよるので断言はできないが、走行10万km前後ぐらいでクラッチ板やレリーズシリンダーと呼ばれる部品がダメになるケースが多いだろうか。<br />
<br />
そうなると当然ながら工場に入庫させなければならないわけだが、その際の費用は、ATのオーバーホールに比べるならば断然格安である場合が多い。<br />
<br />
走行距離が比較的少なく、そしてクラッチのミートポイントが妙に高かったりしないMT車を選べば、50万円以下の中古車であってもすぐにトランスミッションが壊れるということはあまりない。で、走行10万km前後となったときにもしもクラッチ関係に問題が生じたなら、いさぎよく、ATオーバーホールよりは断然安い修理代金を支払う……というのが、50万円以下系輸入車の正しいお作法ではないだろうか。</p>
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筆者個人は物心ついた頃から(?)MT車にばかり乗っているためそうは思わないが、AT車全盛の今を生きる人の多くは、「変速、たりい」とか「……どうやって運転するんだっけ、MTって?」と思っているかもしれない。また「そもそもAT限定免許なんですけど」という人もいるだろう。<br />
<br />
免許の種別についてはどうすることもできないが、それ以外の点については「要は考え方ですよ」と言うことはできる。<br />
<br />
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<br />
いや何も感じなくなるどころか、「MT車ならではのダイレクトなパワー感」と、「今や古典芸能とも言える(?)MT車の操縦を華麗にこなしている自分、すごい感」を大いに感じ取り、喜びに打ち震えている可能性すらあるだろう。……ま、喜びに打ち震えないまでも、なかなかの満足感は絶対にありますよ。<br />
<br />
幸いにしてというか何というか、欧州車の日本仕様には「MT」が設定されていたモデルもそれなりに多いゆえ、車両価格50万円以下でもまずまず豊富である。ぜひ下記物件リンクのなかから、何かとお眼鏡に叶うステキな格安系MT車を探し当てていただけたなら幸いだ。</p>
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<br />
それはそれで悪くない選択とは思うが、50万円というのは、たとえ中古車であっても輸入車を狙うにあたっては明らかに「かなり安い方」に区分される予算である。そしてかなり安い中古車には、かなり安いだけの理由がある場合がほとんどだ。具体的には超絶不人気モデルだったり、不人気だけならまだいいが、古くてボロいため買った後すぐ壊れる可能性がある……なんて場合もあるだろう。<br />
<br />
すべての50万円以下系輸入中古車が「買った後すぐ壊れる」ということは断じてないが、少なくとも「傾向というか可能性として、そういうこともある」とは言えるはずだ。50万円で買ったはいいが、その割とすぐ後に35万円ほどの修理代がかかりました……というのも、決して聞かない話ではない。<br />
<br />
そういった事態は避けたい。が、予算は約50万円しかない。しかしながら、やはり自分は輸入車に乗りたい……と思ったとき、人はどのような指針に基づいてカーセンサーnetを検索すべきなのだろうか?<br />
<br />
筆者が思うのは、「とりあえずMT限定で探してみてはどうでしょう?」ということだ。</p>
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<h3>ATという修理代における鬼門を最初から排除する</h3>
<p>50万円の車だろうが500万円の車だろうが、機械である限り、使っているうちにどこかしらが壊れる(部品が寿命を迎える)のは必然である。そして「修理代がけっこう高くつく部分」というのも、車種を問わずおおむね相場は決まっている。<br />
<br />
代表的なのは「AT」と「エアコン」だ。<br />
<br />
車というのはどこが壊れたとしても(部品が寿命を迎えたとしても)、その修理はウザくて面倒なものだが、まぁ多くの部分は「数万円」ぐらいの予算感でなんとか対処することができる。もちろん例外はあるだろうが、おおむねそんなニュアンスだ。<br />
<br />
しかしATとエアコンの修理はケタが違う。車種や症状にもよるので一概には言えないが、どちらも「20万円コースは覚悟しないと……」といった感じだろうか。由々しき事態である。<br />
<br />
だがAT車をそもそも検討対象から除外してしまえば、車という機械が潜在的に抱える「ATの不調」と「エアコンのぶち壊れ」という重大疾病のうち一つについては、ハナから考える必要がなくなるのだ。<br />
<br />
で、そのうえでもう一つの鬼門であるエアコンの状態をビシッと確認し、そしてエンジンや足回り、内外装などのコンディションとそれまでの整備履歴をチェックし、「うむ、これならたぶん大丈夫であろう」と確信できるものを買えば、50万円以下の格安系輸入車であっても――絶対ではないが――購入後にシビアな修理費用がかかってしまうリスクは半減できるはずなのだ。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲写真は車両価格50万円以下でMT車を探すことのできる車の一つ、プジョー 207" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62446/50mt_3.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲写真は車両価格50万円以下でMT車を探すことのできる車の一つ、プジョー 207</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲で、こちらがプジョー 207のMT仕様のコックピット。「シンプルな道具」といった趣だ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62446/50mt_4.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲で、こちらがプジョー 207のMT仕様のコックピット。「シンプルな道具」といった趣だ</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>もちろんMTも故障はするが、その修理費用はATより断然安いはず</h3>
<p>しかしもちろん、この手法にも欠点というか問題はある。一つは、「MTだからといって壊れないわけではない」ということだ。<br />
<br />
もちろん5MTとか6MTも、乗ってるうちにいつかは必ず壊れる(どこかの部品が寿命を迎える)。その人の乗り方にもよるので断言はできないが、走行10万km前後ぐらいでクラッチ板やレリーズシリンダーと呼ばれる部品がダメになるケースが多いだろうか。<br />
<br />
そうなると当然ながら工場に入庫させなければならないわけだが、その際の費用は、ATのオーバーホールに比べるならば断然格安である場合が多い。<br />
<br />
走行距離が比較的少なく、そしてクラッチのミートポイントが妙に高かったりしないMT車を選べば、50万円以下の中古車であってもすぐにトランスミッションが壊れるということはあまりない。で、走行10万km前後となったときにもしもクラッチ関係に問題が生じたなら、いさぎよく、ATオーバーホールよりは断然安い修理代金を支払う……というのが、50万円以下系輸入車の正しいお作法ではないだろうか。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲こちらも50万円以下のMT車がそれなりに流通しているアルファロメオ アルファ147" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62446/50mt_5.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲こちらも50万円以下のMT車がそれなりに流通しているアルファロメオ アルファ147</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲コックピットの雰囲気はいかにもイタリア車らしい「セクシー系」といったニュアンスか" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62446/50mt_6.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲コックピットの雰囲気はいかにもイタリア車らしい「セクシー系」といったニュアンスか</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>クラッチ操作の煩わしさなんて3週間もすれば感じなくなる?</h3>
<p>もう一つの問題は「運転がめんどくさい」ということだろうか。<br />
<br />
筆者個人は物心ついた頃から(?)MT車にばかり乗っているためそうは思わないが、AT車全盛の今を生きる人の多くは、「変速、たりい」とか「……どうやって運転するんだっけ、MTって?」と思っているかもしれない。また「そもそもAT限定免許なんですけど」という人もいるだろう。<br />
<br />
免許の種別についてはどうすることもできないが、それ以外の点については「要は考え方ですよ」と言うことはできる。<br />
<br />
確かに渋滞時などは、いちいちクラッチを切って、半クラにして、また切って……というのはなかなか煩わしいものだ。しかし人間というのは何にでも割とすぐ慣れる生き物なので、3日……はさすがにオーバーだが3週間もMT車を運転すれば、何も感じなくなる場合が多いはず。<br />
<br />
いや何も感じなくなるどころか、「MT車ならではのダイレクトなパワー感」と、「今や古典芸能とも言える(?)MT車の操縦を華麗にこなしている自分、すごい感」を大いに感じ取り、喜びに打ち震えている可能性すらあるだろう。……ま、喜びに打ち震えないまでも、なかなかの満足感は絶対にありますよ。<br />
<br />
幸いにしてというか何というか、欧州車の日本仕様には「MT」が設定されていたモデルもそれなりに多いゆえ、車両価格50万円以下でもまずまず豊富である。ぜひ下記物件リンクのなかから、何かとお眼鏡に叶うステキな格安系MT車を探し当てていただけたなら幸いだ。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲初代ミニのMT車もそこそこ豊富。MTならではのメリハリのある加速をぜひ楽しんじゃってください!" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62446/50mt_7.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲初代ミニのMT車もそこそこ豊富。MTならではのメリハリのある加速をぜひ楽しんじゃってください!</span><!-- nodisplay end --></div>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&SMAX=50000&PMAX=500000&SLST=MT&OPTCD=REP0&SP=Y&fed=contnikkancs_20170528_oc20170528001to" target="_blank">車両価格50万円以下のMT輸入車をチェックしてみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
輸入車×車両価格50万円以下×走行5万km以下×MT×修復歴なし</div>
<div class="author">text/伊達軍曹<br />
photo/フィアット・クライスラー、BMW、プジョー・シトロエン</div>
</div>
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[title] => 100万から100万円ちょいぐらいの予算で狙える最も(?)セレブな輸入車、フィアット 500C!
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<div class="taC w600_img"><!-- TopBlogsPlusImage start --><img alt="▲こちらがフィアット 500C。この写真の背景はたぶんイタリアとかモナコとかの海岸だと思いますが、500Cで乗り付ければ、近所のどうってことない海岸だっていきなりモナコっぽくなるものです(たぶん)" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_1.jpg" width="600" /><!-- TopBlogsPlusImage end --> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲こちらがフィアット 500C。この写真の背景はたぶんイタリアとかモナコとかの海岸だと思いますが、500Cで乗り付ければ、近所のどうってことない海岸だっていきなりモナコっぽくなるものです(たぶん)</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>約100万円からイケるとびきりおしゃれで贅沢な選択肢</h3>
<p>100万円とか100万円ちょいというのは、実生活を送るうえではなかなかの大金ですが、こと車を買う際には、特に輸入車を買う場合には「少なめの予算」と言えるかもしれません。そのため「……100万円ぐらいの予算じゃ、おしゃれだったり贅沢っぽかったりする輸入車なんかどうせ買えないよね、とほほ」と最初からあきらめ、地味な国産ハイブリッドカーか何かを探し始めた人もいらっしゃるでしょう。<br /><br />
ですが、あきらめるのはまだ早いです。ぜんぜん早いです。なぜならば、車両100万円とか100万円ちょいぐらいの予算感でも、とびきりおしゃれで、とびきりの贅沢感を味わえる輸入車だって実は存在しているからです。<br /><br />
その車の名前はフィアット 500Cです。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲小粋で愛くるしいデザインが人気のフィアット 500に追加されたオープンモデル、フィアット 500C" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_2.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲小粋で愛くるしいデザインが人気のフィアット 500に追加されたオープンモデル、フィアット 500C</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲57年に誕生した往年のフィアット 500と同様、ルーフ前端からリアウインドウの位置までソフトトップが開くスライディングルーフ式のオープントップを採用。なかなかノスタルジックな雰囲気です" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_3.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲57年に誕生した往年のフィアット 500と同様、ルーフ前端からリアウインドウの位置までソフトトップが開くスライディングルーフ式のオープントップを採用。なかなかノスタルジックな雰囲気です</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>オープンカーというよりは「セミオープンカー」?</h3>
<p>フィアット 500Cは、08年に登場した3ドアハッチバックのフィアット 500をベースに作られたオープンモデル。オープンというより、もしかしたら「セミオープン」と呼ぶ方が正確かもしれません。ドライバーの上半身が丸出しになる通常のオープンカーと違い、前後のピラー(窓のところの柱)を残したまま、ルーフ前端からリアウインドウ下端までソフトトップが電動で開く方式を採用している車です。<br /><br />
そのため開放感は通常のオープンカーより劣るわけですが、独特の囲まれ感というか「半屋外感」みたいなものが逆に好ましく、また独特のセレブ感みたいなモノも少々発生しています。少なくとも、普通の固定屋根のフィアット 500以上のセレブ感と贅沢感は確実にあるのではないかと思う次第です。<br /><br />
フィアット 500Cは16年1月にビッグマイナーチェンジが行われましたが、100万円ちょいぐらいの予算感で狙えるのは当然そちらではなく(なにせ新車価格238万~280万円ですから)、09~12年式あたりの前期モデルです。そのなかでも多種多様なグレードが存在する車ですが、ざっくり以下3種類に大別して考えることが可能です。<br /><br />
■1.2 8V ポップ:1.2L SOHCエンジン(69ps)搭載のベーシックなグレード<br />
■1.4 16V ラウンジ:1.4L DOHCエンジン(100ps)搭載のやや上級なグレード<br />
■ツインエア ラウンジ:0.9Lの2気筒エンジン(85ps)搭載の痛快かつやや上級なグレード<br /><br />
他にも「1.4 16V ラウンジ SS」とか「バイディーゼル」「ヴィンテージ」等々の限定車がたくさんありますが、基本的には上記3種類をベースとした「色違い」とか「装備違い」です。で、車両価格120万円以下で探せる500Cを見てみますと、そのうち約75%が1.2 8V ポップ系で、残る約25%が1.4 16V ラウンジ系。2気筒のツインエア系は5月下旬現在、120万円以下では1台も流通していません。<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲ソフトトップを完全に閉めるとこのような感じになります" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_4.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲ソフトトップを完全に閉めるとこのような感じになります</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲電動ソフトトップの開き方は2段階に分かれていて、このようにルーフ部分だけ開けることも可能です" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_5.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲電動ソフトトップの開き方は2段階に分かれていて、このようにルーフ部分だけ開けることも可能です</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲で、全開にするとこのような感じ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_6.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲で、全開にするとこのような感じ</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>若干非力なグレードでもオープンゆえにノープロブレム!</h3>
<p>ということで、今回提唱している「100万円ちょいぐらいの予算感でおしゃれかつ贅沢な輸入車を買う!」との狙いに合致するのは、主に「1.2 8V ポップ」ということになります。実際の価格などは当然ながら1台ごとに様々ですが、イメージとしては、<br /><br />
■10年式フィアット 500C 1.2 8V ポップ<br />
100万円(支払総額122万円)<br />
走行4.5万km/検31年1月/右H/AT/D車<br />
問い合わせ・カーセンサーオート(tel.01-2345-5678)<br />
<br />
みたいな物件を思い浮かべていただければ、当たらずといえども遠からずでしょう。<br />
<br />
で、それって実際どうなのか?<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲100万円ちょいぐらいの予算感で狙える中古の500Cは、実際乗ってみるとどんな感じなんでしょうか?" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_7.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲100万円ちょいぐらいの予算感で狙える中古の500Cは、実際乗ってみるとどんな感じなんでしょうか?</span><!-- nodisplay end --></div>
<p>まず中古車としてのコンディションですが、前述のスペック同様、そこに関しても実際は1台ごとに千差万別なので「こう!」と断定はできません。が、仮に上記のような条件であった場合は「まずまず悪くない感じ」であることが予想されます。新車同然……みたいなことは絶対にありませんが、「ほどほどの使用感はあるが、値段から考えると悪くない感じの中古車」である場合が多いはずです(とはいえ実際は、店頭でしっかり吟味検討してくださいね)。<br /><br />
そして車としての「能力」に関して。もちろん電動ソフトトップの作動状態やエアコン、トランスミッション(変速器)、足回り、エンジンなどの状態をまずは確認し、それらが問題ないとわかったうえでの話ですが、最高出力69psの1.2 8V ポップだと多少「かったるい」と感じるかもしれません。<br /><br />
もちろんこのあたりの感じ方は個人差が大きいものですが、飛ばすのが好きな系のドライバーは、ちょっとそう感じてしまう可能性はあります。<br /><br />
でも、結論としてたぶんノープロブレムです。<br /><br />
なぜならば500Cは、固定屋根の500とは違う「オープンカー」だからです。車種を問わずオープンカーに乗ってみればわかりますが、飛ばしてもいいんですが、飛ばさなくたって十分楽しいのがオープンカーというもの。いやむしろ逆に、のんびり優雅に走りたくなる人の方が多いのではないでしょうか?<br /><br />
ということで、ご縁があった中古車が仮に1.2 8V ポップだったとしても、特に問題はありません。そしてグレードを問わずたたずまいはおしゃれかつ優雅なセレブ系で(というかセレブのセカンドカー?)、まったく故障しないわけではないでしょうが、特に故障が多いモデルでもありません。<br /><br />
そんなステキな選択肢が、100万円とか100万円ちょいなわけです。……どうでしょうか!<br /><br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲シートのカラーなどは個体により様々ですが、内装の雰囲気はこのような感じ。フルオープンになる車とはちょっと違う独特の囲まれ感が、「逆にちょうどいい」と感じる人は多いかもしれません" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62437/500C_8.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲シートのカラーなどは個体により様々ですが、内装の雰囲気はこのような感じ。フルオープンになる車とはちょっと違う独特の囲まれ感が、「逆にちょうどいい」と感じる人は多いかもしれません</span><!-- nodisplay end --></div>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=FI_S021&PMAX=1200000&OPTCD=REP0&fed=contnikkancs_20170531_ic20170531002ie" target="_blank">車両価格120万円以下のフィアット 500Cをチェックしてみる</a></li>
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<div class="author">text/編集部<br />
photo/フィアット・クライスラー</div>
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[title] => やたらとオシャレな昭和のいすゞ車。それって平成の今乗るとどうなりますか?
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[description] => 60年代から70年代付近に製造された国産旧車のデザインは、今現在の視点で見てもかなり洒落ているというか、「むしろ最近のよりオシャレなんじゃないですか?」と思うこともしばしばだ。そのなかでも「いすゞの旧車」は、デザインのレベルとして群を抜いているようにも思える。特に63~73年のベレットや68~81年の117クーペはその極北であろう。
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<div class="taC w600_img"><!-- TopBlogsPlusImage start --><img alt="▲もしかして同時期の英国車やイタリア車よりも美しいのでは? とも思える往年のいすゞ製乗用車。ぜひそれを普段づかいしてみたいものだが、メンテナンスや部品供給の問題はどうなっているのだろうか?" data-popupalt-original-title="null" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0035.jpg" title="▲もしかして同時期の英国車やイタリア車よりも美しいのでは? とも思える往年のいすゞ製乗用車。ぜひそれを普段づかいしてみたいものだが、メンテナンスや部品供給の問題はどうなっているのだろうか?" width="600" /><!-- TopBlogsPlusImage end --> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲もしかして同時期の英国車やイタリア車よりも美しいのでは? とも思える往年のいすゞ製乗用車。ぜひそれを普段づかいしてみたいものだが、メンテナンスや部品供給の問題はどうなっているのだろうか?</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>オシャレなのはわかるが、今でもフツーに乗れるのか?</h3>
<p><!-- short sentence start -->60年代から70年代付近に製造された国産旧車のデザインは、今現在の視点で見てもかなり洒落ているというか、「むしろ最近のよりオシャレなんじゃないですか?」と思うこともしばしばだ。そのなかでも「いすゞの旧車」は、デザインのレベルとして群を抜いているようにも思える。特に63~73年のベレットや68~81年の117クーペはその極北であろう。<!-- short sentence end --><br />
<br />
「そんなステキないすゞ旧車を普段の足にしてみたい!」と思うのは、ある種の自動車好きにとっては必然とも言える欲求だ。しかし同時に当然ながら不安もある。「今でも普通に走れるのか?」「ていうか部品供給はまだ大丈夫なの?」と。いかにステキなデザインだったとしても、走れなかったり直せなかったり、あるいはその作業に多大すぎるコストや手間がかかるのであれば、決して金満コレクターではない一般人としては残念ながら敬遠せざるを得ない。<br />
<br />
そのあたりは実際どうなっているのか? いすゞ旧車専門店として名高い東京都羽村市の「ISUZU SPORTS」に聞いてみた。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲いすゞの旧車を中心にラインナップし、車検から各種メンテナンス、レストアなどの様々な要望に応えてくれる「ISUZU SPORTS」。取材当日も往年のいすゞ車愛好家が多数来店し、大いに賑わっていた" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0002.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲いすゞの旧車を中心にラインナップし、車検から各種メンテナンス、レストアなどの様々な要望に応えてくれる「ISUZU SPORTS」。取材当日も往年のいすゞ車愛好家が多数来店し、大いに賑わっていた</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>理想に燃える心とややユルい社風が(?)ステキなデザインを完成させた</h3>
<p>「トラックやバスなどの製造が主流だったいすゞにとって、乗用車部門というのはあくまでも傍流でした。しかし傍流だったからこそ、デザインにこだわることができたのかもしれませんね」<br />
<br />
「なぜ、いすゞ旧車のデザインはあんなにもステキだったのか?」という質問に対する、ISUZU SPORTS営業部・熊木諭巳さんの答えだ。ちなみにこの熊木さんは、青年時代からの圧倒的ないすゞ愛が高まりすぎて、思わずISUZU SPORTSに就職してしまったというディープな趣味人。いすゞ乗用車の素晴らしさについてであれば、おそらく三日三晩はぶっ続けで話してくれるだろう。</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲ISUZU SPORTS営業部の熊木諭巳さん。ご本人いわく「子供の頃からマイナー志向(笑)」で、20年以上前からいすゞ車ひと筋でやってきた" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0044.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲ISUZU SPORTS営業部の熊木諭巳さん。ご本人いわく「子供の頃からマイナー志向(笑)」で、20年以上前からいすゞ車ひと筋でやってきた</span><!-- nodisplay end --></div>
<p><br />
「当時の国産車というのは各メーカーがアメリカ車や欧州車などをお手本に作っていたわけですが、なかでもいすゞはスタートとして英国ルーツ社のヒルマンミンクスをノックダウン生産することで学びました。ベレットも、ヒルマンの経験とオースチンヒーレーなどのスポーツマインドを盛り込んだ、まさに英国車をお手本とした車です」<br />
<br />
――そんななかでもいすゞのデザインが(筆者が思うに)群を抜いていた理由は?<br />
<br />
「個性をもって良しとする少品種精鋭生産ができるメーカーだったから……ではないでしょうか。販売チャネルは他社のように複数持てなかったものの、もともと格式があり、老舗メーカーとして誇り高いいすゞが目指したのは、トヨタや日産とは違った良さだったのだと思います。<br />
<br />
よくある話で、デザイン画やショーモデル段階では理想的でステキなデザインだったとしても、いざ生産検討の段階で、製造効率などの都合からピラーやモールなどをマスプロ車と共用にして、最初のデザインから離れた別の車になってしまうこともありますよね? その点、いすゞは現場の熱意を押し通せるだけの上層部の理解というか、良い意味でのユルさがあったのかもしれません」<br />
<br />
――なるほど。<br />
<br />
「だから、他社では却下されてしまうような理想的デザインや世界基準の技術を、生産車両にも忠実に盛り込むことができた。もちろん各社が『高性能車を先んじて出せ!』というシンプルな理想に燃えた時代だったからこそ、自社独自のセンスや技術もふんだんに投入されてたわけですが。<br />
<br />
数年おきに新型を生み出し続ける体力も予算もない代わりに、意欲的で情熱を帯びた少品種を大切に育て続けたいすゞだからこそ、2017年の今でも多くの人に愛され続けるハイクオリティなビジュアルが、生産車でありながら生まれたのだと思います」
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲何ともセクシー、3台並んだいすゞ117クーペのヒップライン。ピニンファリーナも真っ青といった感じか" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0040.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲何ともセクシーな、3台並んだいすゞ117クーペのヒップライン。ピニンファリーナも真っ青といった感じか</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲こちらはベレットのGTおよびGTR。造形センスもオーラも、同時代の英国車にまったく負けていない" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0037.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲こちらはベレットのGTおよびGTR。造形センスもオーラも、同時代の英国車にまったく負けていない</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>今乗りたい昭和系いすゞ旧車一覧!</h3>
<p>――うむう、なるほど……。メンテナンスや部品供給の問題については後ほどお尋ねしますが、まずは筆者のような門外漢、つまり「いすゞの旧車ってカッコいいと思うけど、詳しいことを知ってるわけではない」という人間に対し、基本的なことを教えてください。今買えるいすゞ旧車にはどんな車種があって、それらはどんなキャラクターを持っているのでしょうか?<br />
<br />
「スポーティな車に乗りたいのであれば、やはり60年代から70年代にかけてのベレットGT、通称ベレGでしょう。日本車としては初めてGT(グランツーリスモ)を名乗った車で、その小気味良く正確なハンドリングは今なお非常に魅力的です。<br />
<br />
1.6LのOHVエンジンを搭載する前期型は、内装の細かな部分まですべて『英国車そのもの』といった作りで、目でも大いに楽しめる車です。ただし残念ながら流通量は希少です。1.8L SOHCとなった後期型は、内装デザインなどが若干変わったため英国車風味は少々薄れましたが、比較的探しやすく、買いやすい選択ではあると思います。最上位モデルであるGTR(GT typeR)も非常に高い人気を誇っていますね」</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲71年式いすゞ ベレット1600GTR、398万円。エンジン&クラッチオーバーホール、および内外装とエンジンルームも美しくレストア済み" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0008.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲71年式いすゞ ベレット1600GTR、398万円。エンジン&クラッチオーバーホール、および内外装とエンジンルームも美しくレストア済み</span><!-- nodisplay end --></div>
<p><br />
――筆者が子供だった頃、大人たちが憧れまくっていた117クーペは?<br />
<br />
「117クーペは『快適に乗れるラグジュアリーカー』といったポジショニングですね。和製フィアット/フェラーリといっても良いかもしれません。トヨタ 2000GTを除けば初めての、マスプロ物とは次元が違う、欧州スーパーカー並みの色香とクオリティを持つ国産車だったのです。有名な逸話ですが、カタログ撮影のためイタリアに117クーペを持ち込んだら、現地の人から『売ってくれ!』とせがまれたそうです(笑)。俗に『ハンドメイド』と呼ばれる初期モデルはかなり希少ですが、中期以降のモデルであれば、内容によっては比較的探しやすい状況です」</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲78年式いすゞ 117クーペ、178.9万円。走行6.7万kmの屋内保管車で、前オーナーは若き女性とのこと。以来屋内で保管され、ISUZU SPORTSが面倒を見続けたツーオーナー車両だ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0024.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲78年式いすゞ 117クーペ、178.9万円。走行6.7万kmの屋内保管車で、前オーナーは若き女性とのこと。以来屋内で保管され、ISUZU SPORTSが面倒を見続けたツーオーナー車両だ</span><!-- nodisplay end --></div>
<p>――70年代半ばから登場したジェミニはどんな車なんでしょう?<br />
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「ジェミニは、117クーペではなくベレットの方の系譜に連なる車、つまりファミリーセダンベースのコンパクトスポーツと呼んでいいでしょう。ただしベレットは英国車を規範としたのに対し、ジェミニはいすゞが提携していたGMのオペル カデットをベースに開発された車ですから、非常にドイツ車的です。ドイツ風のカチッとした感じを好む人にハマる車でしょう。<br />
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79年に追加されたホットモデル『ZZ』も、運転そのものを楽しめる1台ですよ。またこの次の世代にあたるJT型FFジェミニも基本路線は大きく変わらず、端正なセダン基調の優れたパッケージを持つ名車ですね。ZZ譲りのスポーツ路線、イルムシャーやロータスといったホットモデルも元気があって良い車です」<br />
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――で、その後に登場したのが面白いフォルムの……<br />
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「ピアッツァですね。81年から93年まで販売されたクーペです。ジェミニベースの近未来コンセプトカーですが、例の不可能を可能にする努力でもって、117クーペの後継モデルとして世に送り出されたものです。結果としてですが、スポーツ性よりはラグジュアリーGTとしての資質に優れた車ですね。万人受けはしませんでしたが、量産車としては、当時のジウジアーロ流近未来デザインの究極形といっても過言ではないかな? 内外装のすべてにわたるこだわりは、いすゞならではの徹底レベルです」</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲こちらは84年式いすゞ ジェミニ 1800 ZZR、88.9万円。前期の丸目グリルにコンバートされた希少物件" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0033.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲こちらは84年式いすゞ ジェミニ 1800 ZZR、88.9万円。前期の丸目グリルにコンバートされた希少物件</span><!-- nodisplay end --></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="希少なMTの89年式いすゞ ピアッツァ。残念ながらすでに売約済みとのことだが、かなり手が加えられた車両だ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0030.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲希少なMTの89年式いすゞ ピアッツァ。残念ながらすでに売約済みとのことだが、かなり手が加えられた車両だ</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>部品供給は大きな問題はなし。整備はその工場次第?</h3>
<p>――各モデルのざっくりとしたキャラクターはわかりました。で、ここからがある意味本題なんですが、そういったステキないすゞ旧車って、今の時代でもフツーに乗れるものなんでしょうか? つまりメンテナンスがやたらと大変だったり、部品供給がそろそろヤバかったりはしないのですか?<br />
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「まず純正部品の供給ですが、これが意外なほど大丈夫なんです。もちろん製造中止となった部品もありますので、何でも揃うわけではありません。しかしブレーキ関係もなんとかなっていますよ。製造中止になってしまった部品に関しては、様々な手段を駆使して何とかしています。企業秘密もありますのでここですべてお話しするわけにはいきませんが(笑)、結論として『当社で購入されたお客様はどうぞご安心ください』といったところでしょうか。<br />
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そしてメンテナンスについてですが、『個体選び』を間違えず、『それを扱う販売店や工場の姿勢やメンテナンス能力』次第で、フツーに乗ることも十分可能かと思います。<br />
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私特有のたとえになるかもしれませんが、中古車、特に20年落ち以上の車両というのは、人間の身体と同じような感覚で考えるとわかりやすいかなと思います。そして車のメンテナンス職人たちは、人間の医療で言うお医者さんに相当します。<br />
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人が年老いてくると身体の節々が痛んだり、たまの運動で怪我をしたり、病気にかかったりするように、車も車齢ゆえの問題(経年劣化)は当然発生します。さらに人間の場合、老化に輪をかけて不摂生をしたり、いわゆるヤブ医者にかかってしまうと、長生きは難しいでしょう。それと同様に車も、不摂生(日々のメンテナンス不足)やヤブ医者治療(誤った整備、基本を忘れた修理、車を傷める改造など)が行われてしまうと、本来は長持ちするものも長持ちできなくなります。<br />
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しかし逆に、適切なケアやトレーニングを欠かさないことで、若い人に負けずガンガン元気に動けている御仁もたくさんいらっしゃいます。車も同じです。適切なタイミングで適切なメンテナンスを施してあげれば、いつまでも元気で動いてくれる相棒になるものなんです」</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲適度に手入れされたOHVエンジンにソレックスキャブレターが奢られている。10数年前にレストア整備された後は、軽度のメンテナンスで問題なく使えているという。最初が肝心ということだ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0013.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲適度に手入れされたOHVエンジンにソレックスキャブレターが奢られている。10数年前にレストア整備された後は、軽度のメンテナンスで問題なく使えているという。最初が肝心ということだ</span><!-- nodisplay end --></div>
<h3>徹底的に直せば数年間は普通に足として使えるはず</h3>
<p>――具体的には、ISUZU SPORTSで完全整備済みのいすゞ旧車を買ったら、その後のメンテナンス状況はどんな具合になりますか?<br />
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「車というのは1台ごとにコンディションも使われ方も異なりますので『絶対にこう!』とは言えませんが、良くあるケースとして、申し上げますね。<br />
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当社でも、販売時に万全と思われる点検整備を施して納車させていただいた後だとしても、いくばくかのトラブルが発生することは正直ございます。テキトーな整備ならば当たり前かもしれませんが、フルレストアされた場合でも、起こりうるのです。<br />
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お渡しする際に問題なくても、しばらくしてから表面化することも場合によってはあります。その期間は納車から数ヵ月、半年以内に発生するケースが多いのですが、ほとんどはマイナートラブルとして多発はしないものです。適切な対処を施せば、私の言い方ですが『安定期』に移行します」<br />
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――安定期?<br />
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「はい。安定期になると隠れた問題が出尽くした状態となり、ビックリするような問題は起こらなくなります。もちろん、使い続ければエンジンやミッションの摩耗、ボディの劣化などは徐々に進行することになりますが、適切な維持を心がければ、急に問題が起こるということは希になりますね。良い状態をキープしながら楽しむという、楽しい時間が訪れるわけです。<br />
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2年ごとの車検時に各必要なメンテナンスを行うとして、日常はエンジンオイルの交換など、普通の車と同じような対応で済ませられることも多いのです。エンジンオイルはキャブ車なら3000kmごと、インジェクション車は4000~5000kmごとの交換を推奨しています。オイルも当時の技術規格に合わせた、適切なものを使ってください。高ければ良いというわけではありません。<br />
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その他、乗り味や加速、メーターの動きなどの『いつもの正常な状態』を体に覚えさせることが重要です。『いつもと違う』と異変を感じることができれば、適切なタイミングで修理や故障予防ができるのです。慣れてくれば“年単位”でごく普通に足としてお使いいただくことも不可能ではありません。ただし、足として使えば各部の消耗は速くなるので、よりマメにお手入れしてほしいですね。<br />
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いずれにせよ車と上手にお付き合いしていただければ、車検2回分程度の年月は余裕で、楽しく、過ごせるはずです。もちろん、あくまでも“お客様が愛している車で、なおかつ弊社で販売とメンテナンスをさせていただいた車両の場合”ですが」</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="▲写真は前期型ベレットGTのステアリングホイール。何とも美しいたたずまい……" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_62445/kakou0017.jpg" width="600" /> <!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲写真は前期型ベレットGTのステアリングホイール。何とも美しいたたずまい……</span><!-- nodisplay end --></div>
<p>……以上、熊木さんにいすゞ車についてお話を伺ってきた。ISUZU SPORTSの販売車両は、価格相応にメンテナンスを施してある車両が多いため、決していわゆる“激安”ではない。また購入後のメンテナンスも、現代の「ボンネットを開けるのは車検のときだけ」みたいな車と比べるなら、はるかに面倒くさい部分はある。それでも、誠実な職人のメンテナンスが行き届いた車を手に入れられるのであれば、結果として安い買い物なのではないかとも思う。<br />
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もちろん興味のない方にとっては興味ゼロな世界だろうが、「旧車を普段づかいする」という行為に多少なりとも興味をお持ちのそこのあなたは、果たしてどう思っただろうか?</p>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/shop/tokyo/306077001/?fed=contnikkancs_20170525_yc20170525001ym" target="_blank">ISUZU SPORTSのお店情報を見る</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/bIS/s024/index.html?fed=contnikkancs_20170525_yc20170525001ym" target="_blank">いすゞ ベレットの中古車を探す</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/bIS/s022/index.html?fed=contnikkancs_20170525_yc20170525001ym" target="_blank">いすゞ 117クーペの中古車を探す</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=IS_S004&fed=contnikkancs_20170525_yc20170525001ym" target="_blank">いすゞ ジェミニの中古車を探す</a></li>
<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=IS_S009&fed=contnikkancs_20170525_yc20170525001ym" target="_blank">いすゞ ピアッツァの中古車を探す</a></li>
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<div class="author">text/伊達軍曹<br />
photo/篠原晃一</div>
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