▲都内に外車は多けれど、真紅のカイエンから漂う王者の風格は圧巻。普通の高級車とは一線を画す、憧れのポルシェをマイカーにしてみませんか? ▲都内に外車は多けれど、真紅のカイエンから漂う王者の風格は圧巻。普通の高級車とは一線を画す、憧れのポルシェをマイカーにしてみませんか?

乗って良し、眺めて良しの優秀な高級車

「乗っているだけで歩道を行き交う人や、すれ違う車の運転席から注目されているのを実感します。先日は、中国人観光客に写真撮影をされました(笑)」

そう語るのは、洗練された着こなしが長身に映える大手マスコミ勤務のモテメンAさん(34)。そんなAさんが現在「まさに相棒」と語るほどほれ込んでいる愛車が、泣く子も黙る憧れの高級車、ポルシェ カイエンGTS(初代)だ。

以前はゴルフGTIなどに乗っていたAさんだが、これまでの車とカイエンは「全然乗り心地が違う」と目を輝かせる。「いろいろな車を試乗しましたが、圧巻の速さ。さらにハンドリングが素晴らしい。乗れば乗るほど心地よさが増します。耐久性にも優れていて、ランニングコストも比較的安い」。機械として抜群に優れているのは、ポルシェブランドたるゆえんだ。

カイエンといえば、その高い機能性だけではなく、ビジュアルも大きな魅力だ。スタイリッシュでありながら骨太でしなやかなフォルムは男性らしく、ゆったりとした上質な車内は包容力を感じさせる。女性が、彼・夫にいつかは乗ってほしい夢の車として人気が出るのもうなずける。

一歩間違えるとヤンキーフレーバー漂う大きな車だが、知性とスポーティの絶妙なバランスはカイエンマジックの真骨頂。まるで、スポーツもできて頭もいいクラスの人気者の男子のよう……。そんな彼が見せるやんちゃな姿や真剣なまなざしに、ドキドキする乙女心。暴力的なスピードと紳士的なスマートさを兼ね備えたカイエンのギャップは、女心をくすぐる。

どんなカラーもキマってしまうカイエンだが、Aさんの愛車は、なんと深紅。なかなかお目にかかれない珍しいカラーだ。ホイールも個性的なブラックで、深い赤が映える。ハンドルにさりげなくあしらわれたカーボンもニクい。

高性能なうえに、造形美も併せ持つカイエンは女性人気も絶大だが、男性にとってもまた、超絶美人なうえに性格が良くて料理もうまい完璧女子なのだ。

▲見よ! ハンドル、シフトノブ、ドアアームレスとなど至るところがカーボン! 神は細部に宿ります ▲見よ! ハンドル、シフトノブ、ドアアームレスなど至るところがカーボン! 神は細部に宿ります

買うのも高いが、売価も高い!

そんな完璧女子にはお金がかかるのが唯一頭の痛いところ……。カイエンも新車のお値段はさすがのかっこよさ。自分には所詮高嶺の花……、そんなふうに諦めている人も多いのでは? しかし、中古車であれば意外や意外、GTSでも300万円台前半で手に入れることも可能なのだ! これは驚きの事実。

「予算をオーバーしての購入でしたが、リセール価格が比較していた他の車よりも高くなりそうだったので、計算する当初予算より抑えられる可能性が高いことに気づきました。車に乗るたびに気分が上がりますし、周囲のまなざしも違う。支払う金額以上の満足感を得られ、非常にいい投資だったと思います」

完璧女子がやりくり上手ときたら、こんな好条件の嫁候補を逃す手はない。

最後に、「カイエンに乗っていて、モテますか?」と質問したところ、「モテを意識して車を買ったことはありません」と爽やかにかわされたが、その優雅なまでの余裕は、モテとリア充を雄弁に語っていた。カイエン効果ここにあり!

text&photo/五十嵐琴音