ミニマル時代の国民車ダイハツ D-baseはクラシックミニの後継車？【東京モーターショー2015】

カテゴリー: クルマ

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2015/10/28

「きっと、あなたのココロが走り出す。」“Your heart will race．”そんなテーマをもつ東京モーターショー2015の見どころとして各メーカーのコンセプトカーたちは外せない。コンセプトカーは今すぐには手に入らないけれど、今買える車たちだって、その時代時代の人々が考えた素敵な未来を具現化するために生まれてきたのだ。今回は最新のコンセプトカーがもつテーマに通ずる「今、手に入る車たち」をセレクトした。

▲内燃機関の可能性を追い求めつつ、エコでスマートな外観が与えられた「ダイハツ D-base」。大径細身のエコタイヤを装着

内燃機関の技術だって、まだ枯れてない！

「D-base（ディーベース）」はダイハツが提案する「ニュー・ベーシック・スモール」をテーマとしたコンセプトモデル。内燃機関の効率を向上させたe:Sテクノロジーをさらに進化させた次世代環境技術、エコ＆スマートなデザインが特徴です。コンセプトモデルでありながら電気でも燃料電池でもハイブリッドでもなく、あえて内燃機関を突き詰めているところに、かえって新しさを感じます。

豪華な装備とか、斬新な技術は必要ないんだ、と。そのままの俺を味わってくれ、と。具は入っていないけど超絶うまい！　素うどんのような魅力を持っていそうな「D-base」。ミライースの未来形と目されるモデルですが、ミニマリズム、実用性至上主義の元祖といえば、クラシック・ミニをおいて他にありません。

コンパクトカーの原点に立ち返るモデル

既存のパワーユニットを用いながら、FFレイアウトの斬新なパッケージでコンパクト市場を開拓したのがクラシック・ミニ。車としてのベーシックな性能をしっかり確保することだけに専念し、結果として個性的な存在になったコンパクトカーのお手本と言えましょう。洗練されたスタイルになることを目指した「D-base」の思想は、クラシック・ミニに通じるところがありそうです。